9月に入りました。最近よく雷の音が聞こえ、大気の不安定な日が多々ありましたね。これから本格的に野分の季節です。
雷、どうしてあんなに大きな音がして、どうしてあの中であれほど強い電気が起こるのか。理屈はわかっても、改めて思うと本当に不思議です。
あの雲の中にはたくさんの氷の粒が上がり下がりして、互いに合体し、まわりの水分を吸収してはより一層大きくなっていくそうです。しだいにそれが激しくぶつかり合い、摩擦し合い、電気まで容易に起こして放つなんて凄い。いざ轟き光り始めると、昔の人が雷神様と崇めた気持ちのほうが案外よく共感できてしまいます。
子どもの頃は怖かったものですが、最近は雷、状況さえ許せば見ていたくなったりします。
(※危ないので真似しないで下さい😅雷鳴時は堅固な建物の奥へ。)
まるで私達の心の中のように思えてきます。怒りや苦しみ悲しみ、消し去れない憎しみや恨み、衝動、恥や罪悪感、たやすく外には出せない負の感情。本来、感情の範囲は、麻痺しても凍結してもよくない、できるだけ感じられる範囲で、自分で耐える・慰められるという感覚の体験が必要ですが、行き場のなかった感情は抱え込むうちにいつしか、ばらばらに凍り始めてしまいます。こんな凍った感情の粒、どんな人にも一つや二つきっとあるのではないでしょうか。
雷、落ちるとは言いますが、負の電子が地上に達して初めて通電し、実際は電流が地から雲へ上へ向かってほとばしるのだそうです。ますます底の方へまとまりながら重く下りていく氷塊の存在が気がかりです。
ならば感情が凍り出す前に、あなたのなかの気の流れ、心の底辺へ吹き下ろす氷まじりの風を、今一度しっかりと捉えてみてはどうでしょうか。
負の思いが乱舞し衝突し合って大きくなる前に。
電流を起こして自分も周りも焼いてしまう前に。
心の温度はどうですか?
内部で寒暖激しく差があったりしないでしょうか。自分でも知らぬ間に、氷の粒が巨大になりすぎていませんか。
早めに少しずつ溶かして、雨として流せないでしょうか。
いよいよ危険なときには、ぜひ一閃、晴天霹靂思い切って放電を。その時には相談室ができる限りの心の安全装備で、避雷援護いたします。
いつか穏やかな青空をともに見上げることができますように。
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(本文中画像 : 神戸観光壁紙写真集 KOBE Photo Galleryより)