生成AIの飛躍的進歩により、最近ではチャットGPTなどを補助として使用したニュース記事を作成するメディアやライターも増えてきている。
確かに全て最初から人間の手で記事を作成するより、生成AIで、ある程度下書きや要約をしてもらえば、記事の作成効率は上がるかもしれない。だが、内容的にはどうなのだろう?
最新の研究によると、生成AIの力を借りて作った記事は、従来式の全て人間が書いた記事よりも読者は理解しづらいことがわかったという。
今回の研究の対象は、全て生成AIが書いた記事ではなく、AIの手を借りた後、人間が修正や編集を加えて完成させた記事のことだ。にもかかわらず理解しづらいというのだ。
それはいったいなぜなのか?この研究で明らかになったその理由は、生成AIを上手に使いこなすためのヒントになるはずだ。
全て人間が書いた記事と生成AIを利用した記事の比較
ドイツ、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン校の研究チームによるこの研究では、ネットでニュースを読む習慣があるイギリス人3,000人以上を対象に実験が行われた。
実験内容は、全部で24本作成された記事のうちの1本を参加者が読み、その内容を評価するというものだ。
24本の記事のうち、半数の12本は人間のジャーナリストが全て自分の手で執筆したもので、もう半数は生成AIが作った文章を下書きにして、人間のジャーナリストが仕上げたものだ。
この実験から明らかになったのは、生成AIを元に描かれた記事は、すべて人間が書いた記事よりもわかりづらいと評価する人が圧倒的に多かったことだ。
すべてがAIによって生成されたものでなく、ジャーナリストによって編集されていてすらそうなのだ。
難解な言葉、不適切な言い回し、数字やデータの扱い方
一体何がAIの手をかりた記事をわかりにくいものにしているのか?
この調査で参加者が不満に感じていたのは、AIの手を借りた記事に使われている言葉や用語、言い回しだったという。
AIが補助した記事は、無意味なほど難解な用語や、あまり一般的ではない言葉やフレーズが使われがちで、数字やデータの扱い方もわかりにくさに拍車をかけていた。
その一方で、執筆のスタイルや記事の構成・流れなどについては、全て手描きの記事と同じ評価で、特に不満の声はなかったそうだ。
ライターが生成AIをうまく使いこなすには?
ではAIアシスタントを利用して優れた記事を書くにはどうするべきなのだろう?
研究の中心人物であるニール・サーマン教授は、今回の結果を踏まえ、次のようにアドバイスしている。
・できるだけ無意味な数字を減らすこと
・読者が理解しにくいと思われる言葉は丁寧に説明すること
・読者が記事の内容をイメージするのに役立つ言葉や用語を選ぶこと
こうしたアドバイスからもわかるように、今回の研究は、AI生成アシスタントを否定することが目的ではない。
むしろAIアシスタントをもっと上手に利用するためのヒントを教えてくれている。
要するに、読者が理解しやすく、わかりやすい記事を執筆するには、AIアシスタントの下書きをただ人間が手直しするだけでは足りないということだ。
仕上げの際には、読者の立場にたってわかりやすい言葉やフレーズを選び、無駄な数字の多用は避ける。
つまり常に読者目線に立ち、わかりやすく簡潔な言葉で内容を伝える努力や向上心が必要だということだ。
AIを嫌う風潮もあるが「AIがなくなることはない」と、Googleのジョン・ミューラー氏はLinkedInに投稿している。
ならばかつてのパソコンがそうであったように、AIを道具としてうまく活用していくことが、求められる時代となっていくことだろう。
この研究は『Journalism: Theory, Practice, and Criticism』(2024年10月22日付)に掲載された。
References: AI-generated news is harder to understand, study shows
理系の人がちょっと詳しい知識を書き込むと、感情的なマイナスが大量につけられるカラパイア でそんなことを言われてもなぁ、
という感想
文章に関しては現時点で AI が嫌われている理由の一つは、ウソが混ざってることで自然な文章なのに実は真実ではないというところがあります。そのうち、ウソが混ざってる AI 生成文章を複数比較して出力する AI が出てきそうですし、すでにそうなっているかもしれません。玉石混交(良いものと悪いものが混ざっている)のまま今のインターネットの状態でいくのか、悪貨は良貨を駆逐す(悪いヤツが跋扈して善人が窮屈に過ごす)のような虚偽情報ばかりになっていくのか興味深いです。
今回の記事で分かりにくいという指摘は読みやすさに比して内容が難しいって感じなのかなと。法律の文章は読みにくくて、内容もわかりにくいとかいう話があって法律や条文を作る役人は AI か?みたいな別の感想を抱いてしまいました。できちゃった技術は道具でも武器でもある刃物の使い方次第で AI もそういうものかなと。
SCSSをCSSに書き換えよみたいな明快に答え出せる質問はともかく、実は大半が曖昧な答えで聞きたい事を何一つ答えてない回答のどっちかって印象しかないな。
あとこの機能を持った機械とメーカーを挙げよと聞くと嘘が多くなる。プリンターシリーズですと回答してきたの掘り下げたらプリンターじゃなくて、インクリボンのシリーズだったw
中には「調整次第では可能かもしれません」みたいなのとかもあったしwまぁ、いうてこんなもんでしょ。
読みづらいと言うだけならまだしも、自信たっぷりに嘘ついてきたり文字起こしで誰も話していないことを勝手に加えたりという実際の事例が報告されている。
ルーチンワークに使うような単純なものはさておき今の人工知能はまだまだ知能にはほど遠く知能を持ったように振る舞う人工無能でしかないのだろうから、用途が重要で専門的になればなるほど人の介入と検証が必要になるね。
なんか読みにくい長文コメント多くて生成AIが書いてんのかと思ったわ
どうしたってAI生成文章にはハルシネーションが起きるから、読みにくくなっちゃうんだろなァ
あとそもそもAIの質がライティング業の助力に足らないのかもね
相変わらずシュバババ系の人が嘘嘘言ってるけど全然違うからな。誤認があろうが焦点は理解しやすいかどうかだよ
AIに要約してもらって読解力を補った方が良いかもね🤔
記事読んだうえで長文つらつら書いてる人いるけど心配になるなw
生成AIによる絵画もそうなんだけど、そのままポン出しのものだと違和感がある
多分その違和感の原因は、人間が持つ「こだわり(もしくは偏り)」のようなものが無いこと
注目してほしい部分も、どうでもいい細部も同じくらいの情報量で描いてしまう
だからどこに注目すればいいか分かりづらく、結果目が滑り勝ちになる
文章でも似たように感じることがある
英語圏にとってのAI問題は資料と単語の使い方だと言ってるが
俺らは書いてる内容の不正確さだと感じてる
たぶん難しい英単語はただのアルファベットの羅列だから一定層には意味不明だけど
日本語は多少難かしくても漢字の字ヅラで何となく分かるからあまり問題にならないんだろな
てか他人の作ったものを勝手にパクってそれらしいものに仕立てるってシステムがまずダメなんですが?
進歩って…そりゃバンバン他人の成果を食わせて生成しやすくなっただけや
AIの説明って教科書的な正確性で、確かに「人に分かりやすく説明する」気概は感じないわ。
例:「複利計算とは」でググったとき
AIによる概要 「一定期間ごとに支払われる利息を元本に組み入れて計算する方式です。利子が元本に組み込まれるため、元本が増えるという特徴があります」
検索で出てくる各サイトの解説 「『元本と受け取った利子』に対して利子がつくこと」 「利息に対してさらに利息がつく運用方法」 「利子にもまた利子がつく方式」 「発生した利息を元金に組み入れ、利息を新たな元金として運用する方法」 「利益が発生した時に、それを元本に組み入れる(再投資する)」 「1年分の利子を元本に組み入れ、翌年の元本として繰り越していきます」
内容はほぼ同じでも、AIの説明はのっぺりした定義の羅列で 目が滑って、
経理畑の専門とかじゃない素人が見たら
一瞬「何言ってんだお前?」「日本語でおk」ってなる。
AI生成文章、悪意なく嘘を混ぜてくるから
ヘタな人間が書いた文章以下というか、論外なんだよなあ
記事を理解してるつもりでも実際どうなのかは分からないってことを意識して過ごそう
読みにくい以上に大きいのは嘘やでっちあげを息を吸うように平気でやるからだろうな
わかる人からしたらんなわけねーだろって言いたくなるような反応をしてくるし
まだまだ途上だからな、もう少しAIが進歩すれば理解し易いように嘘を適度に混ぜてくれるようになる
画像生成AIでは、AIが作った画像を参考にしてしまうと画像が劣化してしまうという問題があるそう
これは、見ればわかるほどひどいものになる
でも、文章だとそのひどさに簡単には気が付かないものになるんじゃないかって気になっている
ただ単に、実用するにはまだまだクオリティが低いという事なんだろうね
で、カラパイアはどうの? たまにやけに読みにくい記事もあるけど
ニュースはしらんがわからないことAIに聞くと
人に聞くよりぜんぜんわかりやすく教えてくれるんだが
元からある文字を並べてるだけだからね
意図も思惑もなんにもないただの文字列