2023年10月7日 白峰三山の日帰り縦走です( ´θ`)ノ
前日、仕事を終え、鹿児島から羽田へ。
羽田空港からレンタカーを借りて、静岡県奈良田まで来たことを報告済みです。
わずかな時間ですが、レンタカーで車中泊をして、5時に起床です。
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奈良田のバス停には既に多くの人が。
始発のバスも待機していました。
バス乗車券を購入です。
広河原までの運賃は1,300円、それに加えて協力金なるお金を300円支払います。
奈良田は駐車場代がゼロなので、駐車場の料金の様なものです。
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5時30分発のバスに乗り込みます。
既に先頭の2台は満員で、私は3台目バスに乗ることに。
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おそらく韓国からの登山者さんも同乗されており、白峰三山、北岳の人気を知るのです。
満員のバス車内の様子はこちら ↓↓
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奈良田の駐車場から広河原までの地図は下記 ↓↓
バスで50分ほどかかる道のりなのでかなりの距離です。
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6時20分、広河原に到着。
こちらには、甲府駅から来ることができる道路があり、両方からバスで来た登山者で溢れかえっていました。
3連休の1日目です。
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これだけの人が登山口にいるので、登山道の渋滞も気になるので、先を急ぎます。
翌日の登山開始となる北沢峠まで林道は続いている様ですが、一般車両は通年通行止めとなっている様です。
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左にお山が見えました。
あれが北岳なのか?わかりません。
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北岳は大学生の頃に登っているので、人生2回目となります。
下記の看板のところで、左に折れます。
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ここから、標高3000m越えの大縦走の始まりです。
YAMAP地図のSからGまで22.3kmです!
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スタートしていきなり吊り橋。
川を渡るのです。
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吊り橋の向こうに目指す白根三山。(と思うんですが。。。)
いよいよです。
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吊り橋を渡ってから、上りが始まります。
がんがん登ります。
先行している登山者をどんどん抜きます。
そして、7時35分には南アルプス市の市営の白根御池小屋に到着です。
かなりの立派な山小屋です。
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テントサイトにはいくつかのテント。
いい感じです。
南アルプスに来ているって感じです。
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ここから、北岳の肩の小屋を目指して急登です。
そこを一気に駆け上がります。
鳳凰三山の姿が見えて来ました。
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さらに登ると、紅葉と鳳凰三山と、秋の空、羊雲って幹事の風景が広がります。
いい天気になって何よりです。
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拡大すると地蔵岳のオベリスクの姿もよく分かるようになって来ました。
いい季節に、いい天気の日に来ることができ、ハッピーです。
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そして、北岳山頂まで1時間30分のポイントに到着。
8時23分でした。
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そして、この段階では確定していませんでしたが、結果として翌日行くことになった甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の姿が見える地点まで登って来ました。
ハイマツの植生もキレイです。
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そして、日本一の山です。
頭を雲の上に出している姿。
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そして肩の小屋が見えるポイントまで上がって来ました。
北岳の山頂は目の前です。
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肩の小屋の近くにもテントサイトがあります。
ここで夜を過ごすと、運が良ければ富士山の方向に昇る太陽の姿が見えるのかもしれません。
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そして、肩の小屋に到着。
ここも超立派って感じです。
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北岳には来ただけというオヤジギャグの書かれた看板あります!
ここの標高が3,000mとなります。
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ここの肩の小屋でTシャツ購入。
確か4000円だったような。。。
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上と下で全く色合いが違いますが、同じTシャツです。
KITADAKE KATA NO KOYA
と記載のTシャツ。
山小屋では良さげに見えたのですが、酸素うすくて判断を誤ったのかもしれません。。。
2023年10月7日9時16分 標高日本第2位の北岳山頂に到着!
肩の小屋でTシャツを買った後、休憩は取らずに山頂を目指します。
広河原のスタートが6時22分なので、3時間ぎりでゴール出来そうです。
強い日差しの向こうに北岳のピークが見えました。
あと少しです!
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そして、そして、2023年10月7日9時16分 標高3,193mの北岳山頂に到着です!
快調なペースです。
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秋晴れで、標高第2位の高台から標高第1位の姿を見ることが出来ました。
富士のお山です。
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朝の早い時間なので、山頂にはそれほど多くの人はいませんが、これからどんどんと山頂に登山者が増えてくると思います。
下記の写真では3名しか登山者写っていませんが。。。
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山頂での記念写真を撮影して頂き、間ノ岳を目指すことに。
撮影ありがとうございました。
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日本一の富士山のアップ写真も撮影です。
逆光でも美しいフォルムで、まさに日本一のお山です。
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せっかくのなのでドンキホーテで購入のみかんを食べることに。
どんどん、時間を過ぎていきます。
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周辺の山の写真も撮っておかないといけません。
北側には、結果、翌日に登ることになった甲斐駒ヶ岳(右のとんがり)と仙丈ヶ岳(左のなだらかな山容)の姿。
2座を一気に登頂できることになるとはこの時は思いもせず。
この日の縦走で疲れてしまって、どこにも行けないっていう可能性もあったので。
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そして、八ヶ岳の姿も。
甲斐駒ヶ岳の右に、一番高いピークが赤岳です。
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最後の最後にもう一度富士山。
ダケカンバの赤い実と富士の姿でございます。
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次に目指すのは間ノ岳。
標高日本第4位、3,190mのお山です。
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その途中には北岳山荘があります。
少し見えづらいですが、上記写真でも赤い山荘の屋根が見えます。
そして10時ぴったりに北岳山荘に到着。
立派な山荘です。
ここは立ち寄らずにスルーです。
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さらに進んで、振り返ると北岳山荘とその向こうに北岳の姿。
あそこから来たのが不思議に思うくらいです。
立派な山容です。
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さらに少し進んで北岳を撮影。
その深い谷まで落ちる斜面。
まさに南アルプス。
冬場の姿は恐ろしいかもしれません。
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そして、そして、そして。
間ノ岳の山頂が目の前に!
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11時9分、間ノ岳3,190mの頂きに到着。
記念写真撮ってもらいました。
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青い、青い空をバックに、北岳とその左には甲斐駒ヶ岳、赤岳のピークも見えます。
記念になるいい写真を撮って頂きましたよ。
ここまで来ると塩見岳が目の前です。
今回の遠征で結果として南アルプス5座の登頂に成功しましたので、残り南アルプス3座となるのですが、その1つ鉄仮面の塩見岳が目の前です。
悪沢岳と赤石岳も見えているはずですが、どれなのか同定できておりません。
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間ノ岳まで来て、少し安心し、疲れが出て来ました。
というのも寝てないからです。
というのも夜中に羽田空港近くから登山口までレンタカーを運転したからです。
流石に疲れが出て、ほんの少しですが、ここでお日さまを浴びながらの仮眠でした。
30分の仮眠で、元気回復です。
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白根三山の3つ目、農鳥岳を目指します。
その途中、鞍部に見えるのが農鳥小屋です。 ↓↓
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その農鳥小屋には12時12分に到着。
ここでようやくのお昼ごはん。
コーヒーを沸かして、パンを頂きましたよ。
15分ほどの昼食タイムでした。
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さあ、あとは西農鳥と農鳥の2つのピークのみ。
いざ、いかん。
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ここにも太陽がありました!
踏ん張って、登ります。
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少し登って、間ノ岳の姿を確認です。
間ノ岳もデカイのです。
先ほど昼食休憩をとった農鳥小屋の姿から、その大きさが分かります。
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そして、13時4分、西農鳥岳3,051mの山頂に到着です。
少しづつ雲が出てきましたが、間ノ岳、北岳の姿も山頂から見ることが出来ました。
ずんぶん、遠くから歩いて来たものですと感慨深い気持ちになります。
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さらに南側の南アルプスはこちら ↓↓
私にとって未踏の山々が鎮座しております。
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そして、この日の縦走最後のピークとなる農鳥岳へ。
13時34分に到着です。
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ここまで来ると雲が多くなって来ました。
間ノ岳と北岳の姿を雲なしで撮ろうと待機しても、次から次に雲が発生します。
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山頂であった方にこれから大門沢を降りる予定であることを伝えるとかなり厳しい下りですよアドバイスを頂くことに。
それが本当に厳しい下りであることを知ることになるのです。。。
2時間ほどの長い長い下り坂を降りて、ようやく大門沢小屋に到着。
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冷たい沢の水で冷やされたビールが飲みたかったのですが、
下山後に運転があるので、ヤメました。
400円のコーラでひとり乾杯です!!
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標準コースタイムではここから奈良田まで3時間。
まだ3時間下り坂があるのです。
そこを急ぎ足で歩いて、1時間半ほど頑張って歩きました!
途中、少し走りました!!
というのも、
広河原発16時40分の最終バスに、第一発電所から17時19分に間に合えば乗れるのです!!
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17時15分に第一発電所前に到着。
バスはまだ来ていないようなので間に合った様です!!
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広河原の登山口から第一発電所まで、距離22.3km、時間10時間53分。
よく頑張りました!
今回の登山ルートについて、YAMAP動画で振り返ります。
3Dリプレイです。
すごい機能があるもんです。
最近のアプリは!
最後の移動に戻ります。
8分ほど遅れてバスが到着。
最終便のバスに乗り込み、奈良田駐車場へ。
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最後、バス乗車は6分ほどですが、アスファルト道を歩かずに助かりました。
翌日も南アルプス縦走予定だったので、足への負担減は助かります。
駐車場到着後、奈良田温泉に入りたいなとスマホで調査するもいずれの温泉も日帰り温泉は18時には終了で、入ることは出来ませんでした。
仕方なく、早川町の町営宿泊施設「ヘルシー美里」へ行くことに。
ここは閉鎖された学校をリニューアルして温泉、宿泊施設にしている様でした。
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ギリギリ最後で温泉に入れて良かった、良かった。
最後だったので、写真も撮らせてもらいました。
渡り廊下の向こうが温泉施設となっています。
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源泉は冷たいので、沸かしている様なのですが、右側には源泉にも入れる様になっており、硫黄の匂いが強い源泉に入ることで何か疲れが取れるような気分になりましたよ。
オススメの温泉です。
温泉に入り、完全復活しました。
翌日、10月8日の甲斐駒ヶ岳の天気を、「てんきとくらす」のサイトで確認すると、午前中はてんくらA、15時以降でもてんくらBという予報でした。
元々のこの3連休の予報は1日目はなんとか晴れ、2日目、3日目は雨という予報だったので、甲斐駒ヶ岳は無理かなと思っていたので、これは行くしかありません。
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甲斐駒ヶ岳の登山口となる北沢峠までの連絡バスが運行している、仙流荘の駐車場に向かうことにしました。
広い広い仙流荘横の駐車場で車中泊です。
晩飯は、ドンキホーテで購入のカップラーメン。
疲れまくっていたので、車中泊でも爆睡でした。
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翌日は5時おきで、始発バスに乗る予定でしたよ。
長い長い南アルプスへの遠征1日目が終わりました。
つづく。