今夜(6月23日)、午後8時32分に、月が地球に最接近します。
通常の満月より約14%大きく見え、30%も明るく輝きます。
今夜、6月23日の午後8時32分。
月が地球にもっとも近づく「スーパームーン」です。
しかも、満月。
地球最接近と満月が重なることは、あまりありません。
スーパームーンは、世界的に話題になっていて、あちら、こちらと、ほとんどの新聞で扱われ、テレビでも多く取り上げられていますが、相変わらず、日本の大メディアは取り上げていません。
今夜、見える月は、今年の満月の中でもっとも大きく(地球にもっとも近づく)、通常の満月の14%大きく、明るさも30%明るく輝いて見えるはずです。
「満月の夜」というと、狼男、ジキルとハイドのハイド博士を思い出すように、一般に犯罪の発生率が普段の満月の夜より上がる、という科学者の論文がありますが、学術的にオーソライズされているわけでもないようです。
ただし、月の引力が増加することによる生体や精神への影響は少なからず、あるはずなので、「今夜は2013年最大の満月」ぐらいは記憶にとどめておくべきでしょう。(ただし、東スポ)
スーパームーンは巨大地震の引き金になるか
今夜のように、月が地球に最接近する場合、月の引力によって地表や海面に変化が起こります。
それが、果たして地震のトリガーになるのか、Modern Survival Blog(2013年6月23日)では、こんな風に書いています。
この海水の盛り上がりが、どこで起こるのかは月が見えるとき、ということになります。
それも、月が天頂に来たときが、海水の盛り上がりが最高潮に達しているはずです。
その場所の海域には、もっとも高い付加重量がかかっていることになります。
そして、その場所は、地球の速い回転と、月の(地球から見た見かけ上の速さ)移動とともに、地球上をくまなく動きます。
問題は、この移動の速さと地表にかかる圧力の急激な変化です。
『西海岸の巨大地震とロシアの学者の「地震のトリガー」とは』にあるように、最近、ロシアの科学者チームが、気圧の影響により地震が引き起こされていると主張しています。
これは、台風や暴風雨など、動きの非常に速い低気圧が地球のある場所に来たとき、一気に気圧が下がって、その場所への圧力が減じられることによって、地殻のストレスが解放され、地震を誘発するトリガーになる、という仮説です。
仮説とはいうものの、過去の地震のケースを再検証すると、数々の当てはまる事象があるので、ロシアの学者チーム以外でも関心が集っている、というもの。
ただし、これには、いつくかの条件がピッタリ重なる必要があり、「そういうことは、めったに起こることではない」と片付けられてしまいます。
たとえは、最近、北半球で見られる異常現象に「北極振動」がありますが、この現象によって、北半球では異常に気圧の高い高気圧が発生します。
このとき、強力な台風がやってきて、一気に低気圧に変えてしまうようなことがあれば、同じ地点にかかっていた圧力は、まるで夏から瞬間的に冬になったかのように一気に減圧されます。秋を飛ばして一気に真冬に行くようなものです。
このとき、もともと地殻で微小な地すべりが起こっていたり、マグマが上昇している火山などでは、上から押さえつけていたストレスが解放されるので、地震が誘発されやすくなる、という理屈です。
今夜のスーパームーンは、その最たる現象で、ここで取り上げた海洋面の盛り上がりだけではなく、地表面も同じ引力で月側に引き寄せられるので、少なからず何らかの作用が及ぶのではないかと、発想力豊かな研究者たちは、手ぐすねを引くように、夜になるのを待っていることでしょう。
惑星が座相を形成している
さて、これこそ“御伽噺”の類かもしれませんが、興味本位ながらもホロスコープに地震の象意が現われているかどうか、見てみましょう。
下は、2013年のうちで、月が日本列島にもっとも接近する今夜の午後8時32分のホロスコープです。
特徴的なのは、月と冥王星がコンジャンクション(合)、同様に、火星、太陽、木星もコンジャンクションを形成している強力な座相が出ていることです。
火星、木星は少し離れていますが、どちらも作用を及ぼしあう強力な天体なので、ここではオーブ(許容範囲)以内と見ることができます。
さらに、波乱と“ガラポンの星”天王星とスクウェア(直角)を形成しているので、これらの天体のポテンシャルを引き出す、という象意が出ています。
特に、火星(火、事故、機械の故障、刃傷沙汰など)と、木星(拡大、膨張)の象意が、コンジャンクションに近い形を形成しているので、火星の持っている悪い象意が増幅されることを意味します。
同時に、これが黄泉の星、冥王星と人間の感情を支配する月とがコンジャンクションで、かつ、火星と木星とオポジション(180度)という、あまり嬉しくない座相を形成しているので、科学的な知識の全くない占い師であれば、一応、警戒すべき局面だと判断するでしょう。
こうしたホロスコープは、欧米の投資家、事業家の間では、実際にひとつの判断材料として使われており、彼らにとっては、捨てがたい要素なのです。
そんなことで、この記事は、ひとつの「余興」として捉えていただければいいと思います。
さて、今夜は晴れるでしょうか。
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月が地球にもっとも近づく「スーパームーン」です。
しかも、満月。
地球最接近と満月が重なることは、あまりありません。
スーパームーンは、世界的に話題になっていて、あちら、こちらと、ほとんどの新聞で扱われ、テレビでも多く取り上げられていますが、相変わらず、日本の大メディアは取り上げていません。
今夜、見える月は、今年の満月の中でもっとも大きく(地球にもっとも近づく)、通常の満月の14%大きく、明るさも30%明るく輝いて見えるはずです。
「満月の夜」というと、狼男、ジキルとハイドのハイド博士を思い出すように、一般に犯罪の発生率が普段の満月の夜より上がる、という科学者の論文がありますが、学術的にオーソライズされているわけでもないようです。
ただし、月の引力が増加することによる生体や精神への影響は少なからず、あるはずなので、「今夜は2013年最大の満月」ぐらいは記憶にとどめておくべきでしょう。(ただし、東スポ)
スーパームーンは巨大地震の引き金になるか
今夜のように、月が地球に最接近する場合、月の引力によって地表や海面に変化が起こります。
それが、果たして地震のトリガーになるのか、Modern Survival Blog(2013年6月23日)では、こんな風に書いています。
…月が地球に接近するとき、それとともに異常潮位をもたらします。
月と相対している地球の海面は、月の引力が海水を1インチほど引っ張り上げるため、盛り上がります。
地形によっては、6インチも海水を引っ張り上げる場所があります。
このことをイメージしましょう。
その海面には、月の接近によって新たな付加重量がかかり、逆に、その海域に海水が流れ込んだ場所では、圧力が減ります。
海水が集って盛り上がった場所では、ストレスが増大し、海水が引いた場所では、ストレスが減少します。
地球が回転している間、海水の盛り上がりは月と一直線になり、地球の海洋に沿って移動します。
こうした出来事の間、地表にかかる総重量が、いかに巨大な理解できますか?
そのときのイメージは、上の図のようです。
月と面と向かっている海水面は、その引力に引っ張られ盛り上がりますが、同時に、地球の反対側の海水面も盛り上がっています。
反対に、月のもっとも遠い海水面にも月の引力はかかっていますが、海水の盛り上がっている場所に水が移動してしまうので、ここでは海水面が下がります。
地球が1回転するのに24時間かかりますから、干潮→干潮、満潮→満潮まで約12時間。干潮→満潮、満潮→干潮まで約6時間の周期で、地球上を絶え間なく海水が移動しています。
潮の満ち引きは、このように一日に何度か起こりますが、ただし、スーパームーンは、ほぼ1年に一回の割合でしか起こらないので、何か特異な現象が起こるのではないか、と観測者たちが注意しています。
一般に、スーパームーンが起こったときの異常な地殻へのストレスが、地震の危険を増大させるのではないかと人は考えています。この間に、地殻を押している地殻応力によって地震が起きるのではないかと。
月と相対している地球の海面は、月の引力が海水を1インチほど引っ張り上げるため、盛り上がります。
地形によっては、6インチも海水を引っ張り上げる場所があります。
このことをイメージしましょう。
その海面には、月の接近によって新たな付加重量がかかり、逆に、その海域に海水が流れ込んだ場所では、圧力が減ります。
海水が集って盛り上がった場所では、ストレスが増大し、海水が引いた場所では、ストレスが減少します。
地球が回転している間、海水の盛り上がりは月と一直線になり、地球の海洋に沿って移動します。
こうした出来事の間、地表にかかる総重量が、いかに巨大な理解できますか?
そのときのイメージは、上の図のようです。
月と面と向かっている海水面は、その引力に引っ張られ盛り上がりますが、同時に、地球の反対側の海水面も盛り上がっています。
反対に、月のもっとも遠い海水面にも月の引力はかかっていますが、海水の盛り上がっている場所に水が移動してしまうので、ここでは海水面が下がります。
地球が1回転するのに24時間かかりますから、干潮→干潮、満潮→満潮まで約12時間。干潮→満潮、満潮→干潮まで約6時間の周期で、地球上を絶え間なく海水が移動しています。
潮の満ち引きは、このように一日に何度か起こりますが、ただし、スーパームーンは、ほぼ1年に一回の割合でしか起こらないので、何か特異な現象が起こるのではないか、と観測者たちが注意しています。
一般に、スーパームーンが起こったときの異常な地殻へのストレスが、地震の危険を増大させるのではないかと人は考えています。この間に、地殻を押している地殻応力によって地震が起きるのではないかと。
この海水の盛り上がりが、どこで起こるのかは月が見えるとき、ということになります。
それも、月が天頂に来たときが、海水の盛り上がりが最高潮に達しているはずです。
その場所の海域には、もっとも高い付加重量がかかっていることになります。
そして、その場所は、地球の速い回転と、月の(地球から見た見かけ上の速さ)移動とともに、地球上をくまなく動きます。
問題は、この移動の速さと地表にかかる圧力の急激な変化です。
『西海岸の巨大地震とロシアの学者の「地震のトリガー」とは』にあるように、最近、ロシアの科学者チームが、気圧の影響により地震が引き起こされていると主張しています。
これは、台風や暴風雨など、動きの非常に速い低気圧が地球のある場所に来たとき、一気に気圧が下がって、その場所への圧力が減じられることによって、地殻のストレスが解放され、地震を誘発するトリガーになる、という仮説です。
仮説とはいうものの、過去の地震のケースを再検証すると、数々の当てはまる事象があるので、ロシアの学者チーム以外でも関心が集っている、というもの。
ただし、これには、いつくかの条件がピッタリ重なる必要があり、「そういうことは、めったに起こることではない」と片付けられてしまいます。
たとえは、最近、北半球で見られる異常現象に「北極振動」がありますが、この現象によって、北半球では異常に気圧の高い高気圧が発生します。
このとき、強力な台風がやってきて、一気に低気圧に変えてしまうようなことがあれば、同じ地点にかかっていた圧力は、まるで夏から瞬間的に冬になったかのように一気に減圧されます。秋を飛ばして一気に真冬に行くようなものです。
このとき、もともと地殻で微小な地すべりが起こっていたり、マグマが上昇している火山などでは、上から押さえつけていたストレスが解放されるので、地震が誘発されやすくなる、という理屈です。
今夜のスーパームーンは、その最たる現象で、ここで取り上げた海洋面の盛り上がりだけではなく、地表面も同じ引力で月側に引き寄せられるので、少なからず何らかの作用が及ぶのではないかと、発想力豊かな研究者たちは、手ぐすねを引くように、夜になるのを待っていることでしょう。
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下は、2013年のうちで、月が日本列島にもっとも接近する今夜の午後8時32分のホロスコープです。
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