◆シリーズ: トランスフォーマー ユナイテッド
◆ 配布日: 2011年3月5日 `
◆ 価格 : 非売品 `
ロボットモード
明確な首は無く、
胸部の前面に頭部が位置している。
異様に長い腕部が特徴的で、
手だけではなく足にも指が
造形されている事からも動物的な印象。
頭部が胸部前面にある事で
猫背の体型となっており、
脚部は膝部分のパーツにより
真っ直ぐ伸ばす事は出来ない為、
中腰の様な体勢となっている。
リア
長い腕部や前傾姿勢のスタイルは
類人猿の様な雰囲気を持ち、
オランウータン、もしくは猿に近い
風変わりなロボットである。
両手はフック状の形状で、
これも猿を思わせる。
一見して異形のロボットモードは
インパクトがあり、非常にデザイン性が
優れており評価出来る。
右腕にはガトリング砲が
備え付けられており、
重火器を装備した猿型ロボットとでも
言うべき姿が面白い。
両手の肘関節は深く曲げる事が可能。
他の可動部分は全てボールジョイントが
使用され、肩、股関節、膝に
組み込まれている。
肩と股関節の受け側には
スリットが入っている為、
大きく開く事も出来、
可動範囲は非常に広くなっている。
キャリバーストの名称は、
G1期の1987年に登場した
ターゲットマスター・スラッグスリンガーの
パートナーであるキャリバースト
から踏襲した物。
スタイルやカラーリングは全く異なるが、
ターゲットマスターマイクロンの名に相応しく、
初代ターゲットマスターの名称を
引き継いでいる所が嬉しい面だ。
ターゲットマスターマイクロンの
配布キャンペーンが実施されたのは、
2010年に日本で展開した
『トランスフォーマー アニメイテッド』が
終了し、実写映画第三作目の
『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』の
トイシリーズが2011年5月以降に
発売されるまでの間の時期である。
TVアニメや映画等、一般層に大々的に
アピール出来る媒体が無い期間は、
G1TFのリメイク版トイシリーズを
展開するパターンが何度も行われている。
この時期のメインシリーズはG1リメイクの
『トランスフォーマー ユナイテッド』であった。
この為、キャリバーストを始めとする
ターゲットマスターマイクロンも
TFユナイテッドのシリーズに
組み込まれている。
ターゲットマスターマイクロン配布キャンペーン第二弾では
『トランスフォーマー ムービープレビューキャンペーン』
と題して、TFダークサイド・ムーンに向けて
“映画第三弾公開決定記念”の名目で
キャンペーンを実施する形を採っていた。
キャンペーンはダークサイド・ムーンの
トイ発売より約二ヶ月早い
2011年3月5日(土)から実施している。
映画の「プレビュー」としているだけに、
既存のTFムービーシリーズの
トイが対象品だった。
キャリバーストはトイザらス限定で
配布されたマイクロンで、
トランスフォーマートイの後述の対象商品を
税込み3000円以上購入すると
プレゼントされたアイテム。
このキャンペーンではトランスフォーマーなら
何でも良い訳ではなく、メーカーが指定した
16種類のトイのみが対象品とされた。
映画作品に関連付けている為、
対象商品は2010年後半に展開した
トイオンリーのムービーシリーズ
『TF オートボットアライアンス』が
指定されており、2011年3月の時点で
メインシリーズであった
『トランスフォーマー ユナイテッド』の
商品は対象外となっていた。
対象商品はオートボットアライアンス シリーズ全14種類に
マスターピース ムービーシリーズの
MPM-02 バンブルビーも加えられている。
ムービーシリーズ以外は対象外としながらも、
マスターピースのMP-9 ロディマスコンボイも
対象品としている辺りは統一感が無い。
配布条件の設定金額は3000円以上購入なので、
近年の他の配布キャンペーンと同等であった。
しかしながら店頭の不良在庫品と
高額商品のみが対象のこのキャンペーンは、
いくら新型の限定マイクロンが貰えるとはいえ、
精神的にハードルが高い
キャンペーンと言わざるを得なかった。
トランスフォーム!
ウェポンモード
ターゲットマスターマイクロンは、
海外で展開したTFの
パワーコアコンバイナーシリーズの2パックに
付属するミニコンが原型となっている。
キャリバーストの基になったTFは、
2パックシリーズWAVE1で登場した
サーチライトに付属する
ミニコンのバックウィンド。
リア
右腕のガトリング砲を
そのままメインの武器としている
ウェポンモードは、ある意味潔い。
反面、武器らしさは希薄であり、
スタイル的には無理矢理な感は否めない。
上方から見ると右腕を上げた
ロボットモードその物だ。
PCCミニコンは極小サイズのTFながら
四段変形する事が特徴の為、
ほとんど見立て変形の様なモードもある。
このキャリバースト型のミニコンは、
大型ロボットが保持する
『ロボットウェポンモード』が
犠牲となっている。
完全な見立て変形である事に加えて
各部位を固定するジョイントも無い為、
武器形態を維持し難く形が崩れ易い。
それでも長い銃身と
先端にガトリング砲のモールドがある事、
大型TFが保持するグリップが
後方に設置されている事により、
辛うじて“銃器”として認識する事は出来る。
後はこのウェポンモードは“銃”なのだと
各人が信じれば良いだけの事だ。
重箱の隅をつつく様な批判的な事を
並べても益は無いのだから、
素直に玩具として楽しむ事が吉である。
2011年3月の時点では
パワーコアコンバイナータイプのTFは
日本未発売であった為、
PCCシリーズに付属するミニコンも
ターゲットマスターマイクロンが初出であった。
更にPCCミニコンとは
全く異なるG1ターゲットマスターを意識した
黒とグレーの配色により、
一層魅力的に映ったのも事実だ。
配布条件に難があろうとも、
それを物ともせず収集の道を突き進む事が
TFファンの在り方なのだ。
◆参考にならない比較◆
⇒ ターゲットマスターマイクロン・スポイルスポート `
⇒ ターゲットマスターマイクロン・フレイカス `
⇒ ターゲットマスターマイクロン・ヘイワイヤー `
⇒ ターゲットマスターマイクロン・リコイル `
⇒ アームズマイクロン・エイムレス `
⇒ アームズマイクロン・ブロウパイプ `
⇒ アームズマイクロン・オートボット ピースマン `
⇒ アームズマイクロン・ベクターオラクル `
⇒ アームズマイクロン・オートボット ピンポインター `
⇒ アームズマイクロン・オートボット ファイアーボルト `
⇒ アームズマイクロン・オートボット ファイアーボルト クリアイエローVer.
⇒ TFユナイテッド 誌上限定 ターゲットマスター スパークス `
⇒ トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ C-108 ナイトスティック `
⇒ トランスフォーマー コレクターズエディション 67 ローラー `
⇒ TFレジェンズ LG-45 ターゲットマスター ファイアーボルト `
⇒ TFレジェンズ LG-46 ターゲットマスター リコイル `
⇒ TFレジェンズ LG-62 ターゲットマスター ポインテック `
⇒ トランスフォーマー ビースト覚醒 バーニングプラズマブラスター `
トランスフォーマー シージ
SG-27 カリバースト
初公開日:2014/1/8(水)