英国にコービンという社会主義者の首相が誕生すると、富裕層への課税が強化される。
米国に○○○○という社会主義者の大統領が誕生すると、トランプはスケープゴートにされる。
(この記事は、メルマガ第295号のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)
長者番付の資産が増え続けている根本的な原因は中央銀行の量的緩和
英国の保守系高級紙タイムズの日曜版「サンデー・タイムズ」は、年一回、英国に在住している最も富裕な人々の長者番付(リッチ・リスト)を発表しています。
今回も、また「英国長者番付1000人のリスト」を発表しました。
「リッチ・リスト」は、英国在住の資産家が保有している土地、建物などの不動産、絵画などの芸術品や美術品、株式や債券など、公開されているデータを元にして各々の資産状況を推計し、ランキング付けしたものです。
ランキングのトップに輝いたのは、今年もまたヒンドゥージャ(Hinduja)兄弟で、2017年、2018年に続いて3年連続の第一位に。
BBC(5月12日付) は、以下のように解説しています。
<以下省略>
英国の超富豪たちは、“コービーゲドン”による過酷な課税をもっとも恐れている
<省略>
・・・「持続可能な開発」という国連の虚構のスローガンの背後に何があるのか、そろそろ私たちは気づかなければならないのです。
それは「資本主義を終わらせて代わりに社会主義を導入することで、世界支配層の新しい奴隷制度にシフトすること」を目指しているのです。
私は、9年前から一貫して「アメリカは社会主義の道を歩む」と書いてきました。
<省略>
・・・タイムズの「不確実性の時代が超富裕層を狼狽させている」と題する記事には、以下のように書かれています。
(ブレグジットによる)株式市場とハイ・ストリートの混乱の1年後、超富裕な人々は新たな恐れを抱いている ー それは“コービーゲドン”(Corbygeddon)だ。
富豪たちは、どのようにして窮地に陥っている政府から身を守ろうとしているのだろうか。
テリーザ・メイ首相のゾンビ政府のパフォーマンスは、熱心なマルクス主義者が首相官邸のあるダウニング街から相当遠いところにいると英国の多くの富裕層に確信させているかのようだ。
(※メイ首相の政府は、英国が社会主義の国になるということは「ありえない」と思わせている、ということ)
しかし、ジェレミー・コービンが次の英国首相になった場合に備えて、英国の富豪たちが資金を国外に出そうと計画している。
ブレグジット騒動によるジェット・コースターのような荒々しい相場の後で、長者番付に名前が挙がっている超富豪や多くの億万長者たちに“コービーゲドン”(Corbygeddon)の恐怖が打撃を与えている。
富豪たちは、どのようにして窮地に陥っている政府から身を守ろうとしているのだろうか。
テリーザ・メイ首相のゾンビ政府のパフォーマンスは、熱心なマルクス主義者が首相官邸のあるダウニング街から相当遠いところにいると英国の多くの富裕層に確信させているかのようだ。
(※メイ首相の政府は、英国が社会主義の国になるということは「ありえない」と思わせている、ということ)
しかし、ジェレミー・コービンが次の英国首相になった場合に備えて、英国の富豪たちが資金を国外に出そうと計画している。
ブレグジット騒動によるジェット・コースターのような荒々しい相場の後で、長者番付に名前が挙がっている超富豪や多くの億万長者たちに“コービーゲドン”(Corbygeddon)の恐怖が打撃を与えている。
つまり、富豪たちは、ジェレミー・コービンが英国首相になった場合、特に富裕層に対する課税が強化されると確信しているので、今のうちに、いろいろな方法で資産を英国の外に出そうとしていると報じているのです。
<以下省略>
超富豪の莫大な資産が世界をさまよう
<前半省略>
・・・デイリー・メイル(5月12日付)その他の英国メディアも、「“コービーゲドン”ー労働党の指導者が英国首相になった場合の増税に備えて、英国の富豪たちは彼らの資産1兆ポンドとともに国外に出ていこうとしている」と報じています。
しかし、彼らが本当に備えなければならないことは、まもなく、世界は歴史上最悪の富の破壊を経験しようとしており、それは、中央銀行が生み出した人工の紙の富をことごとく破壊してしまうことから、どうやって富の持つ購買力を温存するかということです。
運悪く、彼らの資産のほぼ全部はぺーパーマネーです。
もちろん、これは世界中で起こります。
<以下省略>
2024年、米国で初の社会主義者の大統領が誕生する!?
米国経済の崩壊が2020年代初頭から始まると、民主党の元大統領候補、バーニー・サンダースに代表されるような米国の社会主義者たちは、2024年の大統領選挙に米国を社会主義に塗り替えるのに最適な候補を押し出してくるでしょう。
<中間省略>
・・・その候補者は、ユニバーサル・ベーシック・インカムに似た無制限の社会保障、無料の医療サービス、終身年金、住宅給付、その他、ありとあらゆる無償のサービスを公約に掲げて票を勝ち取るでしょう。
この大統領の誕生によって、わずかばかりの米国の富裕層は、苦しめられている大衆の多数を歓喜させる懲罰的な課税によって次々と撃沈させられていくのです。
彼が米国の大統領になれば、すぐにトランプの政策に対する完璧な解毒剤として作用することを米国の有権者が知れば、米国初の社会主義者の大統領が誕生することになります。
「トランプが米国最後の大統領になる」と言われてきましたが、その意味は「資本主義を終わりにする大統領の登場によって米国の自由主義が終わる」ことを意味しているのです。
<中間省略>
・・・米国政府の借金は、オバマの二期8年間で2倍に膨らみ、およそ20兆ドルになりした。
トランプはまた、米国の負債を増やし続けるでしょう。
この社会主義者の大統領が、トランプの後を引き継ぐとき、米国政府の借金は、さらに膨らんでいることは確実です。
それどころか、トランプの次の社会主義者の大統領と、その側近グルーブは、数え切れないほどの数の企業を国有化するために、さらに数十兆ドル以上を投入するでしょう。
そして、公約どおり、社会保障、医療保険および年金への支出を劇的に増加させるでしょう。
連日、主流メディアは「米国はハイパー・インフレ突入直前」と報じるかも知れません。
しかし、まったく心配する必要はありません。
その社会主義候補者が権力を握るとき、彼は決して孤独ではないからです。
それより先に、ジェレミー・コ―ビンのようなマルクス主義の亡霊のような男が、英国の政治リーダーとして君臨し、相棒の米国の社会社義者の大統領を待っていてくれるかも知れないからです。
<以下省略>
フェビアン協会がマルクス主義者のコービンを次の英国首相にする可能性
英国の主流メディアが報じているように、英国の超富豪たちが“コービーゲドン”(Corbygeddon)の恐怖から逃れようと、資産を海外に移そうと計画しているように、米国の富裕層もまた海外に資金を移しています。
米国のセレブや富豪たちの中には、米国から外国に移住しようと計画している人々が少なからずいます。
<中間省略>
・・・シティー・オブ・ロンドンを実質的に支配している陰の国際金融勢力は、政治リーダーとしては、もっとも不適格なテリーザ・メイを首相に据えて英国民を動揺させた後、メディアのお膳立てによって救世主のごとく登場するジェレミー・コービンが英国の首相として大鉈を振るう、というシナリオです。
今後、脚光を浴びるようになるであろうジェレミー・コービンが、英国を社会主義の国に創りかえようとするのは、彼がコテコテのマルクス主義者であるというだけでなく、英国と世界経済を見舞うであろう今後の経済崩壊のためです。
<中間省略>
・・・特に、英国では、著名な社会主義知識人の多くが、“漸進的マルクス主義”の本山とも言うべきフェビアン協会の会員になっています。
ラムゼイ・マクドナルド(労働党党首から英国首相)、クレメント・アトリー(労働党党首)、ハロルド・ウィルソン(労働党党首)、トニー・ブレア(労働党党首から英国首相)、ゴードン・ブラウン(労働党党首から英国首相)らがフェビアン協会のメンバーであることからも分かるように、フェビアン協会は英国・労働党の強力な支持母体であり、フェビアン協会に支援された労働党党首の多くが英国の首相になっています。
こうしたことから、同じく労働党党首でマルクス主義者であるジェレミー・コ―ビンが次の英国大統領になることは既定路線といっても言い過ぎではないのです。
米国の社会主義化を否定する大統領と副大統領
<前半省略>
・・・はいっ、誰もが「債務問題を解決するのに、さらに多くの債務を積み重ねることは間違いである」ということを知っています。
しかし、カオスに突入して冷静さを失った人々は、認知的不協和に陥って、そもそもが自分たちを苦しめている問題を引き起こしたのは債務であることを忘れようとするでしょう。
貧困に苦しむ人々にとっては、明日の食事が最大の関心事であって、「社会主義や共産主義を渇望する動きが、ほんの一握りの支配層によって計画的に生まれて来た」という歴史的事実に目を向ける余裕はないのです。
「おいおい、米国は社会主義の国になるのか、勘弁してくれよ」・・・「冗談はよしてくれよ、自由の国・米国で社会主義が機能するわけがないじゃないか」・・・「なーに、平気平気、社会主義なんで恐れるに足らないさ」とデイリー・ビースト。
プロパガンダは、さっそく始まっているのです。
すかさずトランプは、「米国が社会主義国になることはありえない。私たちは自由に生まれ、そして自由に留まるのだ」と議会でスピーチを行い国民の疑惑を否定しました。
副大統領のマイク・ペンスもまた、「米国が社会主義国になった瞬間、米国は米国でなくなる」とツイートしました。
<以下省略>
AIは仕事を奪うだけでなく人口削減をもたらす
多くの人々は、AI(人工知能)とロボットが労働者から就労を奪い取る代わりに、その先には、ひょっとしたらバラ色の未来が開けるかもしれないと淡い期待を抱いています。
人間は労働から解放されても、「第四次産業革命」の新しい経済が始まるということです。
・・・理論的にはこれは可能です。
問題は、そのAIとロボットが誰によって所有されるのかということです。
それが、あなたであれば、あなたにはバラ色の未来が開けるのかも知れません。
しかし、生産能力は、今日の経済を支配している同じ人々によって所有されるのです。
彼らは、総じてマルクス主義の集団主義者であり、マルサスの人口論を金科玉条のように信奉している“生態系狂信者”たちです。
マルサスの人口論とは、世界の貧困層の人口膨張を放置しておくと、やがては地球の食料供給能力を超えて飢餓や戦争が起こり、最終的には地球が破滅する、という極端な理論です。
つまり、「必要のない余剰の人間は地球にとってゴミ以外のなにものでもない」と本気で信じている人々なのです。
言い換えれば、GMO(遺伝子組み換え)推進、ワクチン推進、パンデミック待望、フェミニズム、ジェンダーフリー、LGBTに対する差別に異常に神経質になっているフェビアン社会主義者たちのことです。
<中間省略>
・・・AIの開発と導入、ブロックチェーンの普及によって第四次産業革命を達成しようとしている世界経済フォーラム(通称ダヴォス会議)の常連に代表されるエリート主義者たちは、すべてのシステム、すべてのリソースを独占しようとしているのです。
<中間省略>
・・・いずれにせよ、次の経済崩壊は、今以上に少数派のためだけに存在する世界に創りかえるために計画的に引き起こされるでしょう。
そうです、世界を、社会主義から一歩進めて無政府の共産主義に移行させるために・・・
人々は、彼らの遠大な計画にまったく気が付いていません。
・・・このまま私たちが惰眠をむさぼり続ければ、「それ」は必ずやってくるでしょう。
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