ノースフェイスはアウトドアブランドの中でも屈指の人気を誇るブランドです。しかし高い人気を誇る分、偽物のアイテムも多く流通している現状があります。ぱっと見では違いに気づきにくい偽物ですが、見分けるポイントがいくつかあり、そこを押さえれば本物かどうか自分で判断することが可能です。
本記事では、偽物のノースフェイスの見分け方について詳しく解説していきます。ジャケットやリュックなどアイテム別に本物との違いを紹介しているので、最後までご覧ください。
目次
偽物のノースフェイスが多く流通している現状
ノースフェイスは1968年にアメリカで誕生したアウトドアブランドで、正式名称は「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」といいます。創業当初から登山者向けに製造販売していたこともあり、機能性や品質の高さは抜群です。
さらに機能性の高さに加えてファッション性の高いデザインも兼ね備えているので、アウトドアシーンだけでなくカジュアルシーンで着用している方も多くいます。
長年に渡り愛され続けてきたブランドですが、ここ最近では偽物も多く流通しています。年々偽物のクオリティは上がっており、本物よりも安価で販売されているので、偽物を購入してしまう方も少なくありません。
ベトナム産や中国産の偽物が多い
偽物のノースフェイスを製造している生産地は数多くありますが、主に挙げられるのが中国とベトナムです。
中国は「コピー天国」とも言われており、ノースフェイスに限らず世界的に人気のあるものを次々に模倣している国というイメージが強いです。偽物のノースフェイスの大半が中国産とされており、その割合は約8割にのぼるとされています。
そしてここ最近で偽物の製造が増加しているのがベトナムです。カンボジアやタイなどの東南アジアでも偽物が多く作られていますが、それもベトナムからの流通経路が多数あります。観光客向けの商店では、店先に平然と偽物のノースフェイスが販売されていることもあるので、観光の際は注意が必要です。
偽物にもランクがある
クオリティの高い偽物が多く流通しているノースフェイスですが、実は偽物の中でもランクがあることをご存じでしょうか。非正規品も含めると、以下のようにランクが振り分けられます。
- クオリティが低い偽物
- スーパーコピー品(N級品)
- 正規工場のB級品の横流し
- 正規工場の余剰生産品の横流し
偽物の中には本格的なコピー品製造工場で製造されているものもあり、本物と瓜二つのスーパーコピー品やN級品も存在します。品質が劣る安価な偽物から高品質な偽物まで、見極めるポイントを押さえておくことが大切です。
またコピー品でなくとも、正規品の工場からB級品や余剰生産品が流出し、非正規品として販売されているケースもあります。それらは本物同等の素材や機能性を使用しており、高品質であることが多いのですが、何らかの欠点がある場合が多いです。
バイヤーが偽物を見分けるときに見ているポイント
本章では、ノースフェイスの偽物の見分け方を解説します。必ずしもすべての偽物に該当するわけではありませんが、傾向を把握しておくだけでも十分な対策になるのでしっかり押さえておきましょう。
ブランドロゴの刺繍が歪んでいないか
ノースフェイスのロゴマークは、「THE NORTH FACE」という文字とドーム型のマークがセットで刺繍されているのが特徴です。しかし、偽物の場合、全体的に刺繍の作りが雑で文字同士がくっついてしまっていたり、歪んでいたりすることが多いです。特に、カーブの多い文字が歪んでいる場合や、右側のドームが歪んでいる場合は偽物の可能性が高いです。
正規品の場合は文字同士が明確に分離しており、ドームのカーブでも歪みが出ることはありません。
YKK製のファスナーを使用しているか
ノースフェイスの正規品は基本的にYKK製のファスナーを採用しています。アイテムによってはロゴマークのデザインになっているものもあるので、確認しておきましょう。
よって上記以外のファスナーや刻印がないものが採用されている場合は、偽物の可能性が高いといえます。中にはYKKのコピーファスナーが使用されているものもあるので、本物と見比べる必要があります。
偽物は「YKK」の文字が潰れていたり歪んでいたりするものがあり、中には「YRR」と表記されているものもあるので、本物と比較すれば見分けるのは難しいことではありません。
タグの文章が自然であるか
アイテムについているタグの表記が不自然な日本語である場合、偽物の可能性が非常に高いです。ノースフェイスを含めたアウトドア用品は特殊な素材やコーティングが施されているので、メンテナンス方法が詳しく表記されています。
輸入品の場合はそれが翻訳されていますが、偽物はその翻訳した文章が不自然であることが多いので注意しておきましょう。またタグには生産地が表記されていますが、ノースフェイスの公式サイトに掲載されている原産国と違う場合も偽物である可能性は高いです。
ノースフェイスのタグは独自のホログラム加工が施されていますが、最近の偽物は精巧なタグを用いているので、タグのみで偽物かどうか判別するのは少し難しいのが現状です。
ノースフェイス偽物の見分け方|ダウンジャケット
ここまで偽物のノースフェイスを見分けるポイントをご紹介してきましたが、ここからはアイテムごとで押さえておきたいポイントをご紹介します。まずはダウンジャケットです。
ブランドロゴや刺繍の配置が定位置にあるか
ノースフェイスのブランドロゴには定位置があり、基本的には左胸のあたりに配置されています。ただしロゴマークが右肩・左腕・背中中央部分に配置されているものもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
そのため上記以外の部分に配置されているアイテムは、偽物の可能性が非常に高いです。また、前章でご紹介したロゴや他の刺繍のクオリティも忘れずチェックしておきましょう。
ゴアテックスには特に注意を
出典:GORE-TEX
GORE-TEX(ゴアテックス)は、多くのアウトドアブランドで使用されている世界トップクラスの水準を誇る防風透湿性と、耐久撥水性を兼ね備えた高機能素材です。ノースフェイスでも多くの人気商品に使用されているので、その分偽物も多く出回っています。
ゴアテックスのロゴには「GORE-TEX®」と「GORE-TEX®XCR」の2種類があり、両方の特徴を抑えておきましょう。
ロゴマークのクオリティで判断するのも可能ですが、「®」の有無や位置が異なるケースも多くあります。「®」は基本的にTEXの後ろにしか配置されていませんが、中にはXCRの後ろについているものもあるので注意が必要です。
ノースフェイス偽物の見分け方|リュック
本章では、ノースフェイスのリュックの偽物を見分けるポイントを解説します。リュックは見かけ上判別しにくいと思われがちですが、偽物とわかりやすいポイントが2つあります。
バックルが隆起しているか
ノースフェイスの登山用などのリュックのバックルは、緊急時に笛の役割を果たすのをご存じでしょうか。そのため本物のバックルの留め具には隆起している部分があります。以前までは普段使用のリュックにも搭載されていましたが、現在は主にアウトドアシーンで使用するリュックにのみ搭載されています。
一方で偽物のリュックにはこの笛が搭載されていないものが多く、そういったものは基本的に平たいデザインになっています。中には笛を搭載している偽物もありますが、本物と比べればその違いは一目瞭然です。購入する前に笛が搭載されているリュックか確認し、笛が搭載されているタイプであれば上記の特徴を押さえておきましょう。
底部分が分厚い造りになっているか
購入前に実際に触れることが可能であれば、リュックの底部分を確認してみましょう。本物と偽物では使用している品質や素材が異なり、本物は機能性が高く分厚い作りになっています。
一方で偽物は本物よりも安い素材を使用しているので、底の部分が薄く貧弱な作りであることが多いです。手触りの感触も若干異なり本物と比較すれば容易に違いがわかるので、こちらも確認を怠らないようにしましょう。
ここまで本物のノースフェイスの見分け方を紹介してきましたが、中には「自分で見分けるのは面倒」「やってみたけど本物かどうか確証がない」という方がいるかもしれません。
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ノースフェイスの本物を安全に入手できる購入先
本章では、安心して本物のノースフェイスを購入できる場所をご紹介します。このほかにも正規品が販売しているところもありますが、「確実に」購入できるとは限らないので、信頼できるところで購入するのがおすすめです。
正規店や公式オンラインストア
最も確実にノースフェイスの正規品を入手したいという方は、ノースフェイスの実店舗や公式オンラインストアで購入するのがおすすめです。ノースフェイスの店舗は全国に約80店舗あり、正規品を扱うスポーツショップまで含めると数えきれないほどあります。
一言にノースフェイスの店舗といってもたくさんの種類があり、それぞれ得意とするカテゴリやアイテムが異なるのが特徴です。主な店舗の種類は、以下の通りです。
主なノースフェイスの店舗の種類
- THE NORTH FACE
通常のノースフェイスの店舗で、定番から限定モデルまで幅広く取り扱っている。 - THE NORTH FACE +
「ヘリーハンセン」や「ナナミカ」などノースフェイス以外のブランドもミックスして販売している。 - THE NORTH FACE STANDARD
日常シーンでアウトドアコーデを楽しみたい方向けに、機能性とスタイリッシュ性を兼ね備えたアイテムを中心に展開している。 - THE NORTH FACE MAN
「北カリフォルニアに暮らす、アウトドアスポーツを軸にした、こだわりのライフスタイルを送る一人の男」をテーマに、デザイン性の高いアイテムを取り扱っている。 - THE NORTH FACE KIDS
子ども用のアイテムのみを取扱っており、親子でのアウトドアの楽しみ方を学ぶためのフィールドイベントなどが開催されている。 - THE NORTH FACE FLIGHT TOKYO
東京・丸の内にある店舗で、ランニングアイテムのみを取り扱っている。 - THE NORTH FACE GRAVITY
北海道と長野にある店舗で、アウトドアスポーツ用品を販売・モニタリングしている。 - THE NORTH FACE Mountain
東京・原宿にあり、最先端のアイテムを取り揃える都内最大規模の店舗。 - THE NORTH FACE 3(march)
新たな挑戦に挑む女性をイメージした、女性のためだけに展開している店舗。 - saturday in the park
女性に向けてアクティブライフスタイルを提供するショップで、よりアウトドア要素の高いアイテムを取り揃えている。 - globe walker
「旅」をテーマに、携帯すると便利で楽しいものを展開する、ニュースタイルのセレクトショップ。
ノースフェイスの買取に力を入れている二次流通業者
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ノースフェイスの買取に力を入れている業者ではノースフェイスに精通したバイヤーが常駐していることが多く、真贋だけでなくその商品が本来持っている価値まで見極めることができます。よって、偽物を販売している可能性は低いといえます。
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ノースフェイス偽物の見分け方についてまとめ
ノースフェイスはアウトドア界の人気ブランドであり、偽物も多く出回っています。ぱっと見で判別できる程度であれば問題ありませんが、最近では本物と瓜二つのスーパーコピー品などが増加しているので、本記事でご紹介したポイントをしっかり抑えておきましょう。
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