下関旅日記(4)、の巻
2024-11-27
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下関旅日記の締めくくりは、なんとも情けないトホホ談です。
初日の夜の、夕食交流会では、各県参加者の報告や出し物の終わりに、主催の山口県の仲間の皆さんが、参加者にもれなく楽しい景品が当たるくじ引きゲームを準備してくださいました。地元のあれこれの名産品や、土産物、いろいろな手づくりグッズなど、多彩な景品が順番に披露されるたびに、感嘆のどよめきが沸く楽しさの中、私がGETしたのは、モグラ退治用の手作り風車。
これを作成されたのは、山口での運動の中心を担うおひとりのYさん。以前、お孫さんがホームセンターで買って帰った風車が、すぐに壊れて使えなくなり泣いて悲しむのを見て、自分で作ってやろうと考えたのがきっかけで、それ以来いくつも作っては知人らにもプレゼントし、喜ばれているとか。材料は,すべて百円ショップで仕入れ、支柱となる竹だけは、自宅近所の竹林から伐ってきた竹を,バーナーで黒くあぶり,耐久性を高めたものだそうです。
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幾本か余分を持ってこられていて、希望者にはおわけするということで、沖縄の方、島根の方なども、もらって帰られました。が、その時は興に乗っていたため軽い気持ちでおりましたが、かなりの高さ(長さ)があり、リュックには入らず、手で持って新幹線や飛行機を利用して帰ることは、気軽な作業とは言えません。それより何より、この大切な頂き物を、どこかに置き忘れては大変です。というのも、私にはそんな苦い経験は、枚挙にいとまがありません。
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幾本か余分を持ってこられていて、希望者にはおわけするということで、沖縄の方、島根の方なども、もらって帰られました。が、その時は興に乗っていたため軽い気持ちでおりましたが、かなりの高さ(長さ)があり、リュックには入らず、手で持って新幹線や飛行機を利用して帰ることは、気軽な作業とは言えません。それより何より、この大切な頂き物を、どこかに置き忘れては大変です。というのも、私にはそんな苦い経験は、枚挙にいとまがありません。
例えば、以前こんな記事を書きました。
とほほの旅は雨上がり、の巻(2023年05月17日 )
前回記事のとほほ騒動は、カメラをポケットに入れたままのジャケットを、結局ホテルの部屋に置き忘れていたというお粗末でした。
同じ過ちを2度繰り返すのは愚か者・・・なのですが、高知のホテルでの過ちは2度ポッキリではありません。
例えばこの事件は10年前。
夏ゆくやそれぞれの老ひ輝きて(2013-08-27)
この会の発起人、兼事務局長、兼裏方の、全てを担って下さったN氏は、文科の大先輩。
高知県を中心に活動する映画配給会社の社長です。会社の創設者だった故鎌倉信一郎さんは、映画『虹をつかむ男』の主人公(西田敏行が演じています)のモデルと言われます。「人口の過疎はあっても、文化の過疎はつくらない。」が持論でした。
N氏は、会社の倉庫に眠っていた往年の名画のポスターを、何種類も会場まで持ってきて下さり、「欲しかったら持って帰ってよい」とのこと。初演当時のまま、美しい保存状態のポスターで、全部欲しかったのですが、遠慮して、今井正監督「橋のない川」第一部、森川時久監督「若者たち」、山田洋次監督「同胞」、野村芳太郎監督「砂の器」などのポスターをget。うきうきして、ホテルまで持ち帰り、ベッド脇に大切に丸めて置いたのです。
ところが、なんと、うかつにも翌朝、出発時にホテルに置き忘れてしまいました。朝の散歩の帰りが、雨にたたられ、沈着さを欠いたせいもあるでしょう。置き忘れたことを思い出したのは、高速バスでほとんど瀬戸内海を渡ってしまってからというお粗末。かなり自己嫌悪というか自己不信です。とほほ。
この結末は・・・?(中略)
(2013-09-03)
今日は、高知同窓会の時の写真をM氏が送ってきて下さいました。温かい手紙を添えて。ありがとう。
そして、ブログを見て下さった四国文映社のNさんが、ポスター置き忘れチョンボに同情し、「ポスターを送りましょうか?」とメールを下さいました。大感謝。そして、夕方には、同じくNさんから、同窓会の写真DATAを焼いたCDが届きました。重ねて大感謝です。
大雨の中を嬉しき宅急便(2013-09-04)
今日は朝から雨で、大雨警報も発令中ですので、おとなしく家の中に閉じこもっています。
窓の外は暗いし、気圧は低いし、気分も体調もからっとしません。
と、チャイムの音がして、宅急便が届きました。
なんと、高知のNさんが、早速、映画ポスターを送って下さったのです。昨日のメールのやりとりですから、こんなに早くとは思いもしませんでした。
「水濡れ厳禁」のシールとともに、ビニールで厳重にカバーされた丁寧な梱包。頑丈な段ボール箱の中には、さらに厳重な梱包。
先日、このブログで書いたとおり、私がホテルに置き忘れたポスターは、今井正監督「橋のない川」第一部、森川時久監督「若者たち」、山田洋次監督「同胞」、野村芳太郎監督「砂の器」などでした。
ところが、送って下さった箱を開けてみると、それらの他に、なんと、ジブリ関係の「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「隣のトトロ」をはじめ、貴重な名画のポスターがどっさり。目もくらむようなプレゼントでした。
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これらの記事でNさんと書いたのは、今回も全面的に同窓会のお世話をしてくださった馴田正満さんです。後に、いつかの記事で紹介させていただきました。
こんなトホホもありました。
夏の終わりの土佐の旅、の巻(補遺)(2016-09-03)
(中略 )
当日、会の模様を撮影して、消耗したストロボ用の充電池を、充電器にセットして会場炭のコンセントにさしたまま、忘れて帰っておりました。問い合わせのメールを戴き、わざわざ郵送してくださったのがH史でした。感謝×2。
さらにまたこの記事でも・・・
恥は掻き捨て三連発、の巻(2018-09-10)
【旅の恥 その2】
同窓会の二次会。会場から歩いて、高知の仲間の行きつけのお店へ連れて行ってくださいました。席について、四方山話が始まりかけた頃、「会費は2500円」と、世話役のH女史が集金を始めてくれます。
が、ここで、困りました。財布の中身が、足りません。クレジットカードで済ますつもりで、現金を持ち合わせていなかったのです。
「次に会うまで貸しちょくきに」と、やさしいH女史が言ってくれますが、そうも参りません。近くのコンビニへの道を教わって、ATMで現金を用意し、二次会場に引き返す、、、、つもりが、帰り道がわかりません。電話で聞こうにも、携帯は席に置いたまま、電話番号がわかる手帳もメモも、バッグとともに席に置いたまま。万事窮す。
かなり遠回りをしてやっとの思いで、お店に帰り着きましたとサ。
【旅の恥 その3】
同窓会を終えて、名残を惜しみながら、千鳥足でホテルへ。自動販売機コーナーで、お茶とチューハイと、焼きおにぎりを仕入れて、部屋へ。ようやくおちついて、シャワーを浴びて、チューハイで喉を潤しながら、TVのスイッチをつけたちょうどその頃、ドアのノックの音が聞こえます。??いぶかしい思いのままドアを開けて覗いてみると、ホテルの従業員の方です。
「これを落とされませんでしたか?」
差し出されたものを見ると、確かにいつも手帳に挟んである私のカードホルダー。中には銀行のキャッシュカード、クレジットカード、保険証、運転免許証、いくつかの病院の診察券、電器店の会員カード、などなど。
「どこにありました?」と聞くと、自動販売機コーナーだとのこと。
小銭を取り出すため、バッグの中身を探ったときに、大事なカードホルダーをポロリと落としてしまったのですね。ああ恥ずかしい。
と同時に、ご親切に感謝感謝の大チョンボでした。
冷や汗も恥も掻き捨てひとりたび、の巻(2018-09-11)
【旅の恥 極めつけ】
ホテルに向かう途中、はたと気づきました。シャツのポケットに入れていたはずのホテルの部屋のカードキーがない!慌てて、バッグの中もひっくり返して探してみますが、見当たりません。これは、城歩きの途中、シャツを一枚脱いで、しばらく手に持って歩いていました(そのあとバッグの中に入れました)が、その時に落としたに違いない。と思い当たりました。
ほとんどホテルの近くまで帰っていましたが、もう一度歩いた道を引き返し、カードキーを探して歩いたのでした。
でも、お察しの通り、見つかりませんでした(トホホ)。
仕方ない、正直にフロントに訳を話して、処理してもらおう、とすごすごとホテルに引き返したのでした。結果、再発行料1000円で、カードを再発行していただき、ようやく部屋に入ることができました。冷や汗まじりの汗びっしょりの早朝散歩となりました。
懲りないにもほどがありますね。
あきれるような、こんなチョンボはまだまだほんの一端に過ぎません。というようなわけですから、この風車だけは、どんなことがあっても忘れて帰るわけにはいかないと、二日目の朝、しっかりと握りしめ,バス観光の間中も、、帰りの新幹線に乗り込み降りるまで、常に所在を確認し、注意を怠ることのないよう心がけて岡山駅につきまました。
後は在来線に乗り換えて、車を駐車している駅まで帰るだけ・・・・のはずが、在来繊維乗り換えるためには新幹線改札を通らなければならないのに、新幹線の切符も、帰着駅までの乗車券も、見当たらないのです。リュックやカバンの隅々、服、ズボンのすべてのポケットを、何度も探ってみても、どうしても見つかりません。青ざめながら意を決して,改札前の精算所の駅員賛に泣きついて、在来線の切符だけを買い換えることを条件に改札を通してもらいました。
トホホのホの結末でした。おしまい。
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