ムービー版トランスフォーマーには、
作品毎に核となる強敵の
ディセプティコンが登場している。
第一作目ではメガトロン、
二作目はザ・フォールン、
三作目はショックウェーブ、
そして第四作目となる
『トランスフォーマー ロストエイジ』では
ロックダウンである。
『トランスフォーマー アニメイテッド』
に於いて創造された、
比較的新しいキャラクターの起用は
多くのファンを驚かせたが、
劇中の鬼神の如き暴れ振りは、
更に予想を超えていた。
◆ 名前 : ロックダウン
◆グループ: ディセプティコン
◆ 変形 : ランボルギーニ
アヴェンタドール LP 700-4 クーペ
◆シリーズ: トランスフォーマー ロストエイジ
◆ 発売日: 2014年7月19日
◆ 価格 : 1200円
パッケージ
ビークルモード
ムルシエラゴに変わるフラッグシップ車として、
ランボルギーニ社が
2011年に発表したスーパーカー。
ミッドシップに搭載した
6.5リッター大型V型12気筒エンジンは、
700馬力を発生する。
カーボンファイバー製モノコックボディが
採用されており、車体自体の空力性能や
タイヤのグリップ、ハンドリング等も
向上している。
リア
海外版では車体後部のエンジンフードが
青く塗装されていた為、低年齢向けトイらしさが
表れた「オモチャ」的な配色であった。
日本版は省略している物の、
却ってリアルさが増しており、
カーモデルとして好印象の仕様となっている。
成形色は濃いダークブラウンで、
満遍無くラメが練り込まれている。
ボンネット中央のディセプティコンマークは
タンポ印刷、ヘッドライトは青、
ウィンドーはシルバーに塗装されている。
タイヤは個別に取り付けられており、
車高が低い設計ながらも
転がし走行に問題は無い。
リア部の左側には金属パーツが
埋め込まれている。
これは、ロストエイジシリーズの
大型アイテムである
LA-01 バトルコマンド オプティマスプライム
と連動の際に使用するパーツで、
バトルコマンドオプティマスに
『ライドオン』させる事で、
ライト&サウンドギミックが発動する。
低年齢層をターゲットにした
ロストエイジシリーズのアイテムだが、
造形は非常にリアルに造られており、
アヴェンタドールとして全く破綻していない
カーモードの再現度に驚く。
ビークルモードでも
充分楽しめるトイと言えよう。
トランスフォーム!
特殊な変形機構を有しており、
フロントウィンドーのボタンを押すと、
全身に組み込まれているスプリングの力により、
一瞬でロボットモードに自動変形する。
『ビーストウォーズ』期から登場した
フリップチェンジャーの進化形であり、
遊び易さを第一に考慮して
設計されているアイテムである。
ビークルモードからロボットに
瞬間自動変形を行うTFトイは、
『トランスフォーマー アニメイテッド』の
アクティベイターや、
『ビークール』等が既に存在しているが、
ロストエイジシリーズの注目すべき点は、
ビークルモードへの変形も
ワンステップで行える事だ。
ルーフのパーツを押し込むと、
ボンネットが畳まれ、
ロボットの手足が車体に収納されて
カーモードへの変形が完了する。
熟慮された変形機構を備えている
驚くべきトイである。
ロボットモード
瞬間自動変形が組み込まれた
低年齢向けのトイながらも、
ビークル、ロボットモード共に
ディフォルメされた物ではなく、
非常にリアルな造形だ。
頭身の高さや手足のバランスも良く、
ムービー版TFトイとして納得の出来映え。
リア
車体が展開してロボットに変形する為、
背部にはカーモードの外装が集中している。
後ろ側から見ると、瞬間自動変形によって
どの様に各パーツが移動しているかが
理解出来る。
ロストエイジシリーズの中でも
価格1200円の小型トイは、
海外では『ワンステップチェンジャー』の
カテゴリーに組み込まれている。
低年齢層をターゲットに遊び易さを優先し、
一発変形を最大のポイントとしている為、
可動は意図的に減らされており、
ロックダウンの可動箇所は
両腕の肘のみである。
映画『トランスフォーマー ロストエイジ』の
予告編でも印象的であった、
フルフェイスマスクを被った状態で
立体化されており、
いわゆる「のっぺらぼう」の顔と
「髑髏」を思わせるシルエットにより、
不気味な印象が感じられるデザインである。
フェイスマスクにはトランスフォーマーの
索敵機能が備わっており、
単に顔をガードする為の
防御用のマスクではない。
映画劇中でも素顔とフェイスマスクを
装着した状態とを使い分けており、
マスク顔も非常に印象的であった。
例えムービーアドバンスドシリーズの
AD-26 ロックダウンを所持していたとしても、
マスク装着時の顔で造形されている
ロストエイジシリーズ LA-09 ロックダウンは、
外す事の出来ないアイテムと言えるだろう。
両方揃えたくなる程、劇中のロックダウンは
魅力溢れるTFであった。
ロックダウンはバウンティハンターの
トランスフォーマーだ。
トランスフォーマーを狩る事を
生業としている為、
その戦闘力は群を抜いており、
強力な銃火器や数々の武器を扱う。
又、格闘能力も優れており、
一回り以上も体格差があり、
パワーでは大幅に上回る
オプティマスプライムとも互角に渡り合う程。
この強力なキャラクター性は、
2014年夏季に無料配布された
『オートボット大集合!
トイ&ムービー スペシャルDVD』の
トイジオラマストーリーにも活かされていた。
バトルコマンド オプティマスプライム率いる
オートボットとダイノボットの連合軍を、
ロックダウン一人で相手にしており、
強力無比な戦闘力で
蹴散らしてしまうシーンも見られた。
これは、2014年7月の時点で、
ロストエイジシリーズのディセプティコンは
ロックダウンしか発売されていなかった為
とも受け取れるが、
映画『トランスフォーマー ロストエイジ』
に於けるロックダウンの活躍を考慮して、
強力なキャラクターとしている事は
間違いないだろう。
低年齢層をターゲットにしている
ロストエイジシリーズは、簡単な変形や
遊び易さに秀でたアイテムである。
しかしながら、造形面では
ムービーアドバンスドシリーズと同等の
リアルさを実現しており、ビークル、
ロボットモード共に目を見張る箇所も多い。
殊にロックダウンは、
ムービーアドバンスドシリーズ版とは
全く異なるフルフェイスマスクを装着した
独特な頭部形状という事もあり、
是非ともコレクションに加えたい
アイテムと言えるだろう。
⇒ ◆参考にならない比較◆
⇒ SS-10 ロックダウン
トランスフォーマー
ロストエイジシリーズ
LA09 ロックダウン
はじめまして、グラと申します。いつも楽しく拝見しています。
LAシリーズは、ワンステップの流れるような連動変形や緻密なディティール、ほどよくディフォルメされた造型が心地よく、価格以上の魅力を感じます。実写でもアニメでも変形は一瞬ですから、そのイメージの再現という点でも優れているのではないでしょうか。
ロックダウンは造型が素晴らしいので、可動が少なくても全く気になりません。特に、指先の表情が絶妙ですね。
このシリーズが定着して、過去のアニメや映画のキャラが続々と発売されることを願っています。
LAシリーズは、ワンステップの流れるような連動変形や緻密なディティール、ほどよくディフォルメされた造型が心地よく、価格以上の魅力を感じます。実写でもアニメでも変形は一瞬ですから、そのイメージの再現という点でも優れているのではないでしょうか。
ロックダウンは造型が素晴らしいので、可動が少なくても全く気になりません。特に、指先の表情が絶妙ですね。
このシリーズが定着して、過去のアニメや映画のキャラが続々と発売されることを願っています。
2014/09/09(火) 20:23:49 | URL | グラ | [ 編集 ]
はじめまして、ブログ見て頂きありがとうございます。
ロストエイジシリーズは初見のイメージを覆すほどのクオリティで満足出来るトイですね。
予想以上にリアルな造り込みや計算された自動変形等、見所も多いと思います。
仰る通り、瞬時に変形する所も映画の再現と共に遊び易くて好感が持てます。
ハズブロの方針では、この様な子供でも簡単に扱えるトイラインは
今後も力を入れていく模様なので、LAシリーズの様なトイが増えると嬉しいですね。
ロストエイジシリーズは初見のイメージを覆すほどのクオリティで満足出来るトイですね。
予想以上にリアルな造り込みや計算された自動変形等、見所も多いと思います。
仰る通り、瞬時に変形する所も映画の再現と共に遊び易くて好感が持てます。
ハズブロの方針では、この様な子供でも簡単に扱えるトイラインは
今後も力を入れていく模様なので、LAシリーズの様なトイが増えると嬉しいですね。