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欲しい!カマキリになりきって、昆虫の視覚を体感できるメガネ

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 この仮面ライダーにも似た、カマキリ型のメガネをかけることで、昆虫が持つ複眼の見え方を体験できるという。見た目もかっこいいし、さらに昆虫の見え方を学べるなんて最高じゃないか。

 アメリカの企業「Insect Lore」は子供たちに昆虫に対する興味を持ってもらい、正しい知識を身に着けることで、その存在意義を理解してもらおうと、昆虫飼育セットや、様々なアイデアグッズを販売している。

 昆虫たちは様々な役割を担って地球上に存在している。子供の頃から昆虫に慣れ親しむことで、偏見や嫌悪感をもつことなく、同じ地球の乗組員として共存することの意義を知ってもらいたいのだ。

複眼の見え方を学習できるカマキリ型メガネ

 子供たちの知的好奇心を刺激するには見た目も大事だ。このカマキリを模した眼鏡は、彼らの興味を惹きつけるのに申し分のないデザインだ。大人の私ですら欲しくなるほどだもん。

 カマキリ型メガネの「MANTIS BUZZERKS(カマキリブザーク」は、プラスチック素材でできており、眼鏡のように耳にかけて使用する。

 4歳以上の子供たちが対象で、きちんと本物のカマキリの形状を模している。

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Mantis Buzzerks – Insect Lore

複眼とは?

 カマキリやアリなどの昆虫は複眼を持っている。複眼とは、たくさんの小さな眼が集まってできた目のことで、それぞれの小さな眼が一つのレンズのように働く。

 これにより昆虫は周囲の環境を広範囲にわたって見ることができるのだが、人間のように詳細な画像を見ることはできない。

 昆虫の視界はモザイクのようで、多くの小さな画像が集まって一つの大きな画像を作り出しているため、周囲の動きや変化、光を素早く察知できるが、細かいディテールは捉えにくいという。

 それを体験するため、このメガネの目の部分は2WAYになっていて、内側についている特殊レンズを前に出すと、カマキリの持つ複眼の見え方をちょっとだけ体験することができるのだ。

 こちらはアリバージョンの動画だが、カマキリ型も同様で、このようにして見え方を切り替えることができる。

 カマキリバージョンの方は、11.99ドル(1770円)で販売中。

 残念なことに日本への発送は行っていないが、割高で良いのなら、アリバージョンとカマキリバージョンの2つセットでAmazonで購入可能(税込み送料込み、9,740円)となっている。

昆虫ロアブザーク (2個セット) 祈るカマキリ&アリ

 難点として目の部分が緑色なので全部緑色となってしまい、完全な複眼体験は難しいが、それでも子供たちが楽しめることは間違いなさそうだ。

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Mantis Buzzerks – Insect Lore

 2023年現在、地球上に生息する生物の種類は約175万種と推定されており、そのうち昆虫は約100万種で、全体の約60%を占めている。

 子供の昆虫に対する嫌悪感は大人が植え付けていることも多い。確かに苦手な人は多いかもしれないが、彼らはそれぞれの役割を担って地球上に存在する。

 昆虫はあらゆる環境の中に存在し、食物連鎖の中で重要な役割を果たしている。さらに人間にとっても、農業や医療などの分野で活躍してもらっていることを知っておく必要がある。

 昆虫の多様性はとても大切なものだ。まずは彼らに興味を持ち、正しい知識を得ることで地球環境の保全につながるかもしれない。

 未来のファーブル先生が続々と誕生してくれることを切に願う。

written by parumo

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この記事へのコメント、27件

コメントを書く

  1. どうしてクワガタ要素とバッタ要素が入っていなんだ…(クワガタ、カマキリ、バッタのメダルを用意しながら)

  2. 良いなコレ!欲しい!(飾りたい)
    子どもの昆虫嫌いってだいたい、親が嫌ってるのをそばで見て育ってるからよな~。
    親の皆様はせめて子どもの前では大騒ぎしたり気持ち悪いとか言ったりしないで欲しい。
    ああ、昆虫だけじゃなく爬虫類とか両生類なんかも!

    1. >>9
      気持ち悪いは控えた方がいいけど
      身近で家の中や服の中に入り込まれると探しにくく
      毒や刺し傷や食害にアレルギーまでもたらすかもしれない子供に身近な生き物だから
      忌避感がある文化のほうが生存に有利だったんだろうとも思うよね

      嫌悪はしないがやたらに触ったりポケットに入れて家に連れてこない
      ちょうどいい感性を大人も子供も持つきっかけが増えるといいよね

  3. 透けて見えるプリズムレンズがカマさんの目の中の目に見える上に折り畳み可動ってのが秀逸
    フルフェイスでないのも幹部みたいでカッコいい神がかったバランス

  4. 日本で買える店(通販なら尚良)ないのかなあ・・・欲しいんだけど

  5. カマキリの気持ちを理解するには
    お腹の中にハリガネムシを入れないと、、?

  6. え、複眼の視界、完全再現してんの?
    それならちょっと見てみたいかも
    でも複眼の情報って人間の処理能力で再現出来る物なの?

    1. >>14
      視覚ってのはちょうどデジカメのような感じに、眼球のレンズ部分と、そのレンズで得た情報を処理する脳の処理機能で構成されてて、こういう複眼ぽく見えるってのはそのレンズの部分だけを人間の目で見た場合どうなるかというだけのものだから魚眼レンズでとった写真を見るとかそういう感じ以上にはならない。
      そもそも、昆虫の複眼はピンホールカメラのようにピント機能すら排除された極めて単純な機能ゆえに120fpsが止まって見えるとかいう感じの処理速度が出てたりするわけで、これを人間の資格で再現は無理。
      そもそも人間の視覚は、多彩な色認識や結構遠距離まで見通せるピント機能などのせいで処理が重い傾向で、そのため動体視力とかでは他の動物より劣ってる事が多い。
      例えば犬とかは近眼だとかよく言われるが、犬にとって意味のない100メートル先の物をはっきり見る機能を省き、また色覚も2つな為処理が軽く、そのため動体視力などは人より高く、それは獲物を狩るという犬の行動には有利に働くし、鳥とかはピントを合わせる焦点が人などは1つなのに対し2つあり、これによりランドマークなどを見て自分の空間での位置を確認しながら獲物を見るなどと言う芸当が可能になる。
      カモメだったかは姿勢制御で水平線の傾きそ見るために線状になってたりするし、フクロウは夜の暗闇を見るために眼球が急ではなく筒状で、そのため目を動かす事が出来ないのであのように広範囲に稼働する首で頭を動かして視界を確保したりする。
      かように視覚と言うのは各生物それぞれに特徴的で唯一無二な所があり興味深く、脳の処理機能に依存している関係上想像する事は出来ても実際に体験することほぼ不可能。
      ただ、それを模したレンズで疑似的な視界を得る事はでき、これはそういう玩具かと。

    2. >>14
      擬似的に体験するだけで、完全再現は無理だろうね
      単純に視野そのものから違う

    1. >>15 理解出来ない事を理解出来てるのは偉い、感性なんて十人十色だからね
      後は敢えて言わない自制心、言っても問題ない場かを読む力が欲しい

      カマキリは幼少期に出会える身近でかつレアよりなプレデター
      オンリーワンなビジュアルも相まって幼少期にカッコいいという感性を培うのは理解出来るんじゃないか?

  7. カマキリは大きな複眼が一対と額に単眼が3つあるそうだ。人間の脳で処理できるのかなあ。

    1. >>19
      14のコメントもそうだが、せめて記事を読んでから書き込んだ方が良いと思う

  8. 滋賀県の琵琶湖博物館には
    ザリガニになれる施設があります。
    結構楽しくて夢中になって、
    ザリガニの中に携帯を忘れたのもよい思いで、、
    取りに帰るのが大変だった、、

  9. 来日した外国人観光客は、日本でオオカマキリ(♀)を目撃すると
    昆虫の類が好きな人も苦手な人も物凄く興奮するらしい
    と30~40年前くらいに窺った事があります

    なんでも、世界標準で平均的とされるカマキリの大きさとはかけ離れて日本のオオカマキリが巨大だからだとか

  10. いや、これの正しい使い方は、ギュウっと拳握り込んでからのポーズ決めて「変身!」でしょ。

    1. >>27
      それはバッタのメガネ、それもブラックなバッタのメガネでやりたい所っすね!

  11. 興味本位でつけたら顔が本当にカマキリになるなら面白かったんだけどね

  12. いいなこれ欲しい。
    でも動画見た感じメガネのツル部分は90度以上開かないっぽいから顔デカい大人が着けるのは無理だな。
    大人サイズ待ってる

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