KAshinhou Tool for Ecotoxicity, 生態毒性予測システム

KAshinhou Tool for Ecotoxicity - 生態毒性予測システム

News

2024-06-28
KATE2020 を version 5.1 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2024-03-25
KATE2020 を version 5.0 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2024-03-01
KATE2011 のインターネット版は 2024年2月29日をもって停止しました。
スタンドアロン版は引き続きご利用いただけます。
2023-08-04
KATE2020 を version 4.1 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2023-03-30
KATE2020 を version 4.0 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2022-03-30
KATE2020 を version 3.0 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2021-01-28
KATE2020 を version 2.0 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2020-04-30
KATE2020 を version 1.1 へアップデートしました。更新履歴もご参照ください。
2020-03-19
KATE2020 マニュアル(第 2.0 版)を公開しました。更新履歴もご参照ください。
2020-02-03
生態毒性予測システム KATE のインターネット版(KATE2017 on NET)の更新版を公開しました。 更新履歴もご参照ください。(検証済みブラウザ:Firefox)

KATE2020 の改良のために、皆様のご意見・ご感想などをお待ちしております。
宛先:国立環境研究所 環境リスク・健康領域 KATE担当

KATE2020 version 5.1

KATE2020 の最新版はインターネット版である「KATE2020 version 5.1」(2024年06月28日版)です。

生態毒性予測システム「KATE(ケイト)」について

生態毒性予測システム(通称:KATE※1)は、 環境省の請負業務として、 国立環境研究所 環境リスク・健康領域において、研究・開発された生態毒性 QSAR システムです。

化学物質の部分構造から 魚類急性毒性試験における半数致死濃度(LC50)、 ミジンコ遊泳阻害試験における半数影響濃度(EC50)等の生態毒性を 予測することを目的としています。 KATE2017以降のバージョンから、魚類初期生活段階毒性試験における無影響濃度(NOEC)、 ミジンコ繁殖試験における無影響濃度(NOEC)、 藻類生長阻害試験における半数影響濃度(EC50)と 無影響濃度(NOEC) の予測も追加しています。

化学物質情報の入力は、CAS 番号※2検索や構造式エディタを用いた作図等による SMILES※3で行い、log P※4 を独立変数とする線形回帰式により毒性予測を行います。

KATE に用いる QSAR 式に係る研究・開発は国立環境研究所において実施されています。

KATE の構築に当たっては、環境省が実施した生態毒性試験結果 (藻類生長阻害試験、ミジンコ急性遊泳阻害試験、ミジンコ繁殖試験、魚類急性毒性試験、魚類初期生活段階毒性試験)および米国環境保護庁(US EPA)の ファットヘッドミノー・データベース の魚類急性毒性試験結果を参照データとして用いています。

今後、試験結果が追加された場合には、QSAR モデルの見直しを行う予定です。

  1. KAshinhou Tool for Ecotoxicity
  2. 化学物質を特定するための最大 10 桁の数値からなる識別子
  3. 化合物の分子構造等を印刷可能な文字で線形表記した識別子
  4. オクタノール・水分配係数(化学物質の生物への取り込みの指標)を指します。 EIC ネットの用語解説も参照

KATE2011 の公開形式について

KATE2011 にはパソコンにインストールして使用するスタンドアロン版「KATE on PAS」があります。

なお、本システムの一部は大分大学との共同研究の成果および Daylight 社製のシステムとその結果を使用しております。

(Q)SAR: (Quantitative) Structure-Activity Relationship、 (定量的)構造活性相関とは

化学物質の構造上の特徴又は物理化学定数と生物学的活性(毒性等)の相関関係を構造活性相関(SAR: Structure-Activity Relationship)といい、 定量的なものを定量的構造活性相関(QSAR: Quantitative Structure-Activity Relationship)といいます。 両者を併せて (Q)SAR と記載することもあります。 構造活性相関は、例えば、特定の官能基の有無から物質の有害性の強さを推測することを指し、構造を手掛かりに毒性等を定量的に算出する仕組みを いわゆる QSAR モデルと呼びます。

海外で開発されている生態毒性 QSAR モデルとしては、米国環境保護庁(US EPA)の ECOSAR などがあります。

その他

本システムで得られた予測結果は、十分な予測精度を保証するものではありません。化学物質の生態毒性影響の程度について、参考値を得るためのツールの一つとしてご利用ください。 また、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づく届出 に必要な生態毒性試験結果として利用することはできません。

著作権やリンク等については、サイトポリシーのページをご覧ください。

ご質問等がございましたら、国立環境研究所 環境リスク・健康領域 KATE 担当 までお問い合わせください。

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