【注目】NFTアートとは?作り方や販売方法/購入方法をわかりやすく解説
SNSだけでなく、テレビやネットニュースでも話題の「NFTアート」
ただ、それは「テレビやネットの世界の話で、自分には難しそう」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、「興味はあるけど自分でもNFTアートにチャレンジできるの?」と疑問に思っている人向けに「”NFTアートとはどんなアートなのか”から”NFTアートの作り方/販売方法”まで」わかりやすく解説します。
読むのにかかる時間は5分程度ですが、知識は一生使えます。この機会にNFTアートについて一緒に詳しくなりましょう!
ちなみに、NFTアート売買を考えている人は、「Coincheck(コインチェック)」口座を持っておくと、スムーズにNFTアート取引を始められるため事前に用意しておくことをおすすめします。先行者利益獲得を目指しましょう!
【関連記事】:NFT(エヌエフティー)とは?完全初心者にもわかりやすく徹底解説!
NFTアートとは?
NFTアートとは、NFT(非代替性トークン)と紐づけられたデジタルアートのこと。
デジタルアートは、「電子上に存在している芸術作品」という理解で問題ありません。ネット上にアップロードされているイラスト/3Dイラストや音楽、動画などが該当します。
- ・有名イラストレーターの画像
- ・歌手の音源
- ・著名人の動画
ただ、「NFT(非代替性トークン)に紐づけられた」と言われてもイマイチイメージがつきづらいですよね。
NFTアートを理解するためにはまず、「NFTとは一体どんな技術なのか」を簡単に理解していきましょう。
NFTをわかりやすく説明すると?
NFTとは、「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」の略称で、日本語に直すと「非代替性トークン」という意味になります。
最近だと、メタバースと組み合わせて活用される事例も増えてきました。
ただ、これまた馴染みない言葉だと思うので、具体例を交えながらもう少し解説します。
たとえば、あなたが作った「A」というデジタルイラストがあるとします。もちろん、作り手はあなたですから、「所有者は自分だ!」と思いますよね。
しかし、このデジタル画像の所有者は自分であることを客観的に証明できるか?と言われると少々困ってしまいます。
そこで登場するのが「NFT」
NFTは紐づけたアート作品の「所有者」を明確にする証明書のような役割を担ってくれます。
つまり、「Aという作品に紐づいているNFTを持っていれば、Aの所有者はあなたです」という証明が可能になるということ。
より詳しく知りたい人向け:NFT(エヌエフティー)とは?完全初心者にもわかりやすく徹底解説!
しかも、このNFTは改ざんが非常に難しく、デジタルアートの希少性を証明するのに超役立ちます!
NFTアートの仕組み|初心者でもカンタン理解
さて、NFTがどんな技術かざっくり理解できたところで、肝心のNFTアートについて理解を深めていきましょう。
NFTアートの仕組みは、意外とシンプル。
発行したNFTに対し、画像データのアドレスを書き込むなどして、NFTとデジタルアートを紐づけています。
しかも、NFTアートとデジタルアートとの紐付けは既存サービスを使えば簡単にできるので、専門技術がない人でもチャレンジ可能。
ただ、1番知りたいのは「自分の利益になる話なのか・どんなベネフィットがあるのか」ですよね。
まずは、NFTアートの成功事例にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
億単位の値がつけられた作品もあるので注目です!
NFTアートが高額で売れた作品例
NFTアートは歴史の浅い分野ではあるものの、高額で落札された実例があります。
この章では「NFTアートはお金になり得るのか」確認していただければ幸いです。
海外の作品と日本の作品に分けて紹介しているので、興味のある作品だけチェックしてみてください!
海外でNFTアートが高額落札された作品
約75億円で落札された「Beeple氏の-Everydays: The First 5000 Days -」
(CHRISTIE’Sより引用)
この作品は有名デジタルアーティストの「Beeple氏」が5000日(13年半)かけて作成した画像をモザイクアートに昇華させたもの。
2021年3月、この作品に紐づけられたNFTがオークションにかけられました。
そして、驚きの落札価格は、なんと「約75億円」
このデジタル画像1枚で一生遊んで暮らせるほどの金額が動いたということで、世界中から注目を集め「NFTアートブーム」の火付け役となりました。
ちなみに落札者は、世界最大規模のNFTファンド創設者とのこと。
Beeple氏の「約32億円」で落札されたHUMAN ONE
またもや、「Beeple氏」のNFTアートが登場。
HUMAN ONEは、デジタル画像ではなくスクリーンに映し出される3Dアートで、デジタル画像以外のNFTアートの可能性を広げました。
落札価格は、約32億円。Everydays: The First 5000 Daysと合わせれば約100億円を手にしたことになります。
先駆者利益ってすごいですね…
CryptoPunkシリーズ「#7523」
コレクション型のNFTアート「CryptoPunk(クリプトパンク)」も高額入札された作品のひとつ。
とくに「#7523」は「約1億3,500万円」で売買成立しました。
NFTアートに興味がある人であれば一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
このCryptoPunksは、10,000個限定で作成するという「希少性」と、同じ作品はひとつとしてないという「唯一性」の両者が担保されているため、NFTアートの中でも高額で取引されています。
NFTアートを作成したい/売りたいと考えている人にとっては大きなヒントになる作品のひとつだね!
日本もすごい!NFTアートが高額落札された作品
手塚治虫先生の原画を元に作成した「モザイクアートNFT」
(公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」HPより引用)
手塚治虫先生の原画をもとに、モザイクアートとして「鉄腕アトム」を描いたこの作品。
全くのNFT初心者でも、直感的に「いいな」と思った方もいるのではないでしょうか。
このNFTアート「鉄腕アトム」は、約5,300万円で落札されました。
さらに好感が持てるのは、この売り上げの10%をユニセフと日本の子供のための組織に寄付することになっている点。
NFTアートはお金稼ぎだけでなく、慈善事業の一環になる可能性も秘めているんですね。
坂本龍一氏「戦場のメリークリスマス」の音をNFTとして販売
日本の有名ミュージシャン坂本龍一氏の有名作品「戦場のメリークリスマス」のメロディーを595音に分けて、1音ずつNFTアートとして販売した事例もあります。
そもそも、楽曲の音の所有者になれるという感覚が新鮮ですよね。その新鮮さと坂本龍一氏のネームバリューも合間って、595音は一瞬で完売。
合計595万円の売り上げとなり、今でも2次流通されており、当初は1万円だった1音が10万円以上でオークションにかけられています。
坂本龍一氏の音NFTはAdam by GMOというマーケットプレイスで取引可能です!
小学3年生の子供が作った夏休み自由研究に「合計380万円」
(BUSINESS INSIDER:【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか より引用)
ここまで作品を見てきて、
「結局有名じゃないと意味ないのでは?」と思っている人に知ってほしいNFTアートがひとつあります。
それが、「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」という名前でNFTを販売した小学3年生の作品です。
同作品は夏休みの自由研究という名目でドット絵を作成し、Open Sea(オープンシー)というマーケットプレイスに出品したところ、アメリカの超人気DJ「Trevor McFedriesさん」の目に留まり購入され大注目を集めました。
つまり、素人の作品であっても「著名人の目に留まる/気に入ってくれる」可能性があるということ。夢がありますよね。
では、NFTアートはどのように作ればよいのでしょうか?それは次章からしっかり説明していきます。
作り方ではなくて、購入方法や始め方が知りたいという方は、「NFTアートの始め方|必要はものは3つだけ!」に進んでいただければOKです!
NFTアートの作り方と販売方法
この章は、NFTアートを作りたい/販売したいクリエイター向けの内容になります。
既成NFTアートを売買して利益を狙いたい人はNFTアートの始め方|必要はものは3つだけ!に進みましょう!(クリックで遷移します)
それでは、
- ・NFTアートの作り方
- ・NFTアートの販売方法
の順に解説していきます!
意外と難しくない?NFTアートの作り方
NFTアートの作り方は想像以上にシンプル。
「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」などの画像加工/作成ソフトを使って、png/jpeg画像を作るだけです。
基本的な画像作成スキルは身につける必要がありますが、Adobeのチュートリアルを活用しながら「自分が思う作品」を作っていけば問題ありません。
そして、技術より大切なのが「どんなNFTアートを作るか」です。
有名なNFTアート作品や、落札されている作品などを分析して共通点をみつけてみると作品作りのヒントになるかもしれません!
具体的には、
- ・コレクションもの
- ・作成者の経歴が変わっている/珍しい
- ・そのNFTアートにしかない独自性がある
今日からできる!NFTアートの販売方法
NFTアートの販売方法を3ステップで解説します。この記事ではNFTマーケット最大手の「OpenSea(オープンシー)」を例に解説します。
- ・仮想通貨ウォレットを作る(作成方法は後述します)
- ・OpenSeaのアカウントを作成
- ・自分の作ったアート作品をアップロード
1.仮想通貨ウォレットを作る
NFTアートを販売するには仮想通貨のウォレットが必要です。
物を売買するには、まずはお財布が必要になるという事ですね!
販売者だけではなく、購入者も必要になります。
この記事では、初心者の方でも簡単に使えるMetaMask(メタマスク)を例にして紹介します。
MetaMaskのアカウント作成方法は次章で詳しく紹介しますので、ここでは「NFTアートを販売するには仮想通貨のウォレットが必要になるんだ」とおぼえておいていただければ大丈夫です。
2.OpenSeaのアカウントを作成
OpenSeaのアカウント作成方法はとてもシンプルです。画面右上の「ウォレットのマーク」を押して、前の項目で作成した「MetaMask」を選択し、サインインすればOK。
3.自分の作ったアート作品をアップロード
最後に、「意外と難しくない?NFTアートの作り方」の章で説明した自分で作った画像をOpenSeaにアップロードして完了です!
OpenSeaにログインした状態で、右上にあるアイコンマークから「My Collections > Create a collection」をクリックしましょう。
コレクションという自分の作品を管理するための箱のようなものを作成し、箱の中に自分の作品を入れていくイメージです。
コレクション作成は難しい項目はなく、必須項目も「コレクションのロゴ画像」と「コレクション名」のみなので、自分の好きな画像と名前を設定しましょう!
お次は、ついにNFTアートの作成になります。
作業としてはコレクションの作成とほぼ同じになります。画面右上の「Create」を選択します。
選択後、必須項目として「NFTアートにしたい画像のアップロード」と「作品名」だけになります。
「Collection」の項目は、先程作成したコレクションを選択しましょう。
最後に「Create」を押せばNFTアートの完成です!
NFTアート完成後、値段を設定して販売を開始できますが、販売するにはガス代(手数料)が発生します。
この手数料を支払うためにウォレット(今回の場合はMetaMask)にイーサリアム(ETH)を入れておく必要があります。
NFTアート取引の始め方|必要はものは3つだけ!
本章からはNFTアートに興味がある人全員が対象の内容「NFTアート取引の始め方」を解説していきます。
NFTアートを取引するために必要なのは以下の3点
- ・イーサリアムを保管する「MetaMask(メタマスク)」
- ・取引通貨の「イーサリアム」
- ・NFTマーケットプレイス(取引市場)のアカウント
イーサリアムを保管する「MetaMask(メタマスク)」
NFTアートの取引には仮想通貨「イーサリアム」が必要になるのですが、その前に購入したイーサリアムの保管場所となる「仮想通貨のウォレット」が必要になります。
NFT取引でもっともメジャーなウォレットが「MetaMask(メタマスク)」なので、今回はMetaMaskを用意する手順を紹介します。
- ・Google Chromeのブラウザを立ち上げる
- ・MetaMaskの公式サイトへアクセス
- ・Chromeに追加を選択(拡張機能として追加できます)
- ・案内に従ってウォレットの作成をする→完了!
無料で登録できますし、今後仮想通貨の取引をするのであれば持っていて損はないため、この機会に作っておきましょう。
取引通貨の「イーサリアム」
1つ目は超シンプル!NFTアートの取引や手数料には、仮想通貨「イーサリアム」が使われるケースが大半なので、イーサリアムを用意しましょう。
イーサリアムの調達方法は、
- ・仮想通貨取引所の口座開設をする
- ・イーサリアムを購入する
- ・MetaMaskにイーサリアムを移す
参考記事:イーサリアム(ETH)とはなにか?特徴や今後の将来性などをやさしく解説
Model 49.1sNFTマーケットプレイス(取引市場)のアカウント
最後は、NFTマーケットプレイスのアカウント作りをしましょう。
- ・自分でNFTアートを作って出品をしたい場合は「OpenSea(オープンシー)」
- ・既成NFTアートの2次流通で利益を狙う場合は「CoinCheck NFT(β版)」
OpenSeaのアカウント作成方法はとてもシンプル。下図の右上の項目「ウォレットのマーク」を押して、「MetaMask」を選択し、サインインすればOK。
Coincheckの取引口座アカウントがあれば利用できるので、まだ口座を持っていない人は口座開設を済ませておくとスムーズです。
口座開設の手順は以下の通りです。
- ・メールアドレス登録
- ・パスワード設定
- ・規約への同意
- ・本人情報の記入
- ・本人確認書類の提出
- ・審査&口座開設完了!
NFTアートの転売(二次流通)ができるマーケットプレイス
今回は、初心者向け記事ということも加味して、国内かつ信頼性の高いNFTアートのマーケットプレイスを2つ紹介します。
紹介するNFTマーケットプレイスでは、「買ったNFTを転売(二次流通)」させることが可能なので、クリエイター以外でも利益をあげることができますよ。
Coincheck NFT(β版)
- ・国内初のNFTマーケットプレイス
- ・使える仮想通貨が15種類
- ・ネットワーク手数料(ガス代)が無料
- ・取引が簡単!
Coincheck NFT(β版)は、国内初のNFTマーケットプレイス。
NFT取引のネックポイントだった「ガス代」が無料なことに加え、取引に使える仮想通貨が15種類と豊富ため「NFT初心者」が取引を始めやすいサービス設計になっています。
β版のため取扱タイトルは以下の5種に限定されていますが、今後拡充されていくことも予想されます。
- ・Coincheckの口座開設
- ・暗号資産を購入
- ・好きなNFTアートを選ぶ
- ・暗号資産を使って購入
- ・Coincheckの口座開設
- ・出品するNFTアートを選ぶ
- ・オークションに出品するように、仮想通貨の種類と金額を決める
- ・出品ボタンを押せば完了!
Adam byGMO(アダム バイジーエムオー)
Adam byGMOは、GMOインターネットグループ「GMOアダム株式会社」が手がけるNFTマーケットプレイスです。
- ・日本円(クレカ・銀行振り込み)に対応している
- ・坂本龍一さんをはじめとした著名アーティストも出品
- ・二次流通でクリエイターに報酬が入る「クリエイターにも嬉しい」サービス設
特に、NFTに興味はあるけど仮想通貨を調達するのが面倒という方におすすめしたいのがAdam byGMO。
日本円での決済に対応しているため、仮想通貨を購入せずともNFT取引ができます。
また、自分はイーサリアムで本格的にNFT取引をしてみたい!と考えている方は、当サイトの「仮想通貨取引所おすすめランキング」でも不動の1位を誇っているGMOコインでイーサリアム調達をしてみましょう。
NFTアートに関するよくあるQ&A
-
Q
NFTアートは売れないという話を聞きますが本当ですか?
-
A
売れるための工夫
ただ画像作成をして出品しただけでは売れないパターンが多いです。しかし、シリーズものにして付加価値をつけたり、自分のSNS上でブランディングなどをすれば売れる可能性は十分にあります。
もし、1から出品するのは怖い/不安という場合には、「Adam by GMO」などでNFTアート転売から始めてみましょう。
-
Q
NFTアートを取引するのに手数料はかかりますか?
-
A
NFTアート取引における手数料
主に
- 入庫手数料
- 出品手数料
- 出庫手数料
- 販売手数料
の4つがかかる場合が多いです。またこれらのコストはまとめて「ガス代」と呼ばれており、支払いにイーサリアムが必要になるので覚えておきましょう。
-
Q
NFTアートは誰でも作ったり出品したりできるのでしょうか?
-
A
NFTアートの作成と出品
NFTアートの作成はだれでも可能です。
出品に関しては、NFTマーケットプレイスによりますが、最もNFTアート取引が活発な「Open sea」では、誰でも売買ができるようになっています。
-
Q
NFTアートに著作権はありますか?
-
A
NFTと著作権
デジタルアートに紐づいたNFTを持っていても、著作権や所有権は付与されないという法解釈が一般的です。あくまで所有者であることのデジタル証明だと考えておくのが無難です。
-
Q
NFTアートには手をだすなという意見もありますが、なぜ否定的な意見が多いのでしょうか
-
A
NFTアートに対する否定的な意見
- NFTアートの歴史が浅い
- 本来の価値がどれくらいのものなの判断がつかない
- 投機熱を帯びてきている(バブルに近い)という考えがある
ただ、技術的な大転換には代わりないため、少額程度でチャレンジしてみるのはいいかもしれませんね。大金を動かしてNFTアートを取引するのは知識を身につけてからにしましょう。
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