結局VRのクオリティは、VRのヘッドセットの性能と、パソコンのGPUの性能と、どちらか低いほうがボトルネックになるということがよく分かりました - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ

結局VRのクオリティは、VRのヘッドセットの性能と、パソコンのGPUの性能と、どちらか低いほうがボトルネックになるということがよく分かりました

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私はVRが好きですが、VRで最も重要な事のひとつは

「どれだけ脳が本物と間違えるかという没入感」

になります。そして、本物となるべく間違えるためには、音声と画質のその両方が良くないといけません。音質の方はまあイヤホンやヘッドフォンがあればだいたいオッケーです。

問題は画像の方でして、あまりにも性能が低い組み合わせだとかくついたり画面が飛んだりしますし、まぁちゃんと見えていても、明らかにドットが分かると、昔の古いコンピューターゲームみたいな感じでいかにも自分が偽物の世界に入るということを脳が感じ取ってしまいます。

そこで今度はHMDと言われている、VRのヘルメットみたいにかぶる方のものについてのレンズの画素数が重要になるのですが、これもあげればあげるほどいいというわけではないのです。

なぜかというと、どんなにあげたとしても、それを操るパソコンのGPUの方の性能がよくないと、持て余してしまって、結局スムーズに動かすには画素数を下げたり、動きを間引いたりする必要があります。

私が一番最初に買ったパソコンに繋げるVRは

Oculus Rift S

というもので、こちらは、片目1280×1440ドットです。このクラスだと、正直、GPUの性能を上げても、さほど、きれいになりません。私がもっているGPUは1050ti、1660ti、2060Superの3段階ですが、最初の2つの差が微妙にいいかなーーー、くらいで、上の方になっても、あまり雰囲気はかわりません。

次に買った

VIVE Cosmos Elite

は、片目1440×1700ドットなので、これは、1050tiから1660tiになるとそうとうきれいになりました。ただ、それ以上のGPUにしても、そこまで雰囲気は変わりません。

最後に買った

Pimax 5K Plus

は、片目2560×1440ドットなので、これはもう、GPUを上げれば上げるほど、きれいになりました。たぶん、うちの2060Superでも、実力不足っぽいです。でも、それより上がうちにはないので。

そうすると、組み合わせとしては

1050ti - Oculus Rift S

1660ti - VIVE Cosmos Elite

2060Super - Pimax 5K Plus

という感じでバランスをとろうかなーーー、と思っています。

もし、これから1台だけ買うとしたら、真ん中のあたりかなーーー、という感じです。まーーー、こういうのも、やってみないとわからない。

そして、ほんとうにハイエンドにしたいのなら、2080ti - Pimax 8K Plusとかになるんでしょうね。でもそうなってくると、総額30~40万円コースです。

まーーー、どうせ、私の首は一つしかないので、そんなにVRのヘッドセットばかりあってもしかたないのですが。

とはいえ、そのうち、パソコンの一般的な周辺機器になって、1台に1つずつ、マウスみたいにHMDをみんなが買う日もくるんじゃないかなーーー、なんて思っています。そのころには、もちろん、1万前後でしょうけれどもね。

というわけで、これからVRはじめたい方は、GPUとのバランスを取ってください、という話でした。