2024年2月14日 セットリスト
Machines
Radio Ga Ga
Hammer to Fall
Fat Bottomed Girls
Another One Bites the Dust
I'm In Love With My Car
Bicycle
I Was Born To Love You
I Want It All
Love of My Life
手を取り合って
Under Pressure
Tie Your Mother Down
Crazy Little Thing Called Love
You Take My Breath Away
Who Wants To Live Forever
Is This the World We created..?
A Kind Of Magic
Don't Stop Me Now
Somebody To love
The Show Must Go On
Bohemian Rhapsody
Ay-Oh
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save the Queen
母が洋楽好きなので、この時代のロックを聴いて育った。QUEENもそのうちのひとつだった。少女時代には、ブライアンのギターソロをたくさんコピーした。
昨年末、実家で紅白歌合戦を見ていた。何気なくQUEENのパフォーマンスを見ていた時、衝撃が走った。『このアダムって人、昔gleeに出てた人じゃない!?ていうか、めちゃくちゃ歌上手くない!?』大晦日のうちに、来日コンサートがあることを知って、すぐにチケットを手配した。一緒に見ていた母も「この人がボーカルなら見に行きたい」と。
母はこの日をとても楽しみにしていた。
ちょうど、QUEENの初来日の時期にティーンエイジャーだった母は、当時のライブに「お金がなかった」から行けなかったそうだ。そんな母は「まさかあの時には、娘と一緒にQUEENのコンサートに行けるだなんて、思ってもみなかった」と言っていた。1週間前くらいから「物販は?」「Tシャツは絶対に欲しいから、早めに行く!」と気合い十分だった。
当日、念願のTシャツを手に入れて、着替えを済ませた母は、銀だこでしあわせそうにたこ焼きを頬張っていた。
見切れ席を買ったのに、視界は良好。スタンド席にしてはステージも近かった。これはかなりラッキー。
客席には本当に幅広い世代がいて、QUEENno人気というか凄さを思い知った。母世代のおねえさまたちが最も多かったと思うけど、わたしたちみたいに大人の子どもを連れた人も多かった印象。
会場には、QUEENモチーフのダイヤ柄のお着物を着たご婦人や、コスプレをした人もたくさんいて楽しかった。フレディのコスプレした人5人くらい見た。ロジャーの女装のコスプレした人は3人くらい見た。
踊り暴れ叫び、狂った!!最高の夜だった!!
撮った写真も動画も全部ブレブレで面白いことになっている(笑)
QUEENとアダム、独立した2つのアーティストによるステージって感じで、思い出に浸り商売ではない、今を生きるアーティストのコンサートになっていて、とても良かった。フレディもちゃんと存在していて、でも、アダムへのリスペクトもあって、良いチームだなと思った。『手を取り合って』をみんなで、しかも東京で歌えたのは本当に嬉しかったな。
ブライアン大先生の伝説的なギターソロの数々に飛び上がって踊れる日が来るとは。ブライアン・メイは、ギターをやっていたわたしにとって、神様以上に神様みたいな人ですからね。そんな人の生演奏を聴いて踊れるって、めちゃくちゃしあわせなことなんよ。ソロで日本のふるい歌、『さくら』を弾いてくれたのがとてもとても嬉しかったです。『遠き山に日は落ちて』、ブライアン大先生は、日本では『新世界より』のこの曲に、歌詞が付いて歌い継がれていることをご存じだったのでしょうか。
正直、ロジャーが花道に出てきてくれるとは思わなかったので、前に出てきてくれて嬉しかった。「あれは、若い野郎。これは、じいさん」と、短いながらも、チャーミングなMCで笑わせてくれた。
このコンサートですっかりアダムのファンになってしまった。アダムの歌声は、本当に天まで届くような歌声だったのです。ステージングもゴージャスで美しいし、バンドのフロントマンとして魅力的。また彼の歌を聴きに行きたくなっちゃった!
わたしが「最高だー!!」と叫ぶと、周りの人たちも口々に「最高だ!」「サイコー!!!!」と叫びだして楽しかった。これがライブの一体感で、ハッピーなところ。
目の前に背の高いお兄さんが立っていて、お兄さんたちの頭の間から見る感じだったんだけど、ふたりとも爆踊り大盛り上がりで楽しそうだったので、むしろこの視界で見られて楽しかったなと思いました。
帰り道、母はずっと「楽しかった!」と言っていた。わたしの家に泊まって、ふとんに包まった母のまるっこい背中は、しあわせそうなカーブを描いていた。
もちろん、わたしも楽しかったし、嬉しかったよ。
ありがとう また来てね