２．2022年11月から8県全部を旅するのは、時期的に山間部の道路凍結が想定されるので、冬用タイヤに履き替えてまで、慣れない雪道を旅をするのは危険なので、今回は5県に絞って旅することにしました。5県の内訳は、近畿・中部地方の奈良県・滋賀県・岐阜県・長野県・山梨県です。

３．実施日は、道路凍結しないと想定したギリギリの、2022年11月5日～11月20日の16日間で、走行距離は4,100kmで計画。また北アルプスと富士山の冠雪も見たいので、コースに組み込みました。
４．関東地方の3県(埼玉・群馬・栃木)は、次回挑戦する「日本縦断の旅」で制覇する計画です。

２．比叡山峰道レストラン

琵琶湖を眼下に眺めながら食事や休憩ができます。延暦寺東塔より車で約5分、延暦寺西塔と横川の間にあり、参拝に便利です。

当日の琵琶湖は、雨上がりの曇り空で、眺めは良くありませんでした。


晴れた日は、琵琶湖の絶景を眺めることができます。


３．比叡山延暦寺「西塔(さいとう)」

西塔は本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域です。東塔から北へ１kmほどのところにあり、第二世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。本堂は釈迦堂（転法輪堂）です。他に修行のお堂であるにない堂や伝教大師最澄上人の御廟所である浄土院などがあります。

比叡山概略図。


西塔散策マップ。


西塔入口。


 椿堂特別御開扉・聖徳太子ゆかりのご本尊「千手観世音菩薩像」が初公開されていました。


参道を進みます。


「椿堂」へ移動します。



＜椿堂＞
聖徳太子が比叡山に登られた時に使った椿の杖が地に挿されたまま残され、やがて芽を出し大きく育ったという伝説に由来する椿堂。太子の千四百年御遠忌を期に、初めて堂内とご本尊・千手観世音菩薩像が特別公開されていました。



「椿堂」。


これから先は、撮影禁止でした。


アップで撮影しましたが、これが限界。


菩薩像の写真をWebサイトから掲載。



本尊の胎内仏(たいないぶつ)の菩薩半跏像は、延暦寺国宝殿で限定公開。


「にない堂」へ移動します。




＜にない堂＞
同じ形をしたお堂が廊下によって繋がっています。正面向かって左が、四種三昧のうち、常行三昧を修す阿弥陀如来を本尊とする「常行堂」、右が法華三昧を修す普賢菩薩を本尊とする「法華堂」です。
弁慶が両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったとの言い伝えから、「にない堂」とも呼ばれていまが、内部は非公開です。

左側「常行堂」。


「常行堂」と「法華堂」をつなぐ廊下。


弁慶のにない堂。


弁慶が担いだ渡り廊下。


右側「法華堂」。


＜円戒国師寿塔＞
寿塔は、円戒国師が生前建立した自らの墓碑です。





釈迦堂へ移動します。


釈迦堂に到着。


＜釈迦堂＞
西塔の本堂にあたるのが、この転法輪堂です。一般にはご本尊の釈迦如来にちなみ、釈迦堂の名で知られています。現在の釈迦堂は、延暦寺に現存する建築中最古のもので、もとは三井寺の園城寺の金堂でしたが、秀吉が文禄四年(1595年)に西塔に移築しました。






参道の地蔵さま。


延暦寺は、親鸞聖人が20年間修業をした場所。


浄土院参拝者入口。


＜浄土院＞
伝教大師の御廟がある浄土院は、弘仁13年（822年）6月4日、56歳で入寂された大師の遺骸を、慈覚大師が仁寿４年（854年）7月ここに移して安置した場所です。東塔地域と西塔地域の境目に位置し、所属は東塔地域になります。現在は十二年籠山の僧が毎日、生身の大師に仕えるごとくに奉仕しています。









比叡山延暦寺西塔の旅が終了しました。