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今週はチャンピオンズカップですね。
いままでとは一転して、芝からダートの頂上決戦となります。
新進気鋭の若駒が制覇するのか、それとも古馬たちが若手相手に貫録を見せつけるのか見どころですね。
地方や中央、様々な臨戦過程がありますが、それもダートの見どころですね。
それではデータを見ていきましょう。

目次

中京競馬場ダート1800ｍ特徴

チャンピオンズカップ　データ

中京競馬場ダート1800ｍ特徴

中京ダート1800ｍはホームストレッチの真ん中ほどからスタートし、ぐるりと一周するコースとなっています。
スタート地点は上り坂の途中からとなっています。
1角～2角はほぼ平坦で、向こう正面に入り緩く登っており、残り1000ｍほどから緩やかな下り坂に入っていきます。
3～4角はスパイラルカーブで下り坂、最後の直線には高低差1.8ｍの急坂があります。
直線距離は410ｍほどです。

向こう正面にある緩やかな上り坂で、ペースが落ち着きやすく、一息入るため前を行く馬がばてにくいという特徴があります。
高低差が大きく、パワーやスタミナを要求されるコースでしょう。

チャンピオンズカップ　データ

上位人気馬の成績から見ていきましょう。

1人気（2.3.1.4）
2人気（2.0.0.8）
3人気（2.3.3.2）

複勝率は1人気が6割、2人気が2割、3人気が8割となっています。
過去10年の勝ち馬のうち6頭を上位人気馬で排出しており、上位人気馬の成績としてはまずまずという印象です。
その他の年は4.6.8.12人気馬がそれぞれ勝利を挙げています。
圏内30頭のうち、16頭を上位人気馬で占め、過去10年の圏内30頭のうちの半分以上を上位人気馬で占めており、上位人気馬の成績としてはこちらもまずまずといった印象。
過去10年の着内30頭中1～3人気の上位人気馬が16頭、4～9人気の中位程度の人気の馬が10頭、二桁人気馬が4頭となっています。
上位人気馬がそろって圏外にとんだ年というのは過去10年ではなく、データ的な観点から見ると、1‐3人気馬のうちどれかは来るということになりそうですね。
二桁人気馬の大駆けもそこそこにみられ、二桁人気馬だからといって安易に切ることのできないレースですね。

配当面を見ると、過去10年では3連単の配当が10万を超えた年は3回とそこそこの荒れ具合。
また馬連の配当も4000円を超えてきており、連対での荒れも期待できますね。
100万円を超えてくるような荒れ具合のレースは過去10年では見られず、中位程度に荒れてくれるレースとみてよいでしょう。
ここまで秋のG1の名物といえる外国人ジョッキーでしたが、チャンピオンズカップにおいてはあまり顔を出してきません。
特に直近3年は日本人ジョッキーの名前が並んでおり、ルメール、デムーロ両騎手も着内に名前はありませんでした。

①8枠が鬼門

中京競馬場はコース形態から見て、コーナー半径が急なため外を回った馬が膨れてしまうということが生起します。
そのため、コーナーでのロスが大きく、外枠の不利が顕著に出ることになってきます。
下位クラスではさほど気にならないところではありますが、重賞やG1クラスになってくると無視できない数字が残っています。

7枠(0.3.1.14)
8枠(0.0.0.17)

7枠では連対までは見られるものの、勝利がなく、8枠に至っては着内すらありませんでした。
20年には単勝1倍台であったクリソベリルが4着に敗れており、外枠不利が顕著に出ています。

②西高東低

近年は外厩施設の充実で芝に関しては西高東低がかなり是正されてきていますが、ダート馬に関して言えばまだまだ関西馬が強く、西高東低の気質がかなり残っています。

関東馬(2.1.2.20)
関西馬(8.9.8.89)

と割合の上ではさほど大きく変わらないのですが、着内の数の8割強が関西馬となっています。
割合で見るか、数字で見るかで大きく変わってくるところですが、輸送などを考えると関西馬を軸に据えたほうが無難かなと思います。

③ダート競争で上り3F1位を記録したうえで勝利した実績

過去10年のすべての勝ち馬に該当するデータです。
タイトルの通り、上りのタイムも重要視されてくるデータとなっています。
単純な追い比べだけでなく、しっかりとした決め手があるということも重要でしょう。

以上がチャンピオンズカップの過去10年のデータとなっています。
砂の頂上決戦の季節がめぐってきましたね。
地方競馬場で熱い戦いを繰り広げていた馬たちがまた中央に集まってきてくれます。
芝の下位互換みたいな風潮ができていますが、こちらはこちらで1番を決める戦いです。
熱い戦いを期待していきましょう。

後日計測した個別ラップを掲載予定です。