ちょっと出遅れた感はあるけど、
辻村深月さんの大ベストセラー『傲慢と善良』を読んだ。

厚さ2センチほど493ページほどある読み応えのある一冊。

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いつも寝る前に本を読んでいるのだけど
最近、歳のせいか、読む気は満々なのに、
すぐに目がしょぼしょぼしてしまい、
なかなかページが進まない私。

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長丁場になると覚悟して臨んだのだが
読み始めたら止まらない。

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そんな葛藤との戦い。

ミステリー要素が多いので
内容は詳しくは書けないのだけど
(あぁ、語りたい!)

仕事も恋愛も順調、女友達も多い東京出身の
主人公・西澤架(39)(一軍男子?)は、マッチングアプリで婚活を始め、そこで知り合った坂庭真実(35歳)と付き合い始める。ある日、真実からストーカーに狙われいると泣きながら電話があり、架の家で一緒に住むことになる。そのことがキッカケで真実との結婚を決意する架。しかし、突如、真実が姿を消してしまう。真実の居場所を探すため、彼女のそれまでの過去と向き合うことになる。そこで架は知らなかった彼女の過去を知ることになる。(あー全部語りたい!)

ここ最近でこんなに物語の世界に入り込んだ本はあっただろうか?
気がつけば、自分も登場人物の1人になって、
本に向かって喋ってたから!

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最後は話性格の悪い私が望む結末ではなく
(どんな結末を考えていたんだよ?)

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その気持ちを収めるため、
マリリンにすぐにLINEした。

マリリンは2年前にこの本を読んでおり、
読みたてホヤホヤの私ほどの熱量ではないかと心配したのだが、そんな心配は要らなかったわ。

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そこから本について熱く語り合い、
大満足の読書感想会となった。

ベッドに入って本を読むのが、
1日の最大の楽しみという4日間を過ごし、
ちょっと寂しい気持ちだったが、

次に読み始めた垣谷美雨さんの「もう別れてもいいですか」。
58歳の主婦・澄子(私と変わらない年齢)モラハラ夫に嫌気がさし、別れたいがお金がない……。50代の平凡な主婦が、経済的な不安を抱えながらも、新しい一歩を踏み出すまでの物語らしいのだが

初っ端から

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偉そうな澄子の夫にムカムカよ!
澄子が私の友達なら、家に乗り込んで
旦那をコテンパンに打ちのめしたい!
(ちょっと…人の旦那だよ?)

「あんたには人間の血が流れてるんか!」と
「そこに愛はあるんか!」の大地真央の迫力で胸ぐら掴んでやりたい。
(きっと澄子に止められる?)

それにしても…
垣谷さんはどうしてムカつく亭主を描くのが

こんなに上手なんだろう?
今夜もまた私は、
主人公の亭主に文句を言いつつ…
秋の読書を愉しむのだ。
早くベッドに入りたい!









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メロくんとプーちゃんの記事に温かいコメントもどうもありがとうございます。韓国にいる長女にも一時帰国するまで伝えられず(1人で部屋で泣いてる姿を想像したら可哀想で言えなかった)友達もうちに来て知るという感じで。だから、昨日は記事を読んだ友達からも、たくさんの温かい言葉をかけてもらい、慰められました。