生成 AI パスポート試験(2024年 第3回)を受験してみた - kakakakakku blog

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生成 AI パスポート試験(2024年 第3回)を受験してみた

2024年10月18日(受験可能期間は10月1日〜10月31日)に「生成 AI パスポート試験(2024年 第3回)」を受験して合格した👌試験自体は IBT (Internet Based Testing) だけど結果はすぐに出ず,2024年11月18日に発表された.個人的に結構イイ試験だな〜と感じたので「試験の紹介を目的として」出題内容には触れず簡単に振り返っておこうと思う.

guga.or.jp

試験概要

「生成 AI パスポート試験」はその名前の通り,最近よく話題になる「生成 AI」の基礎知識を問う試験になっていて,ウェブサイトには「生成 AI リスクを予防する資格試験」と表現されていたりもする.よって,少なくともこのぐらいは知っておくと良いぞ〜というポイント(歴史・技術・活用テクニックなど)を理解していることを証明できる💡

出題範囲(2024年 第3回 前提)

出題範囲はシラバス(生成 AI パスポート シラバス 8.03 最新確定版)に詳しく載っていて,ある程度理解していればシラバスを見ると「あ〜こういう感じか〜」と把握できると思う.ちなみにシラバスを見て「ちょっと古いのでは...?」と感じる人もいると思っていて,実は次回開催からはシラバスが改訂されるため,それに関しては記事の最後に紹介する❗️

  • 第1章: AI(人工知能)
  • 第2章: 生成 AI(ジェネレーティブ AI)
  • 第3章: 現在の生成 AI(ジェネレーティブ AI)の動向
  • 第4章: 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則
  • 第5章: テキスト生成 AI のプロンプト制作と実例

あと試験としては合格率が高く難易度は低めだと思う.

  • 2024年 第2回(合格率 78.76%)
  • 2024年 第3回(合格率 75.76%)

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なぜ受験したか

自分自身はソフトウェアエンジニアとして日々生成 AI を活用していて,ある程度の理解と体験があるためシラバスを見て基本的にはわかるかな〜という感じだった.よって,資格試験の受験者層とは少し外れている可能性はあるけど,今後もっと生成 AI が普及するためには重要な資格なのかと考えて,どんな資格試験なのか実際に体験しておきたいというモチベーションがあった💪

試験対策

書籍(テキスト・問題集)や研修・試験対策コンテンツなど十分に揃っていると思う.

今回は「生成 AI パスポート公式テキスト 第2版(現在 Amazon で買えるのは第3版だけど読んだのは第2版)」「生成 AI パスポート テキスト & 問題集」をザッと読んだ📕内容的には「公式テキスト」の方が詳しく解説されているけど,あくまでテキスト(教科書)なので,模擬テストを解きながら勉強するなら「テキスト & 問題集」の方が良いと思う.内容的には似ていて,両方読む必要はないかな〜という印象だった.

生成AIパスポート テキスト&問題集

生成AIパスポート テキスト&問題集

  • 日本能率協会マネジメントセンター
Amazon

あとは「おとなもこどもも知りたい 生成 AI の教室」も読んだ📕たまたま子供がこの本を読んでいて,読ませてもらったけど,結構「生成 AI パスポート試験」の出題範囲とカブっていておすすめ❗️小学生でも読める本だからイメージしやすく,本格的な試験対策に入る前に読んでおくと良いと思う.

他に Transformer / GAN / LSTM などの理解は YouTube「スタビジ」の解説動画を観た😀

www.youtube.com

さらにポッドキャスト「Misreading Chat」は普段から聴いていて,そういえば過去に GAN / VAE / Stable Diffusion 関連の論文紹介エピソードがあったな〜と思い出して,改めて聴き直したりもした👂️

misreading.chat

misreading.chat

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ザッとこんな感じ❗️よって,直接的に試験対策をするというよりは,出題範囲で理解が浅いな〜と感じた部分を中心に学び直していた感じだった \( 'ω')/

試験当日

試験自体は IBT で自宅から受験できる👌受験可能期間が1ヶ月間もあって,時間調整しやすいのは良かった.「IBT 受験に必要な機器および受験環境」「禁止事項」はウェブサイトに載っている📝

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僕はよく AWS 認定試験・Kubernetes 認定資格・Terraform 認定試験などを受験していて,オンライン受験には慣れているため,普段と同じ環境で受験した.オペレーターに監視されることはなかった.

出題範囲(2025年2月以降)

実は次回開催(2025年2月)から出題範囲が改訂されるとアナウンスされている💡シラバス(シラバス改定 2025年2月試験版)も公開されていて,例えば GPT-4o / Claude / Gemini / Sora なども出題範囲になっていたり,AI 事業者ガイドライン(第1.0版)前提で改訂されていてイイ❗️試験自体の鮮度が保たれていることは重要だと思う.

www.meti.go.jp

さらに「生成 AI パスポート試験」の良いところに「生成 AI パスポート 資格更新テスト」という仕組みがあって,新シラバスに沿った知識を証明するために問題数を減らして再受験することができる👌

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まとめ

個人的にイイ試験だと思う❗️受験して良かった.もし興味あるぞ〜って思ったら次回開催(2025年2月)を申し込んでみると良いじゃないでしょうか😀(申し込み期限は2025年1月31日📅)

1点改善点を挙げるなら IBT なのに合否発表まで遅すぎるのでもっと早く発表されると良いな〜とは思う.