◆ 名前 : オートボット スプリンガー リアルカラーVer.
◆グループ: オートボット
◆ 変形 : ベル / ボーイング・V-22 オスプレイ
◆シリーズ: トランスフォーマー EZコレクションリアル
◆ 発売日: 2011年7月18日
◆ 価格 : 500円
パッケージ
ビークルモード
回転翼機と固定翼機の長所を併せ持つ
V-22 オスプレイは、垂直離着陸や
ホバリング、高速移動と長距離飛行が可能。
兵員や軍需品の輸送に運用され、
戦地以外にも災害被災地への
救援物資の輸送や傷病者の搬送という
救援活動にも活用される。
リア
軍用ティルトローター機の代表格である
オスプレイの飛行機とヘリコプターを
融合させた様な形状をリアルに再現。
オスプレイに変形するムービーTFは、
EZコレクション・スプリンガーの他、
2008年にボイジャークラス・インシネレーターが
発売されている。
主翼にプリントされた数字とアルファベットは、
組み合わせてキャラクター名の
『SPRINGER』を表現している。
5PR1N63R
SPRINGER
EZスプリンガーが初登場した2009年版と
同じ文字がプリントされており、
リカラー版のEZコレクションリアルでも
省略しなかった配慮が嬉しい。
グリーンの機体に
オレンジ色のキャノピーが映える。
プロペラは手動で回転可能という
細かな造りだが、
ティルトローターは前方に向いた状態で
固定されており、高速航行する際の
モードを再現したスタイル。
トランスフォーム!
ロボットモード
『トランスフォーマー リベンジ』シリーズで
2009年に製作された
EZコレクション(レジェンドクラス)のトイを、
2011年の『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』の
映画公開に合わせて再販売したトイシリーズが
EZコレクションリアルであり、
全て新規カラーとなっている。
リア
スプリンガーは元々、
モスグリーンのボディカラーだったので、
EZコレクションリアルでも
グリーン系統のカラーが選ばれている。
EZコレクションリアルでは濃いグリーンに
変更され、見た目も鮮やかになったが、
軍用兵器としてのリアルさは
2009年版スプリンガーの方が
現実的なカラーリングだ。
スプリンガーは2009年に公開された
実写映画第二作目の
『トランスフォーマー リベンジ』に
登場予定のTFの一人として
コンセプトアートも描かれていたTFだが、
実際の映画には採用されなかった。
コンセプトアートの段階では
キャラクター名は設定されておらず、
便宜上『OSPREY(オスプレイ)』
と表記されていた。
アメリカ軍の兵員輸送機であるオスプレイは、
現行で運用されている機体という事もあり、
映画劇中にも度々登場している。
実写映画第一作目『トランスフォーマー』
では冒頭のカタール基地のシーンに於いて、
夕陽をバックに降下するオスプレイが
印象的であった。
映画撮影では軍の協力を得て、
実際にオスプレイを製作側のリクエスト通りに
飛行してもらい撮影している。
CGではなく実機が登場するシーンが多い事は、
過去の映画作品の実績により
アメリカ軍に顔が利くマイケル・ベイ監督
ならではと言えるだろう。
劇中のアメリカ軍及びTFリベンジ以降の
N.E.S.T.による軍事作戦も描かれる
トランスフォーマーの映画では、
実機の戦闘機や戦車、
空母等の数々の兵器が
登場する事も見所の一つである。
地球外生命体の侵略に対し、軍の作戦や
兵士の行動がリアルに描かれている事も
実写版トランスフォーマーの面白さだ。
トランスフォーマー映画に於いて、
オスプレイの最も印象的な場面は、
第三作目に当たる
『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』
の後半でシカゴ攻略の為に行った
降下作戦で兵士を輸送したシーンであろう。
ディセプティコンの攻撃に晒され、
撃墜されてしまう機体もリアルに描かれており、
オスプレイが画面に大きく映し出された
迫力のシーンであった。
映画に於けるオスプレイは、
あくまで人間側の作戦で使用する軍用機であり
トランスフォーマーではない。
スプリンガーはTFリベンジ用に
映画制作陣が創作したTFの一人だが、
映画本編には未登場となり、
トイのみ発売されたTFである。
ムービーシリーズでは、映画公開後に
劇中に登場しているビークルを基にして
TFトイとして製品化している物も多く、
TFリベンジのデューンランナーや
ハブキャップ、ブリムストーン等は
代表例と言えよう。
映画を再度鑑賞する際、
各場面で登場するビークルを
TFとして捉えると、
何でもないシーンも初見した時とは
違う物に見えてくるので楽しめる。
TFの実写映画で度々登場している
オスプレイの中のどれかが、
オートボットのスプリンガーと
考えながら視聴してみるのも面白いだろう。
オスプレイに変形するTFは
ディセプティコンのインシネレーターも居るが、
ディセプティコンが兵員輸送に
従事する事は無いので、
スプリンガーを想定するならば、
アメリカ兵を輸送している機体に限られる。
タカラトミーがEZコレクションリアルを企画した際は、
映画TFダークサイド・ムーンの内容はまだ分からなかった筈なので、
劇中でオスプレイの活躍シーンがあるとは思わなかっただろう。
しかし映画では人間の兵器の中では印象的なシーンが描かれた
オスプレイだけに、オスプレイに変形するスプリンガーのトイが
新たに発売された事は、非常にタイミングが良かった。
EZコレクションリアルのラインナップの中で、
唯一映画に登場しないTFはスプリンガーである。
それでも映画劇中にはスプリンガーの
変形モードであるオスプレイは度々登場し、
数ある兵器の中でも記憶に残る物であった。
トイのスプリンガーに再度スポットが当てられた事に加え、
オスプレイが映画で活躍するという奇妙な偶然の一致により、
EZコレクション・スプリンガーが
より一層引き立てられた事実が興味深い。
⇒ ◆参考にならない比較◆
⇒ EZコレクション EZ-08 オートボット スプリンガー
⇒ ロボットヒーローズ オートボット スプリンガー `
トランスフォーマームービー
トランスフォーマー リベンジ
EZコレクション BOX 全8種セット