●ロボットマスターズ  RM-06 エアハンター 十三非常階段
十三非常階段
●ロボットマスターズ  RM-06 エアハンター
AIR HUNTER TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 JETRON 882

ロボットマスターズ』の世界観は、
数あるTFワールドの中でも
最も基本となるG1世界に属しており、
コンボイメガトロンスタースクリーム等、
トランスフォーマー創生当初から
馴染みのあるキャラクターも多い。

更にエアハンターの様な新規キャラクターの
導入も行われており、ロボットマスターズ
新たに加わったTF達も元々G1世界
存在していたとする設定面は斬新な物であった。



エアハンター Face トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 844  ◆ 名前 : エアハンター

  ◆グループ: デストロン

  ◆ 役割 : 剣闘士

  ◆ 変形 : ロッキードマーティン・F-22 ラプター


  ◆シリーズ: ロボットマスターズ

  ◆ 発売日: 2004年7月15日

  ◆ 価格 : 780円




RM-06 AIR HUNTER TRANSFORMERS ROBOT MASTERS Package Box 2

パッケージ




AIR HUNTER TRANSFORMERS Lockheed Martin F-22 Raptor ROBOT MASTERS RM-06 925

ビークルモード

ステルス性能を最重要視したF-117
機体形状が特殊であった為、
機動性に皺寄せが発生していた。

この問題を克服し、ステルス性と機動性を
両立させたF-22は、突起物が無い機体形状で
レーダー反射面積を極限まで小さくすると共に、
高出力のツインターボファンエンジンにより
アフターバーナーを使用しない状態でも、
アフターバーナー使用時のF-15
同等の機動力を発揮するとされている。



AIR HUNTER TRANSFORMERS Lockheed Martin F-22 Raptor ROBOT MASTERS RM-06 928

リア

F-22はアメリカの次世代戦闘機の筆頭
という事もあって、トランスフォーマートイでも
F-22に変形するアイテムは多い。

エアハンターと同型トイの
マシーンウォーズ・タイプの他、
TFスーパーリンクムービーシリーズ等でも
数多く登場している。

実写映画版スタースクリーム
変形モードに選ばれた事で、
F-22型のTFは飛躍的に増加した。




エアハンター TF ロボットマスターズ RM-06 ロッキードマーティン F-22 ラプター ランディングギア 939

機首及び機体後部の底面には、
収納可能なランディングギアを搭載。

元々はG2後期に開発されたトイ故に、
G2版ジェット機型TFと同様に
リアルな機体形状に加えて
可動式の着陸脚が標準装備されている。

ベーシッククラスの小型トイだが、
非常に完成度が高く、ビークルモードでも
様々なアイディアが盛り込まれている。



Transformers ROBOT MASTERS RM-06 AIR HUNTER Lockheed Martin F-22 Raptor 43

エアハンターは、スモーククリアの
黒い機体にオレンジ色の塗装が
施された独特なカラーリング。

機首と尾翼にはオレンジ塗装に加えて
デストロンマークもプリントされている等、
他の同時期に登場したトイも含めて
ロボットマスターズ』のフリップチェンジャー
塗装面に力が入っていた。





トランスフォーム!
AIR HUNTER Transform TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06




AIR HUNTER Flip Changer TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 2

機首を下ろすと全身に組み込まれた
ギアとスプリングの力により、
一瞬でロボットモードに変形する
フリップチェンジャー

奇妙な点は、説明書には
ロボットからジェット機への
変形方法は掲載されているが、
ジェット機からロボットへの一発変形の説明は
一切載っていない事で、パッケージにも
瞬間変形に関するアピールは全く無い。




エアハンター トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 874

ロボットモード

1997年にアメリカのトイショップ、
ケイビートイズ限定で発売された
マシーンウォーズ・メガトロン及び
メガプレックスのリカラー版で、
日本に於いてはビーストウォーズⅡ・スラスト
に続き2体目。

同型トイだが、エアハンター
黒、オレンジ、グレーのボディカラーにより
従来のTFのイメージは無く、
新規キャラクターとして納得の出来映え。



エアハンター トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 877

リア

それまでのMWジェット機型フリップチェンジャー
と異なるのは、キャノピーや
集光ギミック用の目のパーツ以外にも
クリアパーツをふんだんに使用している事で、
ロボットのボディやジェット機の機体の大部分が
クリアブラック成形の素材で構成されている。




AIR HUNTER TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 845

関節部は全て
ボールジョイントが採用されており、
首、肩、肘、股関節、膝が自在に可動する。

全身のクリアパーツの破損には注意が必要だが、
関節部はノーマルのグレー成形のパーツなので、
ポージングに関しては然したる問題は無いだろう。




AIR HUNTER Bio Profile TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 JETRON 914

『軍団の風紀や規律が保たれる事を
重んじる高潔な兵士
エネルギーを一人でも多くの仲間に
分配すべきと主張している。

剣技“イリュージョンマスター”の
使い手で、修行を怠らない。』




AIR HUNTER Tech Specs TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 014

テックスペック

・ランク   : 8
・パワー   : 8
・ディフェンス: 8
・スタミナ  : 9
・スピード  : 9





AIR HUNTER CHROMIUM SHOT TF ROBOT MASTERS RM-06 007

クロミウムショット

クロミウム(CHROMIUM)、
又はCHROMEという言葉は、
殊、玩具に於いてはメッキ加工が
施された物を指す。

武器名称から推察するに、同シリーズの
リジェバウンドローグの武器の様に
メッキ処理する予定があったのかもしれない。



AIR HUNTER Chromium Shot TRANSFORMERS ROBOTMASTERS RM-06 JETRON

ジェット機型フリップチェンジャーには
小型銃の他に、
長銃身アタッチメントパーツが付属している。

取り付ける事で銃身が2倍以上長くなり、
全くの別物に見える銃に変化させる事が出来る。



AIR HUNTER Chromium Shot TRANSFORMERS ROBOTMASTERS RM-06 2

アタッチメントパーツは、
脚部裏側のスペースに収納しておく事が出来、
ロボット、ビークルモード共に
余剰パーツをなくす事に成功している。

エアハンターは脚部、銃ともに
クリアパーツの為、長期保存する際は
取り外しておいた方が良いだろう。




エアハンター 聖断剣・鎧斬 トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 Weapon 855

聖断剣“鎧斬”

これを「せいだんソード・がざん」と読む。

「鎧をも切り裂く、聖なる者を滅する剣」
という様な意味だが、全て漢字にした上、
「剣」のみソードと読ませている所が面白い。

尚、説明書では「せいだんけん
とされており統一感に欠ける。



AIR HUNTER SEIDAN SWORD GAZAN TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 JETRON 892

パッケージにはエアハンター
モットーらしき一文の
『俺は宇宙(そら)と共に敵を切り裂く!!』
も記載されており、大仰な武器名称も相俟って、
エアハンターは少々常軌を逸した精神の
持ち主である事が窺える。

規律を重んじ、剣技の修練を絶やさない
という面も、悪の軍団デストロン兵士
としては奇異な存在である。




エアハンター トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 ジェットロン 976

又、スタースクリームに対しては
一定の評価を示しており、
優れたスピード能力を認め、
時には判断が的確だとも口にしている。

誰もが信用していないスタースクリーム
長所を見極めているのは、剣の修行に励む
武人ならではの感覚と言えよう。



AIR HUNTER SEIDAN SWORD GAZAN TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 JETRON 916

しかしスタースクリーム
絶対的な忠誠を誓っている訳ではなく、
ロボットマスターズのストーリー序盤では
真のデストロンリーダーである
初代メガトロンが行方不明になっていた為、
後釜に納まっていたスタースクリーム
派閥に属しているだけに過ぎない。

この点はエアハンターと同じジェットロン
ウイングスタンも同様。





エアハンター 集光ギミック トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 DESTRON 862

集光ギミック

頭頂部の窓に光を当てると、
クリアイエローの目が鮮やかに輝く
集光ギミックを内蔵している。

エアハンターの場合は頭部もクリア素材の為、
頭部全体が透ける所が
独特な雰囲気を醸し出している。





エアハンター & ウイングスタン トランスフォーマー ロボットマスターズ ジェットロン 985

エアハンターは『ロボットマスターズ』で
初登場した新キャラクターだが、
スタースクリーム直属の配下として
設定されているジェットロン兵士だ。

同じくジェット機型フリップチェンジャー
ウイングスタン
とコンビを組み、
行動を共にしている所は、
G1ジェットロンのコンビであった
スカイワープサンダークラッカー
彷彿させる。



TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 JETRON AIR HUNTER 859

この様な新規のキャラクターにも拘わらず、G1時代から
存在していたと設定されているTFは、2000年代から増加している。

これは2000年代前半から発売されていた復刻版のリカラーTFを、
G1世界に属する新キャラとして位置付けた事が影響している。

主にTFコレクターズエディションで発売された
復刻版リカラーTF
の設定面での手法を、
ロボットマスターズでも取り入れた形である。




トランスフォーマー ロボットマスターズ RM-06 エアハンター 905

後年のTFレジェンズTFユナイトウォリアーズ等では、
新規キャラのG1TFは度々登場する事になるが、
当時はG1リメイクシリーズが定着し始める時期で、G1リメイク作品
ロボットマスターズ』や『バイナルテック』ぐらいしか無かった為、
新キャラだがG1TF」という設定は目新しい要素であった。



TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 JETRON AIR HUNTER 908

同様の例は海外版でも見受けられ、パラレルワールドではある物の
IDWコミックスG1世界では、従来のTF達の中に2000年代後半に創作された
新規キャラのドリフトグラインドコア等が存在している事が挙げられる。

端的に言えば「後付け設定」なのだが、数十年経過しようとも、
トランスフォーマーの中心になるのはG1世界である事が理解出来る。




TRANSFORMERS ROBOT MASTERS RM-06 AIR HUNTER 8013

長期に渡り展開するトランスフォーマーだけに、
G1世界の追加設定や新キャラクターは年々増え続け、
中にはG1の世界観を無視した奇を衒った物も存在する。

しかし『ロボットマスターズ』は、G1トランスフォーマー
優れた世界観や設定を崩さず巧く活かしており、
リスペクトが感じられるシリーズであった。

エアハンターの様に新規キャラクターながらも
G1TFとして違和感の無いTFこそ、
ファンが求めている物なのだ。







TERRARDIVE AIR HUNTER TRANSFORMERS 5th Generation Jet Fighter 959

⇒ ◆参考にならない比較◆





⇒ RM-08 ウイングスタン






トランスフォーマー
ビーストウォーズⅡ
D-15 スラスト



テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

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