食材が底をつき早朝、涼しい(といっても25度)うちに車で買い出しに出かけようとした。
いつもならオートマチック車でいうところのクリープでスルスルと進むが進まない。
ただ、雨上がりなどにブレーキの摩擦面がサビて、すこし動かないことはあるのでアクセルを吹かしてみた。ものすごく吹かさないと進まない。
いったん、購入した正規ディーラーに事情を話し何か策が無いか問い合わせてみた。
電話口でメカニックさんが名乗らないのでひとまずナンバープレートを伝えたが、
車種、ナンバー、年式などを伝えたが、
「バックも試してみましたか」や、「強めにアクセルを踏んでみてください」とか、
トンチンカンすぎたので電話を終えた。
メカニックだろうとエンジニアだろうと、電話を引き継いだのだから何らかの策を持っていると思っている。それ故、肩書は知らないが技術者なのだと思う。
気温35度と大雨が繰り返す天候、仕事面の忙しさなどで、なかなか車を確認することが出来なかったが、
ようやく車を確認できる時間が出来た。
やはりおかしい。リアブレーキが固着している感じが続く。これまでならば、雨の後は、しばらく走れば、サビが取れ、熱が入れば解決したが、今回は違う。
警告も色々出た。この車は雪面などでのスタビリティー確保のためのアシストや、アンダーストアを軽減する左右、前後のタイヤに制御が入っている。
それらの制御はフライ・バイ・ワイヤーびスロットルを踏んでもパワーを意図的に、セーブしたり、その他の異常があればフェールセーフモードになってしまう。
仕方がないので、改めてディーラーでアルピーヌのアドバイザーをしているMさんに直接、携帯のメッセージで相談してみた。
点検整備の工賃は15,000円ぐらいらしい。もちろん部品交換が必要になるかもしれない。それは当然ながらわかっている。
しかし、仕事は満載で、今はテックリードをしているので、クライアントとのミーティングなどで説明をしないといけない。お金が絡むので理解できる説明をし、クライアントさんに納得していただいて、やる・やらないを決めてもらわないと行けない。
この件は、TwitterでSuperGTのGT500車両のエンジニアがいるので聞いてみた。
彼は専業はPUだけど、さすが熟知している。
どうしても自分でやるならばホイールを外し、ブレーキの固着している部分をゴムハンマーで叩くなどの作業をするらしい。
あの電話の彼はメカニックではなかったんだろうか。
策があるからメカニックだろうと思う。
ホイールレンチやゴムハンマーは持っている。パーツクリーナーもある。
熱中症警報(外での運動禁止)がただただ悔やまれる。
自分もテックリードをしだしてから的を得た伺い方や、分かりやすく誤解のない説明の難しさを実感している。
あの電話の彼はメカニックではなかったんだろうか。