岡山・後楽園で観蓮節 2千人が早朝から開花観賞
岡山市の後楽園で7日、夏の風物詩「観蓮節(かんれんせつ)」があった。午前4時の開園から約2千人が訪れ、鮮やかなハスが花開く様子を楽しんだ。
園中央の井田(せいでん)では、群生する古代ハス「大賀ハス」のつぼみが徐々に膨らみ、かれんなピンクの花が開花。園西部の花葉(かよう)の池でも、「一天四海(いってんしかい)」が直径約30センチの白い大輪を咲かせた。入園者は琴や尺八の調べを聞きながら、しっとりとした風情を堪能していた。
この日は暑さが本格化するとされる二十四節気の「小暑」で、岡山市の最低気温は24・6度と蒸し暑い朝となった。(中略)
観蓮節は岡山市出身の植物学者・故大賀一郎博士が弥生時代の地層から種子を発見、開花させた大賀ハスの寄贈を機に1956年から毎年開催。同園によると、見頃は今月中旬まで。
蓮の花は早朝に咲き、開花の時「ポン」と音を立てると、巷間に言い伝えられます。
子規の句に
蓮開く音聞く人か朝まだき
朝風にぱくりぱくりと蓮開く
等があり、この音を聞くと悟りが開けるとも言われます。
この開花音、真否を巡っては古くから論議のあるところですが、「ハス博士」として知られる大賀一郎氏は、大賀ハスの開花時の振動を500倍に増幅して測定したところ、花弁の擦れ合うごくわずかな振動を確認したのみで、「ハスの開花音として認識された音は、鯉の口がパクパクする音や魚やカエルの跳ねる音ではないか」と述べておられる由。
後楽園観蓮節で、開花音を聞いた方があるかないか、確かではありませんが、カメラの砲列に囲まれて、ハスも恥ずかしくて頬を染めているのではありますまいか?恥ずかしがり屋の私は、できるだけ人気のない時を狙って、「盗撮」もどきの落ち着きのなさで、こっそり何枚か写した、去年の写真がこれです。今年はまだその機会がありませんので、参考までにUPしておきます。
いずれも古代ハス(大賀ハス)のつもりで写したのですが、どうでしょうか?
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