話題沸騰のCanCamの自撮りライト
自撮りだけでなく、マクロのブツ撮りや虫撮りにも使えると話題のCanCamライト。詳しくは以下記事など参考にして下さい(完全な手抜き)。
妻に頼んで買ってきて貰えばよかったのですが、待ちきれなかった私は、エロ本を買う中学生のごとく、Interface誌とジャンプVRに挟んで購入しました。
こういう雑誌の付録は、ブロガーとしては発売して直ぐ記事を書くことが大切なのですが(すぐ本屋から姿を消してしまうので)もちろん、私は知ったこっちゃないです。雑誌が発売して1ヶ月後だろうが、1年後だろうが、レビューしたいときにレビューする。それがkaraage流です。
CanCam(キャンキャン) 2017年 02 月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/12/23
- メディア: 雑誌
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CanCam自撮りライトでライティングの実験
CanCam自撮りライト、買ったらすぐ分解して改造してやろうと思っていたのですが、思っていたより完成度が高かったので、分解するのがもったいなくなり、色々試してみることにしました。
もともとライティングに興味はありながら、一つも照明機器もっていなかったので、ライティングの勉強にはちょうどよいかなと思い、自分が本とかネットで聞きかじった、ありったけのライティングテクニックを存分に試してみることにしました。
今回は、以下の写真のような感じでマンフロットのミニ三脚にミラーレス一眼(Olympus OM-D E-M5)を載せてライティングしてみました。被写体はダンボーくんです。
今回試してみて気付きましたが、ダンボーサイズ感的にも、影の出方的にも、お値段的にもライティングの被写体にかなり向いている気がします。
【Amazon.co.jp限定】 海洋堂 リボルテックダンボー・ミニ Amazon.co.jpボックスver (リボコンテナ入り/ダンボールカラー)
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- メディア: おもちゃ&ホビー
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普通に撮影(リファレンス)
まずは、最初に何もライティングしないで撮影した様子です。
うん、普通ですね。
普通にライティング
次に以下の写真のように、CanCamライトで照らして撮影しました。
以下の写真のように、かなり強く影が出ていかにもライトをあてましたという写真になります。
ティッシュをかけてデフューザにして撮影
次に、カメラ雑誌で読んだフラッシュに布をかけて、光を柔らかくするという、素人が真似したくなるライティングテクニックNo.1(と勝手に思っている)デフューザを試してみました。今回は、以下の写真のようにティッシュをCanCamライトに巻いてディフューザ代わりにしています。
以下が、ティシュを1枚巻いたときの写真です
以下が、ティッシュを2枚巻いたときの写真です
ティッシュの枚数に応じて影が弱まり、自然な感じになっているのがわかります。
長時間露光+ライティング
次に、部屋を暗くした状態で長時間露光した状態で、CanCamライトで色々な方向から被写体(ダンボー)に光をあてるというテクニックを使ってみました。
マニュアルで撮影したのですが、露出設定は色々試行錯誤しました。上記の写真は、F16 ISO 200 シャッタースピード10s程度で撮影しています。影が消えてくれることを期待していたのですが、光の当て方がまずかったのか、結構影が強く出てしまいました。
この撮影方法は、以下記事を参考にしています。LEDライトセイバーの代わりにCanCamライトを使用した形になります
【武蔵野電波のプロトタイパーズ】第22回「プロ並み写真をすぐ撮れるLEDライトセイバー」 - PC Watch
比較明合成 +ライティング
色々な方向から光を当てた写真を比較明合成してみました。効果としては、先ほどの長時間露光と同様ですが、撮影が長時間露光より簡単というメリットがあります。その分あとの合成が大変です。具体的には、以下のように色々な方向から光を当てた写真を数枚用意します。
今回は、上記の写真の他5枚を加え合計9枚の写真を用いました。
次に、9枚の写真を比較明合成します。Photoshopなどの画像処理ソフトでできると思います。そんな高級ソフト持ってない!という人は、拙作の無料のソフト「Multiple Exposed Holic」を使ってみてください。
以下サイトからダウンロード可能です。MultiExposedHolic_For_Mac_V0_5.zip
がMac用でMultiExposedHolic_for_Win_V0_5.zip
がWindows用です。
具体的な複数の写真を合成する方法に関しては、以下の記事を参考にしてください。下記記事は花火を例にして比較明合成していますが、全く同じ要領で合成できます。
合成した結果の写真が以下です。
長時間露光と同じような効果を狙ったのですが、全く影のないCGのような少し独特な質感の写真が出来上がりました。この手法は一応自分で考えてみたつもりなのですが、ライティングする人にとっては当たり前のテクニックだったりするような予感がします。もしオリジナルの手法だったら、勝手にkaraageライティングと名付けたいと思います!真似していいよ!
まとめ
CanCamの自撮りライト使って色々な撮影方法を試してみました。ライティング、奥が深くて楽しいですね。結構はまってしまいそうです。問題は、CanCamがもう手に入らないことですが、以下みたいな小型のLEDライトを使っても同じような実験ができると思います。値段も3000円以下とお安いので自分も1個買ってみようかなとか思っています。こうやってライト沼にハマってしまいそうで怖いですが…
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ライティングしてブツ撮りするなら、ミニ三脚は必須かなと思います。Manfrottoのやつとかが小さくて丈夫なのでオススメ。自分も愛用しています。
Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用
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