水中を超人的スピードで泳ぎたい?ならばこれはどうでしょう?足でプロペラを回すシーバイク|カラパイア
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水中を超人的スピードで泳ぎたい?ならばこれはどうでしょう?足でプロペラを回すシーバイク

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 水の中を漕ぐという新たなチョイス。電気要らずのシンプルな機構、しかもフィンで泳ぐより速いんだそうだ。そんな未知の体験を可能にしたユニークな装置をご存じだろうか?

 フランスの企業が販売中の「シーバイク(SEABIKE)」は、自らの脚力により超人的なスピードで水中を進む水泳用デバイスだ。

 サイクリストはもちろん、フィンをつけて水をかくのが苦手な人でも、自転車感覚で漕ぎ進められるシーバイクなら一考の価値があるかも。

 電池不要でフィンをつけた水泳選手よりも速く進むと評判のシーバイクにせまってみよう。

電気不要で水中を速く泳げるシーバイク

 このシーバイク(SEABIKE)は、同名のフランスの企業が開発・販売中の製品で、水泳やダイビング、シュノーケルをするときに海中をスムーズに進むことができるポータブルな水中自転車だ。

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 見た目はいたってシンプルで、伸縮可能なポールにペダルとプロペラがついている。使用時は本体の先のほうにベルト(着脱式)をつけて使う。

 使用時はポールを適切な長さに調節した後、ベルトを腰に固定し、ポールを足の間で挟む格好で泳ぎ出し、一輪車のようにペダルを漕ぐとプロペラが回転して進む。

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image credit:SEABIKE

 前述したとおり電気は不要。ただ漕ぐだけ。

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 シーバイク シリーズは、単純な水泳からダイビングに適したものまである。いずれもこの装置の使用で、最小限の労力で数km先まで楽に進めるという。

 シーバイクを使えば体力を節約して水面および水中をより長く楽しめる。しかもこの装置はコンパクトなデザインと組み立て式の軽量フレームでできているので手軽に使えるのだ。

 当然ながら使用前に組み立てが必要だが、使わない時は分解して付属のバッグに入れて持ち運びできる。また体につける固定用のベルトは、付属のバッグのベルトと兼用だそう。

最高時速およそ8km。フィンよりはるかにスピードアップ

 公式によると、この製品は用途に合わせていろんなバージョンがあるもよう。

 水泳用の最も安価でベーシックなSEABIKE 2.0のスペックは以下のとおり。

本体重量 :2.45kg
対応身長:155cm~195cm
プロペラ:直径約 15 インチ (38 cm)
組み立て時間:15分以内
パッケージ寸法:560 x 170 x 170 mm
速度:一般的な自転車同様、漕ぐ人の脚力次第なところもあるが、シーバイク使用した場合 3.6km/h~7.9km/hほど。やはり通常の水泳やフィンをつけた泳ぎよりもはるかに速い。

 なお淡水と海水どちらでも使用でき、最も厳しい条件下での安全性も確認済みとのこと。

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 なるほどフィンで水をかいて泳ぐよりも疲れなそうで便利な気がするけど、見た感じペダルが足から外れそうな気もする。そのへんどうなんだろう?

「面白い」「今の時代にウケそう」「フィンより速いのはいいね」の声

 メディアはこの製品にこんなコメントを寄せている。

・プールで安全に使えるとはいえ屋内プールの上級コースで使ったら冷ややかな目でみられるだろうな

・浮力あるから足から外れても水中に沈まないね

・海で長距離泳ぐときに使うならけっこう面白いんじゃないか

・収納して持ち運べるのは便利だ

・充電不要の人力が良い。疲れたら休んで食べてまた漕ぐだけの潔さを評価

・むしろ今の時代にふさわしいシンプルな機構でウケそう

・なによりフィンをつけて泳ぐより速く進むのはいいな

 でも浮力があるとダイビングの時に潜りづらそう、と思っていたら、SEABIKE 2.0以上の製品は重りが付属するので重さも調節できるそう。

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image credit:SEABIKE CLUB/instagram

 製造会社の拠点フランスではのSEABIKE のスポーツクラブがあり、このシリーズを使ったアクティビティを提供中。

 潜った時は気をつけないと海藻や相手の装備にプロペラがあたったり絡んだりしそうではある。でもコメントのように何もない海面をどんどん進んで泳いでくなら便利かも。

お値段48,600円から。海外発送可能

 SEABIKE 2.0の気になる価格は、290ユーロ(約48,600円 送料別)。運搬用バッグとベルト付きで販売中で、日本を含む海外発送が可能になっている。

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image credit:SEABIKE

 上位版にはシュノーケルセット、空気注入式のボート付きなど付属品も充実。もちろんお値段も上がるけども。

 ちなみに以下はSEABIKE 2.0のすぐ上のSEABIKE PRO(約62,000円)だ。浮力調整できる650gの重り付属で組み立てがさらに簡単にできるそう。

SEABIKE PRO +

 あとは漕ぎこなせるかにかかってそう。気になる人はSEABIKE公式をチェックだ

References:newatlas /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント、31件

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  1. 水中で膝を前に出すのがかなりの抵抗になりそうだけど
    それ以上に推進力があるのかな

    1. >>2
      想像の1.5倍くらい早かったです。フィンスイミングもアレくらいの速度がでるんですが結構疲れるんですわ。モモによる水の抵抗はどうかなぁと私も思いました。サムネイルは自転車のクリートをつけて引き足も使えるようになっているみたい。クランクの長さが短いから意外と膝を曲げなくても良さそうだからモモも大きな抵抗にならないのかもしれません。

      >>11
      多分腕を前に出すことで前面投影面積を減らす効果もあって抵抗減るんじゃないかな。飛び込みのときに手を前に出すのと同じ理由を想像しました。あとクロール型にすると息継ぎもしやすいですしね。

  2. ありそうでなかった道具かもね
    オールで漕ぐボートから足漕ぎボートになった感じ

  3. 回るスクリューに巻き込まれて指を落としたり、傷だらけにならんことを祈る

      1. >>13
        「スポーク外傷」で画像検索してみよう!

        人力で漕ぐ自転車でも、
        酷いえぐれ方をした足首の写真がいっぱい出てくるよ。
        これがもし指先だったら。

  4. 超たのしそうだけど最低限ペラの周りにリングとかつけてくれないと怖い…

  5. 水の抵抗で漕ぐのが重いのかと思ったら結構スムーズに進んでるね

  6. 面白い商品だと思う
    場所や使い方に配慮する必要はあるだろうけど、それはどんな道具でも同じだし

  7. 水中挺身する部隊にこれをつけさせたら。上陸前に捨てれば済むことだし。

  8. 手は掻くのではなくTバー状の物に掴まった方が、遅くはなるがより楽に動けると思う

    1. >>11
      いやそうしなかったことが優れてると思う。
      それなら普通に水中スクーター使えばよいわけで、それだと小回りが利かない。
      あえて足先に付けるような形状にすることで
      腰を曲げるだけで自由に水流の向きを変えることができる。

  9. 膝にまともに水圧受けるから、バタ足のほうが楽そう

    あの態勢なら腰痛めるだろうな

  10. 自転車みたいな乗り方するのは昔なかったっけ、抵抗すごそうだけど

  11. モノフィン(左右一体化した足ひれ)と、どっちが速く泳げるだろうか。

  12. 腰にベルト固定だと、海パンごとポロリしそう。
    腹囲が豊かな方は固定が難しいかも?肩ベルト固定のほうがいいのかしら。
    ただ着脱は簡単にしないと、事故の可能性もあるから難しいとこか。

  13. 技術的には100年前でも余裕で作れるけど今まで誰も思いつかなかった道具。
    考えた人すごいわ。

  14. 初心者とはいえサイクリストの端くれのつもりなので、とても興味深い。

  15. モーター音しないからガンダムSEEDみたいに
    「平和の国へようこそ」をする時やり易いかもね

  16. 潜水艦みたいにプロペラにシェラウドをつけてボンプジェットにすればもっとかっこよくなりそう。

  17. 最初の画像を見る限りロードバイクのSPDペダルみたいなもので固定してるよね
    途中で外れないかの心配も外れなくなって溺れないかの心配もしなくていいと思う

  18. 水中スクータとかなかったっけ?
    でかいマブチモーター的なやつ。

  19. こういう動力が人力ってすごい好感持てる。なんでもマシンやロボにしようとする人らがいるけど、一度こっち側に立ち返ってはどうか。
    人力、まだまだ伸び代あるよ。

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