土地の境界線 | huakaʻi


我が家は200戸を超える住宅地が造成された一角にある。きちんと区画された土地に、その土地の所有者がそれぞれ家を建築して居住している。なので、それぞれの住宅は個性があってさまざまだ。もちろん、建築基準法、都市計画法、都道府県の条例などの法律に則って建てられている…はずだけど。


隣地との境界線からは、建物の外壁から、民法では50cm以上離して建てなければならない。その地域によっては、1m~1.5m離して建てなければならないようだ。


我が家の隣地のお宅は、境界線に作った2段のブロックに接した物置を建てた。その隣にはエアコンの室外機、エコキュートが設置されている。


その物置を建てているときは姑が存命の時で、姑が隣地のご主人に「人の敷地に接するものを建ててはダメですよ」と注意をした。しかしその注意は聞き入れてはもらえず、建築は行わわれた。うちの敷地に入らないと工事できないので、大工さんたちは平気でうちの敷地に入り込んで仕事をした。隣地のご主人からどんな説明があったのかは私にはわからない。


我が家の境界線は低い2段のブロックで、子どもが我が家の庭に入り込み、ガラス窓にBB弾を撃ち込むということがあった。どこの子かはわからないし泣き寝入りになった。そのため、私たちはブロックの上にフェンスを設置することにした。


すると隣地の奥さんが、境界線はお互いの敷地の境に建っているので、フェンスの上部がうちの敷地に入らないように向きを変えろと言ってきたのだった。


今までは私たちが見ていないタイミングでブロックをまたいでうちの敷地に入り、物置の外壁を掃除したり、雑草を抜いたり、エアコンの室外機を設置したりしていたのは誰だっけ?フェンスができると今までのようにうちの敷地に入って何かすることはできないから、建てるなというのも含まれていたと思う。


他人のモノは自分のモノ、自分のモノは自分のモノ、ってか?


実際、エアコンを入れ替えたり、エコキュートのメンテナンスなど今後生じるであろうリスクに対してはどうするつもりだったのだろう?今の土地の使い方では、到底大きなものの入れ替えする隙間はない。工事の人が入ることもできない。


先日、たまたま窓際にいた私。話し声と、視線を感じたので見たら。隣地のご主人と工事の人が腕を組んでこちらを見ながら何やら話をしていた。


感じ悪い…と思い私は窓のブラインドを全部閉めた。


もしまたうちの敷地に入って何かするというなら、それなりの説明をしてもらいたいし、迷惑をかけることへの謝罪や、気遣いも求めたいと思う。無断で何かするというならこちらもそれに対して徹底的に争うつもりでいる。


2024.10.17 Thu l つれづれ l top