ミニクルで行く車中泊の旅

2023年10月20日(金)

”かずタビ”のご訪問ありがとうございます。

「日本一周車中泊の旅2回目」の本州編は、往路が日光から太平洋側の山間ルート、帰路が青森から日本海側の山間ルートで計画しました。

今回は、「歴史公園・えさし藤原の郷」から「道の駅石鳥谷」を旅しました。

【立ち寄りスポット】
1.歴史公園「えさし藤原の郷」
2.道の駅「石鳥谷」で車中泊

【移動ルート】


1.歴史公園「えさし藤原の郷」

奥州藤原氏が栄華を極めた平安時代の建築物を再現した歴史テーマパーク。厳密な時代考証に基づいて造られた初代清衡公の居館「清衡館」や日本で唯一寝殿造様式の「伽羅御所」など敷地内には約120棟の建物が立ち並び、テレビドラマや映画の撮影にも使用されています。

えさし藤原の郷に到着したのが閉館1時間前で、駆け足で散策しました。
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入館料は大人1,000円、営業時間は9:00~17時、定休日は元旦のみ。
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紅葉した館内。
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館内の案内板。
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<じっくり体験コース120分>
①政庁(北側)
・寄り道スポット「天空館」
②政庁(南側)
・寄り道スポット「トリックアート」
③経清館
・寄り道スポット「義経持仏堂」
④清衝館
⑤城柵ゾーン
・寄り道スポット「中村の郷」
・寄り道スポット「安宅関」
⑥金色堂
・寄り道スポット「アラハバキ」
⑦伽羅御所
⑧町並み
⑨ロケ資料館

※赤字はお急ぎコース50分

館内拡大図。
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①政庁(北側)
正殿を中心に左右対称の建物を配置して、政治や重要な儀式が行われていました。

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左右対称の建物を配置。
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②政庁(南側)
奥州藤原氏の三人のデーターが書かれていました。
初代:藤原清衡は金色堂を建立。
二代:藤原基衡は毛越寺を建立。
三代:藤原泰衡は無量光院を建立。

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<萌黄匂縅鎧>
萌黄とは黄と青の中間色、つまり薄緑色のことを指していいます。また縅とは鎧の材料を糸でつづりとじてあることをいいます。よって萌黄色の糸でとじてある鎧ということになります。

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<黄櫨匂威大鎧>
櫨匂とは、ハゼノキが黄色から赤色へと紅葉する色合いを匂で表していることを示しています。
残存する威糸の色からは、黄色と橙色、赤色へと紅葉する色による変化を主として、所々に色を散らした様子がわかります。
いずれの威糸も鮮やかな色を今でも留めており、この鎧が、戦いで用いる武具でありながら、とても豪壮華麗であったことが想像されます。


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<卯の花威大鎧>
江戸時代中期以降に流行した復古調の大鎧。復古調とは、平安から室町時代の大鎧・胴丸・腹巻などを模範とし、その形式を取り入れた甲冑の総称で、源義経着用と伝える大鎧を参考にしたと考えられています。

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弓矢。
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撮影用の無料武具。
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<義経と静御前>
奥州市は源平合戦の時代、奥州藤原氏のお膝元であり、源義経が青春時代を過ごし最期を迎えた場所でもあります。

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えさし藤原の郷には大河ドラマ「炎立つ」で使用された経清館(第一期・豊田館)のセットと清衡館(第二期・豊田館)のセットが残されています。

③経清館
東北の小規模な武士の館で、主屋の茅葺の切妻屋根が特徴です。

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大河ドラマ「炎立つ」のセット。
写真91-1

<寄り道スポット「義経持仏堂」>
平泉町の高館にあるお堂を模した「義経持仏堂」のセットで、高欄の付いた廻り縁にナギナタをもった弁慶像が立ち、中に義経の座像があります。
源義経は、「持仏堂」で、最期を迎えたそうで、たくさんの弓矢を撃たれた弁慶が仁王立ちを続けていた「弁慶の立ち往生」と言われる場面もこの「持仏堂」です。

「義経持仏堂」のセット。

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義経の座像。
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④清衝館
寝殿造の初期の様式で4つの建物が廊下でつながれています。屋根は薄い板を何枚もずらして重ねてふいた「とち葺」です。

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⑤城柵ゾーン
大和朝廷時代に設置された城柵で、櫓の上の小屋には弓矢などを常備していました。

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⑥金色堂
創建当時を想定して覆堂のないかたちで再現した三間四方の建物。

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⑦伽羅御所
南向きの主屋の寝殿を中心に東・西・北の部屋が廊下でつながれ、釣殿と呼ばれる離れの建物がつくられています。屋根は檜の皮を重ねた「檜皮葺」をイメージした、優美な反りが特徴です。

写真95-1

写真95-2

写真95-3

⑧町並み
平安時代の商店や民家で、現在は売店になっています。

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⑨ロケ資料館
園内でのロケの様子や裏話、最新のロケ情報などを紹介しています。

ロケ資料館の建物。
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ロケ資料館の入口。
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大河ドラマの歴史コーナー。
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大河ドラマ「風林火山」。
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大河ドラマ「麒麟がくる」。
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右から大河ドラマ「竜馬伝」・「平清盛」・「軍師官兵衛」。
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大河ドラマ「おんな城主直虎」。
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大河ドラマ出演者のサイン。
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大河ドラマ「光る君へ」の撮影現場
大河ドラマ「光る君へ」の主役のまひろ(紫式部、吉高由里子)たちが伝統の「五節の舞」を披露するシーンが撮影されました。周りの建物が往時の宮中の雅な雰囲気を伝えています。

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伝統の「五節の舞」。
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主役のまひろ。

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<郷土芸能「鹿踊」の定期公演>


江刺に古くから伝わる郷土芸能「鹿踊」を定期公演しています。
その昔、猟師である夫の放った銃弾から鹿を救うために自らが犠牲になった妻の墓の周りを8頭の鹿が、柳の枝をくわえて回っている姿を見て感動した猟師が、供養のために踊ったと伝えらえています。

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<紅葉のライトアップ>

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<えさし藤原の郷の四季>

梅の花。
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桜の花。
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藤の花。
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紫陽花。
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紅葉。
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雪化粧。
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2.道の駅「石鳥谷」で車中泊

国道4号線沿いにある「道の駅 石鳥谷」は、岩手第1号の道の駅です。今年で30周年を迎えました。
2023年の7月のリニューアルにより、駐車場が以前の約1.7倍の広さになり、24時間使えるトイレ休憩所も新しく広くなりました。
石鳥谷は「南部杜氏の里」として知られる場所で、道の駅内の各施設でも日本酒にまつわる商品の販売や、メニューの提供をおこなっています。

Googleマップ。
写真6

<道の駅「石鳥谷」>

岩手県花巻市石鳥谷町中寺林7-17-3
0198-45-6868 9:00~17:30
普通車155台、大型車35台
近くにローソン有り
トイレはウォシュレット付でとても綺麗 
トラックのエンジン音がうるさかったです
車中泊車20台

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トラックを避けて酒匠館前で車中泊。
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酒匠館の酒コーナー。
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酒匠館の土産コーナー。
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平泉の土産品。
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<お食事処「りんどう亭」>
おすすめは、酒粕を使った「酒匠ラーメン」。辛い味噌味のスープに酒粕特有のコクが加わり、旨味に深みがある美味しさです。具も豪華でエビやカニ、とろけるチャーシューなどボリューム満点だそうです。

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酒粕を使った「酒匠ラーメン」1,050円。
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以上で、「歴史公園・えさし藤原の郷」から「道の駅石鳥谷」の旅を終了します。


”かずタビ”を最後まで読んでいただき、ありがとうございました  


ブログは月曜と木曜の朝に更新していますので、次回も読んで下さいね 


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