◆ 名前 : ダイブボム
◆グループ: マイクロチェンジャー コンバイナー
/ クレオン / プレダコン
◆ 変形 : イーグル
◆シリーズ: KRE-O TRANSFORMERS
◆ 発売日: 2013年11月1日
◆ 価格 : 1428円
(2014年5月17日より1500円に改定)
パッケージ
ビーストモード
プレダコン(アニマトロン)の中で
唯一の鳥類型ロボットである
ダイブボムの変形モードは、
G1期の設定によると
『イーグル』とされている。
クレオン・ダイブボムは、
様々なパーツを使用して翼や尾羽を
作り上げて鳥らしさを表現出来ており、
脚には爪も取り付けられている。
サイド
クレオンはディフォルメフィギュアの為、
可動箇所は少ないが、脚部を前方に
曲げる事で逆関節の鳥脚の様な
スタイルを作り出している。
足の裏に爪パーツをセットする事で、
より鳥らしく見える様にするアイディアが巧い。
リア
翼はクレオン・ジェットロンの様な
専用パーツではなく、クレオの
ブロックを利用している所が目新しい。
付属する銃は背中にセット、
尾羽だけでも四つのパーツを
組み立てている細かな設計は見事である。
G1ダイムボムでは、イーグルの頭部がそのままロボットの
ヘルメットになる変形だった為か、クレオン・ダイブボムでも
ロボットモードのヘルメットをイーグルの頭部に見立てている。
この辺りは少々強引な感は否めないが、
ヘルメットの額部分を鳥の嘴と見做している様で、
鳥の顔に見えなくもない。
トランスフォーム!
ロボットモードでは、ビーストモードの
背中や爪、尾羽を構成する
8個のパーツは取り外す設計。
安易に余剰パーツが多いなどと言うよりは、
合体形態のプレダキングの各パーツを
有効活用しているアイディアの巧さに
注目すべきであろう。
ロボットモード
基本構成は他のクレオンと変わらないが、
ブロックパーツで再現した翼により
ボリュームがあるスタイルが特徴的。
顔、胴体にG1ダイムボムを再現した
プリントが施され、少々分かり難いが、
オレンジ成形色の脚部にもオレンジ色で
膝と脛のディティールがプリントされている。
リア
ウイングは背中ではなく、
両腕に設置されている事で横幅が広く
迫力ある姿を作り出している。
大型のウイングパーツだが
全体のバランスは取れており、
倒れ易いという事は無いので
遊び易さに秀でている。
他のクレオンフィギュアと同じく、首と手首、腰の回転、
肩と股関節のボールジョイントによりポーズ付けが可能。
腕部に設置されたウイングも前後に回転させる事が出来、
任意の方向に向けられるのでポージングの妨げにはならない。
ライフル
G1ダイムボムでは『赤外線スコープ付レーザーライフル』と
設定されていた銃で、G1版に付属するライフルを意識して
シンプルな形状の銃を選んでいる様だ。
G1版には2挺付属していたが、
クレオン・ダイブボムは一つのみ。
プレダコン(アニマトロン)のメンバーは、G1期の頃から
銃と刀という2種類の武器を所有している特徴があった。
これはクレオン版でも再現されており、
ほとんどのクレオン・プレダコンに当て嵌まるが、
ダイブボムのみ刀が付属しなかった。
マイクロチェンジャーコンバイナー・プレダキング セットには
4体のクレオン・プレダコンが同梱されており、
残る5体目のランページは単体販売パックの
マイクロチェンジャーコレクションで発売された。
ランページにも銃と刀の2種類の武器が付属していただけに、
ダイブボムのみ銃が一つ付属という構成は惜しい所である。
クレオン・プレダキング セットには台座を兼ねた赤いブロックが
一つ付属しており、KRE-Oの文字もモールドされている。
ダイブボムはウイングが追加されているが、
フィギュアのみでも自立は問題ない。
しかし台座ブロックのジョイントに設置すれば安定性は抜群になるので、
ディスプレイする際には有用なブロックと言えるだろう。
日本版クレオ トランスフォーマー公式ホームページで公開された
WEBコミックではクレオン・プレダコンが登場するエピソードがあり、
第8話「巨獣合体!でもカワイイ?プレダコン部隊」で主役として活躍を残している。
クレオン・ダイブボムもライフルを構える戦闘体勢が描かれ、
イーグルモードではオートボット基地の壁を
破壊する等の強力さを見せた。
しかしギャグ要素を前面に出したコミックの為、
プレダコン部隊は動物の可愛らしさをアピールして
攻撃し辛くするという作戦が笑いを誘う。
ダイブボムのビーストモードはイーグルではなく
『とりさん』という幼児語に置き換えられ、
鳴き声も雀の如き「ちゅんちゅん」である。
本来のダイブボムのキャラクター性からは離れているが、
面白くアレンジする発想の豊かさは驚くべき物で、流石と言えるだろう。
◆G1ダイムボムとの比較◆
ロボットモード
G1ダイムボムはイーグル頭部の嘴が開いて、
口の中からロボットの顔が覗いているというデザインだ。
クレオン・ダイブボムでもこの特徴がヘルメットの形状で再現されており、
顔とバイザーもG1トイと同じく赤くしている拘りが見て取れる。
胸部のディセプティコンマークやエアインテークの様なモールドも
プリントで再現され、オレンジの腕、黄色の拳、赤い腰パーツ等、
各部の細かなパーツもG1トイに合わせた成形色を採用している。
ビーストモード
変形工程は類似しており、ロボットとイーグルモードの頭部が共通している事、
ロボット腕部はイーグルのボディ側面に収まる事、
ロボット脚部がイーグル脚部に変形する所等、
元々のG1ダイムボムが簡単な変形なのでクレオン版でも再現度は高い。
G1ダイムボムのライフルは2挺付属し両方のウイングに装備するが、
クレオン・ダイブボムは1挺しかないので背中に取り付ける所が異なる面だ。
パーツ構成に制限があるミニフィギュアの
クレオンを、モチーフとしている
G1キャラクターに可能な限り
近付けようとする努力が窺える。
ダイブボムは大型の翼を
ブロックで再現している事に加え、
成形色やプリントだけではなく、変形工程まで
G1ダイムボムに合わせている
優れたマイクロチェンジャーである。
クレオン・マイクロチェンジャーは
発想の豊かさに感心する事が多い。
クレオン専用のパーツのみならず、
既存のクレオ・ブロックも
活用したアイディアにより、
説得力のある姿を構築出来るのは、
ブロックを熟知しているからこそ
成せる技であろう。
クレオンとブロックを組み合わせたスタイルは、
ファンにとっても想像力を刺激する
非常に楽しめる物である。
⇒ ◆参考にならない比較◆
⇒ マイクロチェンジャー コンバイナー プレダコン・レーザークロー
⇒ マイクロチェンジャー コンバイナー プレダコン・ヘッドロック `
⇒ マイクロチェンジャー コンバイナー プレダコン・トロックス `
トランスフォーマー KRE-O
マイクロ チェンジャー コンバイナー
プレダキング
トランスフォーマー パワーオブザプライム
PP-31 プレダキング