2011年02月 : はこだて自然倶楽部~続・風を追って〜

はこだて自然倶楽部~続・風を追って〜

函館から発信!登山、自然、観光情報、市民活動のBLOGです。It's sent from Hakodate!

2011年02月

函館は晴れ渡って気持ちの良い朝を迎えました・・・。
昨日、伊達市の東部に聳える稀府岳(まれっぷだけ)に自然倶楽部ツアーで登ってきました。
日曜日なのでたくさんの登山客を予想していましたがあいにくの小雪模様なのか僕らのパーテイーのみ。

トレースをみたら前日にたくさんのかたが登ったようでスキーの跡もありました。
例年よりも少雪で稀府名物の雪庇の発達は少し少なかったようでしたが頂上は例年並みの積雪でした。

    


    

 第二ピークへの登りですがまだまだ視界が晴れてきませんでした。
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 第三ピークからは雪庇の傍を慎重に通過します。例年より風が無いので寒さはさほど感じませんでした。
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 雪庇が盛り上がった狭い頂上は長居は無用です。集合写真を撮りすかさず下山しました。
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 稜線は笹原なのでズブズブ埋まります・・。今年はそれでも少なくて5回ぐらいだったでしょうか・・。
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昨日、雨予報のなかでしたが里山歩きで黒松内、添別にあります富田山254.5m(点名:蕃毛)に登ってきました。
ここは、添別川の左岸にある巨木の山でトドマツ、ブナの樹、シナノキやミズナラの100年から200年の
太い樹が点々と残されています。

登山口は富田ファームさんの広い駐車場ですので家人に了解をもらい車を置かせてもらいます。
最高点の254mまで1hほどで到着し、最高のビューポイントになるシナノキ大王まで2hで着きます。

      


      


 先ずは最高点まで林道を使い駆け上がります・・・最高点にはブナとシナノキが立っていて寿都湾も見渡せます。
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 最終ポイントのシナノキ大王です。樹冠の直径は30mはありますね。このあと薄日が射してきました
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 ネコヤナギも芽吹き始めました・・なんとノウサギも大好物????
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 コースの途中に起立するブナ大王様です。
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 ブナの樹に着生していたヤドリギを食べた連雀の脱糞痕です。ドロリっとしていました・・。
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 下山途中から晴れ間が広がり太い稜線の雪面がクッキリ見えてきました・・僕等のスノーシュー跡ですが
 大ネズミのトラッキングみたいですね。
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  TVでも放映されました函館イカール星人の続編がリリースされ配信されてきました。
  初回、第一弾は125万ヒット突破し好評ですね・・・。続編は解像度など鮮明で上出来です!!

先週末からめっきり春らしくなりました。
今朝には庭に夏鳥のキビタキが訪れていてビックリしました。
春の訪れは加速しています。

さて、2/20-21と青森市の八甲田山でスノーシューイングをしてきました。
現地ガイドは八甲田パークの工藤社長と八甲田の自然に詳しい棟方啓爾先生に御願いしました。

今回は初日に田茂萢からダイレクトコース沿い降りて4mから3mと深雪を楽しみ、二日目は
八甲田雪中行軍隊の銅像と蔦温泉の散策路を詳しい解説を聞きながら歩いてきました。
もちろん、宿は八甲田山荘さんです。

(スライドショーとムービーをサプライズしていますので。ぜひお楽しみ下さい)
     


     

 ロープウエー駅を降りるとあいにくの地吹雪模様。標高1380mの積雪は4mを越えていました。
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 標高1100mアタリまで降りるとすこし視界が効くようになりアオモリトドマツ、ダケカンバに混じって
 ブナの樹氷も出てきました。
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 標高1000mはマダマダ雪深いブナ林です。翌日になりますがブナ林の芽吹きが蔦の森ですでに始まっていました。
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 晴れると後方に降りてきた田茂萢岳とモンスター群が円錐ケーキに添えられたローソクのようにみえる
 のですが・・出発地の八甲田パークまであと少しです。棟方先生も集合写真に入って頂きました。
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 次の日は後藤伍長の銅像(馬立場)へ寄りました。まちろん、ナゼに雪中行軍隊は遭難したか?という解説付きで
 自然界の人為的改変(樹木伐採)も重要な要因だった・・という説得力のある話も聞くことが出来ました。
 もちろん、青森隊遭難は複合因子の重なった事故であり、ご存じ、案内人を寸前で断ったことにあるのは
 遭難への幕開けだったようです。
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 陽光の中、原生にちかい蔦のブナ林も二日目は満喫しました。
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 田代平(カルデラ)から見上げる北八甲田の山並み・・・低く見えるが中央が八甲田大岳です。
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 青森駅へ帰路の途中、萱野高原から田茂萢岳から赤倉、前嶽まで鑑賞できて幸運でした。
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工藤さん、棟方先生、大変御世話になりました。
 そして、コースなど事前にアドバイス頂きました、平井先生へも感謝申し上げます。
 また、次回も宜しく御願いします。

 棟方先生のHP "青森の自然"
 http://www.actv.ne.jp/~munakata/

 


 




 

 

昨年10月に日本で開催されましたCOP10(国際条約「生物多様性条約」10回目の締約国の会議)は
政権交代後のゴタゴタなどによりほとんどニュースになりませんでしたが大切な提言もなされています。
日本における森林と河川、海洋生態系は国際的にも注目されており、とりわけ森林と河川のもつ生産性
と地域種の保存状況は貴重で科学的調査が急がれているところです。

昨日ですが、永年ハナカジカなどを通して河川生態を研究しています北大の後藤晃教授が退官されると
いうことで最終講義を聴いてきました・・・。

COP10(生物多様性の項)ー機関誌TOYOTA ACEが解りやすく纏めています。
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 後藤晃先生の最終講義(市民受講可能)の」レジメと案内
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 生物多様性が解りやすい映像サイトーGREEN-TV
http://www.cop10.com/harmony-ecosystem/000223.html

今日の函館は小雨が降りました。
気温も上がり市街地の雪解けが進みました。
さて、ゆっくり登山で函館市東部にありますパワースポット吹上石(NUKEISHI)へ行ってきました。
ここへはコレまで最高の積雪で生環林からの林道に描かれた雪紋も大型でキレイでした。
雪紋の高さが2mもあったり、雪庇のようになっている箇所もチラホラあって林道歩きでも
スノーハイキングの醍醐味を味わうことができました・・・・。
天気も良かったので泣面山を背に気持ちよく歩けましたが、気温が5℃ととにかく暑かったですね。
吹上山まで3h15mでした。下山後は大船温泉で汗を流して、いつものやたら家さんで栄養補給して帰りました。

      

 小春日和のような暖かな林道にできた雪紋を乗り越えながら吹上石を目指します。
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 函館市の秘境パワースポットでもある吹上石群。
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 吹上山の頂上は風もなくて、絶好のパノラマ鑑賞とランチシーンを楽しみました。
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降りしきる雪の中、意外にも深い雪を歩いてきました。先行者のトレースは雪深い中で無い状態ですからラッセルですね。 
朝、函館は晴れ間が出ていましたが、トラピスト男子修道院裏手の登山口を出発したとたん猛烈な雪が舞い降りて、それが下山まで続きました。     
        

 横殴りの湿った雪が降っています。
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 ルルドの洞窟に立つ、マリア像も寒そうでした。ここで登山の無事を祈願します・・・
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 真っ白な頂上・・・標識は雪の中です。
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函館から道央道で4時間余り・・・室蘭岳911mの麓のダンバラスキー場へ到着し頂上をめざし出発する頃
は晴れ間が広がっていました。スキー場もマズマズの人数のスノーボー、スキー客が滑っており傍の空地
では雪の祭典も開催され立派な雪像が並んでいます。

白鳥ヒュッテから東尾根にある夏路伝いに登っていきますとツボ足やら簡易アイゼンの登山者がたくさん
降りてきました・・・。予想ではやはり積雪が固まりスノーシューよりもツボ足系がよい雪質なのか・・。

尾根に上がると表面も氷状のバーンでアイゼン向きでしたね。途中からガスが入り9合目から視界は100mほど
になってトレースに従って鐘のある頂上へ着きましたが風もあって西の沢側スキーコースを降り、途中で
ランチタイムを摂りました・・。函館から遠いのですが室蘭岳は市街地からのアプローチも良く冬も里山の
雰囲気のある山でした。


        

 5合目あたりのコブを乗り越え頂上を目指します。このあたりまでは市街地も見えていました。
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 登山開始から1h45mで頂上です。例年よりも少ない積雪でした。スキーヤー、
 ボーダーがここから滑り降りて行きます・・。
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 無事下山。水神社から流れる淡麗甘口のヒュッテ白銀水?を満喫して帰りました。
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来る2月26日に観光関連の方はモチロン一般市民向けに開催されますので参加下さい。
お待ちしております。会場は函館市元町FMいるかビル2Fカフェペルラで参加は無料です。

申し込み&問い合わせは函館市観光コンベンション部tel0138-21-3383です。
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自然倶楽部スノーツアーも折り返しが近づいてきました。
それにしても、この冬の催行時の天気は大荒れではなくて晴れ間も出るマズマズの天気で楽しんで頂いています。
この日は添別ブナ林ですので昔あった"ファーガスポイント"から運よく登ることが叶いました。森の中ではブナの冬芽も陽光に促されるようにふっくらとしてきました♪

昨日、目指すは通称、180mピーク(点名;上蕃毛)に立つFの樹で喫茶ファーガスポイントが営業していた頃にその店長の柳沢さんがよく通っていたパワースポットでした。Fの樹はシナの巨木。それにツタウルシが巻き付いてなかなか風情があります。
その実をクマゲラやマヒワが食べている所をみたいものです・・・。

Fの樹を過ぎて西尾根へカーブを切るとブナ、ミズナラ、イチイの老木がポツン、ポツンと立っているのでそれぞれ
を訪れながら森の妖精達と対話ができます。この日はエゾユキウサギの足跡が無数にみられて暖気が入り雪上が歩きやすくなって遊び回った様な感じでした。途中に地衣類のサルオガセがぶら下がっており、環境的にはガスの多い
丘の印象をもちました。下山時には添別ブナ林の散策路へ向かい降りていき若いブナ林を堪能しながら出発地へもどりました。若いブナ林ですがなかなかのブナも残されていて、朽ちたブナを成樹が支えており、老婆を背負うような
形のブナがありました・・。


       

 標高230mに立つFの樹ですが、上の横棒が折れてしまい、Yの樹に変わっていました。
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 立派なサルオガセでした。この地衣類は空気中の水分だけで栄養を摂っているそうです・・・。
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 老婆を背負っているようなブナの樹です。
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