2年次生までの看護の基本的な学習を修め、3年次生の秋学期から本格的に始まる実習に向けて、3年次春学期に「派遣式」を行います。本学のキリスト教に基づく教育と看護学の融合を図り、看護専門職を志向する者としての姿勢や態度として校訓である「人になれ 奉仕せよ」を内在化し、看護実践に活かされることを目的としています。
派遣式に臨むにあたり、学院宗教主任の「人になれ 奉仕せよ」についての講演を踏まえ、学生一人ひとりが “人になるとはどういうことか”、“奉仕とは何か” について、これまでの学習内容と自己の経験を振り返りながらグループワークを行います。学生は、ワークを通して自分がどのように人間を価値づけているかを知り、自己の持つ価値と他者の持つ価値の重要性について考えを深めます。
式典は、5月の穏やかな季節に、大学のチャプレンの司式で執り行われます。式典では、グループワークの学びをグループ毎にまとめ、3年生代表による宣誓として発表します。厳かなパイプオルガンの演奏、保護者や学院関係者、在学生などの列席者に見守られ、看護学生として、実習に向けた決意を新たにします。