今週から日本でも公開される『恋愛の抜けたロマンス』。ただのラブコメと思って観ていたら、思いのほか面白くってツボだった。
『恋愛の抜けたロマンス』(2021年/韓国/95分)
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2022年7月8日(金)、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
恋愛はしたくないけどセックスはしたいジャヨン(チョン・ジョンソ)
彼女は恋愛のことを“感情労働”と呼ぶ。そんな面倒なことはしたくないから手っ取り早くデートアプリに登録する。
一方、仕事も恋愛もカモにされるウリ(ソン・ソック)
いいように使われて、19禁コラムを引き受けることに。半強制的にデートアプリに登録する羽目に。
そして出逢った2人
ジャヨンは“マク・ジャヨン(簡単に寝る)”という偽名を使っていたが、本名はハム・ジャヨン(一度寝よう)であることを告白。
一方のウリも“ヒヨドリ”と名乗っていたが、本名はパク・ウリ(パグリ=ヤる)。
互いに恥ずかしい本名であることを知って大爆笑
1日目から互いに惹かれ合う2人
恋愛のようなそうでないような微妙な関係だったが-
一体どんな結末を迎えるのだろうか。
*****
ヒロインのジャヨンを演じるのは『バーニング 劇場版』やNetflixドラマ『ペーパー・ハウス・コリア』のチョン・ジョンソ。
一方、ウリを演じるのはNetflixドラマ『D.P.-脱走兵追跡官-』『私の解放日誌』とノリにノッてるソン・ソック。
昨年11月後半に公開され、60万人を動員。
ほぼ同時期に公開されたリュ・スンリョン主演の『ジャンルだけはロマンス』(←タイトルが何気に似てる)が51万人だったことを考えると善戦したといえるのでは。
序盤、ジャヨンの口からポンポン飛び出すセリフがいちいち面白く、対する男たちの情けないことw
痛快なんだけど、終盤は風呂敷のたたみ方が若干、雑というか、、、もう少し捻りがあってもよかったのでは?と思った。
マッチングアプリについては、私はこれまでインストールしたこともなく、使ったこともない。
友だちからはよく話を聞く。中身を見せてもらったりもした。
私には未知の世界だけど、それで心の隙間を埋められるなら使う価値はあると思う。
個人的にはチョン・ジョンソの魅力に釘付けになる。『ペーパー・ハウス・コリア』でも感じたけど、『バーニング』当時よりずっと美しくなっており、圧倒的な存在感。こんなに魅力的な女優さんになるとはあの頃、思っていなかったので、次はどんな姿で登場するのか楽しみ。
ソン・ソックは『私の解放日誌』とは真逆のキャラで面白い。
オススメ度 ★★★☆☆
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