ラタトゥイユはわりと好きな料理なのですが、どうも、ものすごくおいしくならないことに悩んでいました。そこそこおいしいのですが、パクパク、箸が止まらないほどはおいしくない。
で、ホットクックでも、煮込み自慢でも、まーまーのものしかできないので、どうしてだろうと考えているときに、ひらめいたのが
「あーーー、あーーーー、玉ねぎとトマトとナス、みんな加熱属性がぜんぜん違うのに、同じ分数、同じ温度で加熱しているからだーーーー」
ということでした。加熱時間が、玉ねぎには少なすぎるし、トマトとナスには多すぎるのです。
そこで、玉ねぎだけはホットクックでじっくり炒めて、残りの野菜は煮込み自慢で温度調理して、で、合わせたら、ぶじ、
「よーーーーしっ」
というラタトゥイユができました。玉ねぎの甘味と、トマトの酸味と、きのこやパプリカの旨味が調和しています。
どうも、煮物が全体的に苦手なのは、なんでもかんでも、同じ温度で一緒くたに煮込むからですよねーーーー。
新刊の肉じゃがレシピはその発想で、じゃがいも・人参・玉ねぎと、お肉の加熱分数と温度を変えたのですが、同じことをラタトゥイユでもすればいいわけです。
これで、ラタトゥイユが毎日もっともっと、おいしくなりそうです。うれしいなーーー。
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