ついに今週から日本でも公開。韓国の人気コミックを原作にした『神と共に 第一章:罪と罰』。
今年、日本で公開される韓国映画の目玉作品だと思う。
おそらく、今年これを超える韓国作品が日本で公開されることはないんじゃないかなー。
ってぐらい、壮大な物語。個人的にはハリウッド大作以上の面白さだった。
『神と共に 第一章:罪と罰』
(2017年/韓国/140分)
© 2018 Daisuke Igarashi /Kodansha All Rights Reserved.
2019年5月24日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
高層住宅で火災が発生した。そこで壮絶な最後を遂げた消防士ジャホン(チャ・テヒョン)。
自分の死に気づいていないジャホン
彼の前に冥界の使者たちが現れる―
冥界のルールでは、人は亡者になると49日間のうちに7つの地獄で裁判を受けなくてはならない。
殺人、怠惰、ウソ、不義、裏切り、暴力、天倫という7つの罪状すべてを晴らした者だけが現世に生まれ変われるというのだ。
ジャホンの裁判を支援するのは3人の使者。
冥界のスーパー弁護士カンニム(ハ・ジョンウ)
警護担当のヘウォンメク(チュ・ジフン)
そして補助弁護士ドクチュン(キム・ヒャンギ)。
彼らは過去1000年で47人の亡者を転生させた実績を誇る。そして計49人の亡者を転生させることに成功すれば、3人もまた人間に生まれ変われるのだった。
こうしてジャホンの未知なる地獄巡りが始まる―
生前に善き行いを積み重ねてきたジャホンは、使者たちにとって19年ぶりの貴人。つまり“正義の亡者”だったが、裁判で思いがけない過去が明らかになっていく。
「お金のために生きてきた」というジャホン
実際、彼は病弱な母親の治療費と、弟スホン(キム・ドンウク)の学費を稼ぐため、不眠不休で働いていた。
だが、その弟スホンの命が失われていたことが判明。
事実を隠蔽したのは新米の一等兵(ド・ギョンス)
下界で真相を探っていたカンニムの前で、スホンの霊は強力な恨みの念に囚われていた。
冥界で地獄めぐりを続けるジャホンと使者はさらなる危険に見舞われていく―。
*****
ファンタジー・アクション大作としても大満足だけど、一方で壮大な家族の物語でもある。
手に汗握るシーン満載なのに、明らかにされた家族の真実では涙を堪えきれない。
息をつくヒマがなく、エンドロールが流れたあとも興奮がおさまらなかった。
注目したのはチュ・ジフン演じるヘウォンメク役。
当初、ウォンビンがオファーされていたが、「キャラクターが自分に合わない」という理由で実現しなかった。
いざ映画を見てみると、コミカルなチュ・ジフンのヘウォンメクを見ていると「たしかに…」と思わなくもない。
ウォンビンなら、やっぱりハ・ジョンウが演じたカンニム役のほうがピタリとハマったかも?
物語は『第一章:罪と罰』『第二章:因と縁』の2部作で、第二章はもっと壮大なドラマが待ち受けている。
キャラクターすべての過去が明らかになり、第二章の最後の最後で「えっ!?」とビックリするためにも、第一章は見ておくべき。
地獄を司る閻魔大王(イ・ジョンジェ)も・・・
すべてが圧巻だけど、スクリーンじゃないと魅力は半減するかも。
オススメ度 ★★★★★
レ・ミゼラブル (2012) (字幕版) 人としてどう生きるか。それが大事。 |