ショーンKに翻弄されたテレビ局の世紀末的な「愚」 | カレイドスコープ

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フジテレビは16日、4月4日にスタートする夜の報道&スポーツ番組「ユアタイム~あなたの時間~」で司会を務める予定だった経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(47)が降板すると発表した。

最近、メディアへの露出がとみに増え、その甘いマスクからモデルとしてCMにも登場。めきめき頭角を現してきたショーン・マクアードル川上氏の経歴が嘘であったことが発覚した。


テレビ局が、どれほどいい加減なのか、少しは理解しよう

「報道ステーション」のレギュラー・コメンテーターとして有名になった経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏は、3月15日、出演予定の番組も含め、テレビとラジオ番組など計6本について活動を自粛すると発表。
自身の英文履歴書に「間違い」があったことを認めたということです。

ショーン・マクアードル川上氏のコメントには、早くから矛盾を感じており、「いったい彼は何者?」と彼の経歴を調べたとき、一貫性のない不自然な“ツギハギ”が見えたので、いつ発覚するのか静観していたのですが、案の定ということです。

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今、発売中の週刊文春がすっぱ抜いているのですが、当然といえば当然でしょう。
ショーン・マクアードル川上氏は、いい気になりすぎたのです。

ここ1~2ヵ月の報道ステーションでの、ショーン・マクアードル川上氏のコメントは、もうグダグダ。

というのは、一般の人が知らないような英語の経済専門用語やマーケティング専門用語を次々と並べ立てて、評論ではなく、その言葉の意味自体を説明し始めたからです。

実力のあるコンサルタントほど、伝えるべきターゲットに合わせて、無用な知識をひけらかしたり、極力、専門用語を使わないように配慮するものなのです。

川上氏のようなタイプの経営コンサルは、よく見てきたので、「同じタイプだ!」と直感したわけです。

さっそく、ワイドショーに格好の新ネタを提供することになった川上氏は、現在進行形でネットの集中砲火を浴びています。


ただ、ショーン・マクアードル川上氏について、いろいろ言い出したコンサルタントたちも、私から見れば同類であって、いい加減なことを言っているという点では大差ない人々です。

報道ステーションでの川上氏のコメントは、いったい何を言いたいのか判然としない上、視聴者に無駄な時間を浪費させること以外には実害が生じなかったので、敢えて触れずに来たのです。

が、先週だったか、とんでもない発言をしたことから、「これは看過できない」と思い始めたというわけです。

韓国人プロ棋士が人工知能ソフトの敗北を喫したニュースについて、彼は「人工知能は、人間が指令を与えなければ動かないので、人類の知能を超えることなどあり得ないので心配することはない」と、繰り返し断言したのです。

このとき、古館キャスターも、「んっ?」と怪訝な表情を浮かべたものの尺がないので、そのまま進行。しかし、おそらく勘付いていたのでしょう。

実は、これはとんでもない大嘘で、人工知能はすでに各方面で実用化されており、すでに人間の感情を持つ、という第二フェーズに突入しているのです。

人工知能とマイナンバーがしっりジョイントした場合に、確実に打ちたくないワクチンを打たされる世界をやってきます。
そのワクチンの中には顕微鏡レベルのミクロのチップが入っているのです。

人工知能は、人類を完全に奴隷化・ロボット化する能力を知識の自己増殖のよって身に着けるでしょう。これこそが、近未来における全世界的な脅威です。

少なくとも、川上氏は、そうした嘘を視聴者に言って安心させてはならないのです。

人工知能による文明社会の技術革新は、基本的人権や生存権にまで直接関わってくる問題なので、法のキツイ縛りをいれる必要があるのです。

今後、すべての地球人が関心を持って、特定のグローバル支配層が私物化することがないよう、徹底的に監視しなければならないのです。それに失敗すれば、世界の破滅がやってきます。

これほど人工知能の問題は人類にとって重大なことなのに、理系の知識をまったく持たない門外漢であるはずの彼が、「問題ない」とたった一言で決めつけてしまうのですから、彼の熊本の出身校でのあだ名が、「ホラッチョ川上(熊本ではホラ吹きの意味)」というのもうなずけることです。

さて、ショーン・マクアードル川上氏の本名が「川上伸一郎」であって、家系には外国人の血が入っていないにもかかわらず、バタ臭いマスクをしているのは整形の賜物であることなどについては、ネットのこぴぺサイトを見ていただくとして、なぜ、テレビ・メディアが騙されたのか、という謎です。

陰謀論から見る人は、「安倍晋三と官房長官の菅義偉が、にっくきテレ朝の報道ステーションを潰すために送り込んだ」と考えるかもしれません。

報道ステーションのテレ朝の「放送番組審議会」には、安倍晋三が幻冬舎の見城徹社長という、およそ電波ジャーナリズムの知識の欠片もない出版社のオヤジを送り込んでいるように、ショーン・マクアードル川上氏を番組にキャスティングするようプッシュしたのも、やはり同じ安倍シンパではないのかと考えられないこともありません。

しかし、ひっかかってしまったのは、報道ステーションだけではなく、完全に騙されてしまった(安倍応援団の)フジテレビや他の局も同じなので、これは「報道テ-ション潰し」というわけでもないようです。

私が、今まで会ってきた限りでは、もっとも能力的に劣っている人々は、テレビ局の人間です。
次に、大手新聞社の記者たち。ほぼ白痴同然。彼らは何も知らない。

出版社系のメディアは、最近、連続してヒットを出し続けている週刊誌などの報道系、企画モノ系、二次、三次の分析・解説系と多種多様で、いちがいに言えないものの、まだ出版人としての矜持と気骨が残っています。

ただし、出版社ほど玉石混交で、ダメな出版社のゴミ回収車直行のような本を選んでしまうと、お金をドブに捨てるどころか洗脳されてしまうので、ディスインフォメーションに耐性がない人ほど、その選別には細心の注意が必要です。

大衆路線で、もともと頑張っている出版社には、宝島社、日刊工業新聞社の出版部などがありますが、最近、富に意欲満々なのは集英社インターナショナルです。良い本を出し続けています。

反対に、親会社の集英社の対抗の講談社は凋落の一途をたどっています。官僚的体質が抜けきらないからです。

その他、社員数人の新興出版社からも、優れた編集者たちによって、有意な刊行物が出されています。
出版社の知名度ではなく、あくまで出版人としての良心とプライドを忘れていない出版社の本を買うこと。

5月には、日本中を揺るがすような本が出ることになっています。

テレビ局の見識の欠如、モラルの崩壊は、もう止められないでしょう。

テレビ局が欲している人材は、基本的に情報分析力のない人間であることは明らかです。
馬鹿の世界は馬鹿に任せておいて、使命感のある出版社に注目していきたいと思います。




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