◆ 名前 : グリムロック クリアバージョン
◆ 役割 : 野獣戦士
◆グループ: ダイノボット
◆ 変形 : T-REX
◆シリーズ: トランスフォーマー アドベンチャー
◆ 配布日: 2015年7月25日
◆ 価格 : 非売品
パッケージ
ビーストモード
恐竜ロボット・ダイノボットのリーダーであった
グリムロックが、子供向けTFアニメシリーズ
のレギュラーキャラに抜擢されたのは、
2014年公開の映画
『トランスフォーマー ロストエイジ』に
登場した事により一般認知度が上がった為と
考えるのが自然だろう。
TFアドベンチャー・グリムロックは
単独で登場しており、
従来のTF作品の様にダイノボット部隊を
率いている訳ではない所が新しい要素だ。
サイド
T-REX(ティラノサウルス)を
変形モードと設定されているが、
リアルなティラノサウルスではなく
アニメならではの誇張された体型。
前脚が大きく爪も4本生えており、
EZコレクション版では変形の都合で
体に対して頭部が小さく造られている為、
T-REXとは少々イメージが異なる。
リア
G1ダイノボットの様な金、銀、赤の
ボディカラーではなく、グリーンと黒という
配色が目新しいグリムロックとなった。
G1カラーに囚われていないのは、
TFロストエイジ版ダイノボットのトイが
カラフルなボディカラーを取り入れていた事が
影響していると思われる。
キャンペーンで配布されたEZグリムロックは
黒とクリアグリーンの成形色が使用されており、
クリアグリーンのパーツは
大量のラメを練り込んだ素材で
美しさが際立つカラーリングとなっている。
又、頭部は額を黄土色、目はメタリックブルー、
口はシルバーで塗り分けており、
キャンペーン用配布品ながらも
3色も使用している拘りが嬉しい所だ。
肩が回転し、脚部の基部は
ボールジョイントで接続されているので、
恐竜モードでもポージングの幅が広く
楽しめるTFトイだ。
グリムロックはアニメ劇中でも
恐竜モードの姿で活躍する事が多い為、
EZコレクション版の手足が
可動する構造は嬉しい仕様だ。
トランスフォーム!
ロボットモード
厚い胸板と巨大な肩による
逆三角形のマッシブ体型で、
力自慢のグリムロックらしさが
存分に発揮された造形だ。
バトルマスクを装着した顔も
2色の塗料で彩色され、
プレミアム品ながらも手抜かりが
無い所は大いに評価出来る。
リア
尻尾は全て背負うスタイルで纏まりが良い。
恐竜モードの胸部から背中の
黒いパーツがヒンジにより移動して
ロボットの膝下の脚部を構成する。
恐竜モードの背ビレがロボットモードの
踵を兼ねているアイディアが巧い。
肩と股関節にボールジョイントを
使用しているので手足の可動範囲は広く、
ポーズ付けには苦労しない。
肩と大腿部のボールジョイントの受け側は
C字型に造形されているので、
腕部と脚部を大きく開く事が出来、
様々なポーズ付けが出来る。
TFアドベンチャー・グリムロックは、
目や口が露出した素顔の状態を
基本としてるデザインだが、
EZコレクション版は
マスクを装着した造形。
バイザーとマスクで顔全体が
覆われているというバトルマスクは、
G1グリムロックを意識したデザインであり、
元々のキャラクター性を受け継いでいる。
↓
海外の『TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE』
シリーズで発売された
リージョンクラス・グリムロックが
原型のトイであり、
カラー以外は同じ造形なので、
拳に3ミリジョイントに対応した穴が
設けられており、武器を装備出来る。
拳の他に両腕の肘にもジョイントが
備わっている為、同様に武器を装備可能、
肘のジョイントはT-REXモードでも
武器を装備出来る位置となっている。
EZコレクション・グリムロック クリアバージョンは、
2015年夏季に実施された
『限定EZコレクション プレゼントキャンペーン』で
配布された限定アイテムの一つ。
このキャンペーンでは
3種類のプレミアムが用意され、
トイザらスプライムは他の2種に先行して
2015年7月17日から、
グリムロックとサイドスワイプは
新作トイの発売に合わせて2015年7月25日から
配布キャンペーンが実施された。
グリムロック クリアバージョンは、
全国のエディオン、又はビックカメラで
トランスフォーマーアドベンチャー関連商品を
税込み3000円以上購入すると先着順で
プレゼントされた限定EZコレクション。
この2015年夏のキャンペーンは、
同時期に発売された大型アイテムの
TAV-21 オプティマスプライムの
トイCMでも告知されていた。
◆TFアドベンチャー 限定EZコレクション クリアバージョン 全6種◆
2015年の春から夏に掛けて行われた
各キャンペーンで配布された
EZコレクション・クリアバージョンは
合計6種類。
オートボットの主要メンバーと
ディセプティコンのスチールジョーという
ラインナップで、クリア仕様は
日本のキャンペーン限定という事もあり、
どれも収集欲を刺激するアイテムだったと
言えるだろう。
『トランスフォーマー アドベンチャー』の
キャンペーンで配布された
EZコレクション・クリアバージョンは、
各キャラクターのカラーをクリア素材にし、
関節やタイヤ等の可動部は
黒成形色のパーツを使用している事が特徴。
クリア素材同士の関節は磨耗し易く緩くなるので、
若干軟らかい材質の黒成形色を
可動部に使用している配慮は大正解である。
TFアドベンチャーのEZコレクションは、
日本ではキャンペーン限定版が先行して登場し、
一般販売版は4体セットで
2015年12月に発売された。
一般商品のEZコレクションセットは
定価4000円で、一体当たり1000円という
予想を超える高額商品となった為、
塗装箇所は少ないとは言え、
キャンペーン配布品のクリアバージョンの
豪華さが改めて示される形となった。
クリア版と同等の扱いで配布された
トイザらスプライムや
雑誌付録の黒騎士バンブルビーは塗装箇所も多く、
一般販売版のEZコレクションと
同等のクオリティを備えている為、
2015年のキャンペーン用EZコレクションには、
力を注いでいた事が分かる。
TFアドベンチャーの限定EZコレクションは
付録の黒騎士バンブルビーも含めて
全8種類となり、
コレクション性の高いシリーズとなった。
TFアドベンチャーではディセプティコンのロボットモードに
ビースト的な要素を取り入れているが変形モードはビークルであり、
トイになっているディセプティコンは自動車に変形する者ばかりである。
それ故に恐竜というビーストモードに変形する
グリムロックは貴重な存在と言える物で、
他のTFトイと並べると際立って見える。
配布プレミアム8種類の中でもビーストモードに
変形するのはグリムロックだけであり、
他と差別化されたキャラクターとなっている。
恐竜に変形する事に加え、
クリアグリーン成形色の美しさも申し分無く、
グリムロック クリアバージョンは
数々の面で特別感を放つTFトイと言えよう。
2015年の『トランスフォーマー アドベンチャー』
のキャンペーン用プレミアムは、
前半の春から夏まではEZコレクション、
秋から冬の後半はマイクロンとなった。
マイクロンよりも豪華なEZコレクションを
先行して配布しているのは、
新シリーズのファンを獲得する
目的があった為と思われる。
約半年間で8種類もの限定EZコレクションが
登場するとは予想外であったが、
TFトイを購入する際に各キャンペーンの
プレミアムを入手出来る機会が
増えたという事でもある為、
限定EZコレクションはファンにとっても
大いに楽しめるアイテムとなった。
⇒ ◆参考にならない比較◆
⇒ TAV-35 EZコレクション グリムロック `
⇒ 限定EZコレクション サイドスワイプ クリアバージョン `
⇒ 限定EZコレクション トイザらスプライム `
⇒ 限定EZコレクション バンブルビー クリアバージョン `
⇒ 限定EZコレクション ストロングアーム クリアバージョン `
⇒ 限定EZコレクション スチールジョー クリアバージョン `
⇒ 限定EZコレクション オプティマスプライム クリアバージョン
⇒ 限定EZコレクション 黒騎士バンブルビー `
トランスフォーマー アドベンチャー
TAV VS02 グリムロック VS グリジバー