USB-HDMIキャプチャーデバイスの応用例
ある日、いつものように華麗にTwitterのタイムラインを眺めていると、以下のような神ツイートを見つけてしまいました。
RaspberryPiのセットアップのためだけにディスプレイを用意してませんか? 安価なUSB-HDMIキャプチャボードを使うと、PCでHDMIの映像を見ることが出来るので簡単にRaspberryPiをセットアップできるようです。 / “Heavy Raspberry Pi User? Keep An HDMI-to-USB Capture Dev…” https://t.co/uJDqjGdGjN
— ina_ani@今月までで育休9か月の終了予定 (@ina_ani) December 28, 2020
読んだ瞬間稲妻が走りましたね。「これだ!」と。実は、USB-HDMIキャプチャボード、既に購入済みだったのですよね。
もともと別の用途で買ったものでした。
ちなみに購入のきっかけは、以下のShigezoneさんのツイートでした。Shigezoneさんのが自分が知る限りでは一番安いと思います。
【880円キャプチャ装置】
— Shigezone・秋葉原ラジオデパート1Fで営業中・通販 shigezone.com (@ShigezoneAkiba) September 24, 2020
この「HDMI→USB2.0ビデオキャプチャ」はぜひ全人類に買って頂きたいと思ってます。https://t.co/r1ULlrjOXk
ドライバ不要、USBに接続するだけでHDMI信号をPCにキャプチャすることができるので、たとえばノートPCにSwich画面を映したりできます(続く)。
多分中身はどれも同じなので、買いやすさなどをもとに好きなものを選ぶのが良いと思います。
USB-HDMIキャプチャーデバイスのセッティング
PC側のセッティングは簡単で、OBSをインストールして、設定するだけです。
OBSは以下のサイトから入手可能です。インストール手順は、サイトを参照ください。
Windowsの場合は、Windows Storeでインストールするのが手軽です。
macOSであれば、Homebrew使えば以下コマンド一発でインストール可能です。
$ brew install obs
Linuxの場合は以下です。
$ sudo add-apt-repository ppa:obsproject/obs-studio
$ sudo apt install -y obs-studio
OBSのセットアップは以下です。最初に映像入力として「映像キャプチャデバイス」を選択します。
続いて、ウィザードで「仮想カメラのみを使用する」を選択します。
あとはデバイスに「USB3.0 capture」を選択します。
USB-HDMIキャプチャ結果
キャプチャ結果は以下の通りです。ラズパイの画面がディスプレイに表示されています。
Jetson NanoでもOKでした。
HDMIの映像出力なら、基本的にキャプチャできると思います。
Nintendo Switchの場合
Nintendo Switchの画面でもOKです。ベッドにMacBookを持ち込んで小型ディスプレイ代わりにできます。
音声は、オーディオの詳細プロパティから、以下のように音声入力キャプチャの音声モニタリングを「モニターと出力」にすれば、Switchの音声がPCから出力できるようになります。
まとめ
格安USB-HDMIキャプチャーボードを使って、ノートPCをラズパイ・Jetsonのディスプレイにする方法を紹介しました。USB-HDMIキャプチャボード自体持っていたのに、この使い方は全く思い浮かばなかったです。以前は10.1インチ小型HDMIモニターを使っていたのですが、これがあれば小型モニタは不要になりそうですね。妻の実家に帰省するとき、小型モニタを持ち込んで白い目で見られていたのが、これで解消できそうです。
ただ、キーボードやマウスは必要なので注意しましょう。コンパクトさを求めるのであれば、キーボードとマウスは、以下のようなものを使うのがおすすめです。
ラズパイとかJetson使う人なら分かると思いますが、これめちゃくちゃ便利です。いざというときのためにも、一つ持っておくと何かと安心だと思います。おすすめです。
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変更履歴
- 2021/03/13 Nintendo Switchに関して追記