オリジナルのカードゲームを作ってみたくなった
去年の年末、急遽オリジナルのカードゲームを作ってみたくなりました。直接のきっかけは、東急ハンズでカードゲームコーナーに人だかりができていたことです。
ゲームコーナー
「へー、カードゲームって人気あるんだ」
と思い、いくつかカードゲームのルールをみてみたら、子供向けということもあったのですが、かなり単純なルールだったので
「これなら、自分でもっと面白いゲームが作れるかも?」
と根拠のない自信が湧いてきて、自分でゲーム作るのにチャレンジしてみることにしました。
最初に言っておくと、市販の売れているゲームは、ルールよく考えられています。単に遊びたいだけなら、ケチらず市販のものを買いましょう(笑)
ここから先は、自分でゲームを作ってみたいというマニアックな人に向けた内容の記事です。
オリジナルカードゲーム「からあげにレモンをかけたら死刑」を作る方法
ゲームの大まかなコンセプトとルールを考える
まずはゲームの大まかなコンセプトとルールを考えてみました。具体的には、以下くらいです。
- カードの種類は「からあげカード」「レモンカード」「塩カード」の3種類
- 伏せたカードを順に引いていって「からあげカード」をたくさん集めた人が優勝
- 「からあげカード」が出た時、他の人が「レモンカード」か「塩カード」をその上に伏せた状態で重ねて置くと「レモンかけた」状態になる
- 「塩カード」をダウトで見破ると、からあげをゲットできる。ダウト失敗 or ダウトで見破られると「からあげカード」を全て失う
この時点では、ルールは極力単純にして、あんまり細かいところまでは作り込みませんでした。まずはカードを作成してみて、実際に試してみることを優先しました。
カードのイラストを作る
次にカードのイラストを作ります。最初は、文字だけでも良い気もしますが、雰囲気を出すために、下手でも良いので絵をつけてみることにしました。
今回は「からあげカード」に関しては自分のブログのアイコン(依頼して描いてもらったものです)を使用し、「塩カード」と「レモンカード」はiPadとApple Pencilを使って描きました。使用したアプリなどは以下参照下さい。
出来上がったイラストは以下のような感じです。
からあげ
レモン
塩
ここは、プロトなのでクオリティは低くても大丈夫だと思いますが、からあげカードには「既にレモンが添えられているじゃないか!」という総ツッコミを受けたので、ゲームのコンセプトに沿ったデザインが大事だと思います。
余裕あれば、カードの裏面のデザインもあるとより良いと思います(カード印刷してから気づきました)。
カードを作る(印刷する)
カードは、プロトタイプということで普通の家のプリンターで印刷しました。
こんな用途に、おあつらえ向きな用紙が以下のエーワンさんのマルチカード 51291タイプです。
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- 発売日: 2014/12/12
- メディア: オフィス用品
なんと、ラベル屋さんという専門印刷ソフトも付属しています。
ブラウザ版を使えば、OS関係なく、ブラウザあれば簡単にラベルを作成できます。
作成は、以下のような感じです。
デザイン編集画面
プリント画面
プリントする数はこのときは適当(多め)に印刷しました。
印刷したカード
ゲームの脳内プレイ
まずは自分の脳内で、脳内プレイをしつつルールを練り上げます。
カードの枚数の割合なども、このときに決めました。
ただ、いつまでも脳内プレイしていても限界があるので、ある程度形になったらテストプレイに移ります。
ゲームのテストプレイ
実際に年末の友人たちの集まりで、ゲームのテストプレイをしてみました。
カイジ並みの熱い頭脳戦が繰り広げられている様子です。
実際にプレイすると「あれ、この場合はどうするんだっけ?」とか「カード枚数のバランス悪いな」とか「このゲーム、クソゲーでは?」と色々なフィードバックが得られます。
色々な問題はありましたが、意外に盛り上がりました。
まとめ
オリジナルカードゲーム「からあげにレモンをかけたら死刑」のプロトタイプを作ってプレイするまでをまとめてみました。
カードゲーム、グッとシンプルなものから考えれば意外に作れるものですね。あと、テストプレイは大切です(笑)これをどれだけ繰り返してルールを練り上げるかでゲームのクオリティが決まると思います。ゲーム作りながら、子供の頃に、自分のためだけにオリジナルゲームを作っていたことを思い出しました。子供の頃、当時同年代の体感1〜2%くらいの人しか持っていなかったPCを買ってもらったのも、一人で遊べるゲームが作りたかったのが最初のモチベーションでした。そういう意味で、ゲーム作りは自分の原点かもしれません。
個人的には、カードゲーム作り結構可能性を感じましたが、難しいのはなかなか普段ゲームをするようなメンバーが集まらないことですね。学生だったり、ある程度ゲームができる子供がいる家庭だと、手軽に遊べるので良いかなと思いました。
めちゃくちゃ面白いゲームができたら、プレイ動画配信したり、実際にクオリティ高いカードを作って販売までやりたいなとか考えていましたが、今のところはここまでにしようかなという感触です。今回の記事は、また自分がもう一度作りたくなったときの備忘録として残しておきます。ボードゲームとか作るのも面白そうです。
というわけで、この記事を読んで、ゲーム作りたくなった人は、是非クオリティ高いゲームを作って販売までチャレンジしてみて下さい!