ビークルモード
フロントにはウインチ、ルーフには投光器、
車体後部は荷台になっている
ピックアップトラック型のオフロードカー。
ヘッドライトは水色に、投光器は黄色、ウインドーはグレー、
車体サイドには赤いラインが入り、マイクロンながら
数多くのカラーで塗装されている所が嬉しい仕様だ。
リア
オフロードカーとして凹凸のあるタイヤや、
スペアタイヤを積んでいる造り込みが見事。
スペアタイヤはマイクロンジョイントになっており、
ジョイントを備えた大型TFに合体させる事が出来る。
トルクはカーモードフロントに設置された
ウインチの巻き取りギミックが備わっている。
車体を床面に押し付けて走行させると、
車体底面のローラーが回転し、
連動してフック付きワイヤーが巻き取られる。
ロボットモード
ビークルモードからの変形は
車体リア部を180°回転させるだけという、
至ってシンプルな機構。
ボディに組み込まれたギアによる連動ギミックを
重視したマイクロンである事が窺える。
リア
『トランスフォーマー マイクロン伝説』シリーズの
MM-16 アドベンチャーマイクロンの一体、
ウインチのリカラーアイテム。
2004年の『マイクロンブースターVer.1』で発売され、
独自のブルー主体のカラーリングが特徴。
簡単な変形工程だが、ロボットとして手足に
可動が組み込まれており、膝も曲がる為、
立て膝ポーズも取る事が可能となっている。
足の裏の面積も広い為、接地性も良い。
マイクロンブースターVer.1では全12種類が用意され、
それぞれにアイテムナンバーが割り当てられている。
全て既存アイテムのリカラー版で構成される
マイクロンブースター故に、ナンバリングは
分かり易さの上でも理に適っていた。
その中でもトルクは10のナンバーが与えられており、
続く11はクランチ、12がスポイルという風に
アドベンチャーマイクロン型3体が連番となっている。
ビークルモード
ルーフに機銃を搭載した
戦闘仕様のサンドバギー。
露出した運転席やフレーム、ヘッドライト等、
各部には細かいモールドが施されている。
リア
オレンジ色のバギーと言うと、TFでは
『トランスフォーマー2010』に登場した
G1TFのサンドストームが想起される。
しかしマイクロン・クランチは、
特にG1サンドストームを
意識している訳ではない様だ。
クランチの連動ギミックは、走行させると
車体底面のローラーが回転し、ギアにより
連動して機銃の銃身が前後左右に動くという物。
機銃の向き、前身、後進に拘わらず
連動アクションは有効という、
優れた機構を内蔵している。
クランチの特筆すべき点は、車体両サイドに
砂色でウェザリング塗装が施されている事である。
分かり難いが、フロントバンパーとフェンダーにも
同様にウェザリング塗装を行っている。
マイクロンという極小サイズのシリーズで
サンドバギーとしてのリアル感を出す為に
汚し塗装を採用するとは全く感心する。
ロボットモード
胸部にローラーとギアが露出している事が、
アドベンチャーマイクロン型TFの特徴。
初期のマイクロンは連動ギミックを
備えたタイプも多数登場し、
単に小さいTFという安直な物ではなかった。
リア
クランチはMM-16 アドベンチャーマイクロンの一人、
スパイクをオレンジカラーにリペイントしたTF。
機銃やフレームの白い成形色と相まって、
明るいイメージの配色に纏められている事が分かる。
上記のトルクと同様に肩、股関節、膝が可動する事に加え、
クランチは首の回転も備わっている優れ物のマイクロンだ。
ギアによる連動ギミックを搭載しているだけではなく、
可動面も考慮された設計には好感が持てる。
マイクロンブースターは1個300円という、
当時では最安値のトランスフォーマーであった。
しかし販売形態はブラインドボックス仕様で
中身は選べなかった為、
出費額が大きくなる可能性は高かった。
全身プラスティックのマイクロンは軽く、
重さから各アイテムを割り出す事は不可能である。
安価なアイテムはブライドボックスで
販売するパターンが多く、
数を捌く事で利益を得ようとする
メーカーの思惑が窺える。
ビークルモード
大型のブレードを備えた圧雪車と
呼称される特殊な除雪車に変形。
コックピットのウィンドー、車体後部のエンジン、
履帯やクローラー側面のモールド等、
リアルな造形が秀逸。
リア
クローラー自体には車輪は設置されておらず、
車体中央底面の連動ギミック用のローラーと、
車体本体リアに取り付けられている
車輪によって走行を可能としている。
ビークルモードで走行させると、
ローラーの回転と連動して
除雪機のブレードパーツが開閉し、
車体側面のアームが前後に動く。
アームの基部はボールジョイントで
取り付けられている為、
任意の方向に向きを変える事も出来る。
ロボットモード
ギザギザのクローを両肩に備えた厳めしい体型や
紫色のボディ、赤い目により、デストロン兵士の様な
雰囲気が感じられるマイクロンだ。
但し、この時期のマイクロンは
サイバトロン、デストロンの
どちらの軍団にも属さない設定だった。
リア
MM-16 アドベンチャーマイクロンのメンバー、
ジャンクのリカラー・マイクロン。
トルク、クランチ、スポイルの
3体のボディカラーはバラバラだが、
白と黒の成形色は共通する為、
ある程度の統一感は感じられる配色となっている。
スポイルの可動は肩と股関節に加えて
腰も回転する事が特徴となっている。
足の裏は車体後部のエンジン、ブレード、
キャタピラが位置しており、凹凸のある形状で
膝も曲がらない為、接地性はあまり良くない。
マイクロンブースターは2003年夏に試験的な
Ver.0の8種類が発売されているが、一般販売ではなく
『トランスフォーマーステーション』加盟店での限定発売だった。
マイクロンブースターVer.1はTFステーションだけではなく、
一般玩具店も取り扱った最初のマイクロンブースターとなった。
マイクロンブースターはカラーリングのみ
変更されたアイテムだが、
名前は新規の物が設定されている事から
既出のマイクロンとは別人の新たなTFである。
エクスディメンションズの様に
同名キャラの色変えにせず、
新キャラクターとした事は評価出来る。
しかしながらキャラクター設定は一切無く、
チーム名も与えられなかった事が残念な所だ。
トルク、クランチ、スポイルは
アドベンチャーマイクロンのリカラー版ではあるが
チーム名は無く、そもそも3体がチームを
組んでいるのかさえも設定が無い為不明。
マイクロンブースターは各人の名称は
新たに作られているが、その他の設定は皆無であり、
超ロボット生命体のTFとしては些か寂しい。
マイクロンブースターでキャラクター設定が作られたのは、
2007年発売のマイクロンブースターVer.4のTFのみである。
アドベンチャーマイクロンの通常版ジャンクと
EXD版ウインチ、マイクロンブースターのクランチを
揃えると、赤系統のカラーで構成された
『赤いアドベンチャーマイクロン』が完成する。
マイクロンの数を増員させていく過程で実現する事もあり、
コレクションをする上での醍醐味の一つと言えるだろう。
トルク、クランチ、スポイルはそれぞれ
オフロード車、バギー、除雪車に変形する為、
アウトドアのイメージが強く感じられるマイクロンだ。
元々アドベンチャーマイクロンのリカラーTFだけに、
3体が揃っている事が最も違和感が無い。
マイクロンブースターは単品で販売されたシリーズだが、
3体チームとして揃えたいと願う事は道理であり、
欲するアイテムのコンプリートを目指し
コレクションに勤しむのだ。
⇒ ◆参考にならない比較◆
⇒ マイクロンブースターVer.1 ・マイル ・ホバー ・ソーラー
スポイルのビークルモードはマイクロンと思えないほど細かくて色分けもあり、よく出来ていますよね。
ただ単に数を増やしてもダメだと思ったのか合体したりメッキ仕上げにしたりというなかで、歯車でギミックを動かすというアイディアも面白いですね。
ただリカラー品を無尽蔵に出してしまったのは、コレクションをコンプリートさせようという心を折ってしまったと思います。アームズマイクロンなども含めて「マイクロンは全て持っている!」という人いるのかなぁ。
ただ単に数を増やしてもダメだと思ったのか合体したりメッキ仕上げにしたりというなかで、歯車でギミックを動かすというアイディアも面白いですね。
ただリカラー品を無尽蔵に出してしまったのは、コレクションをコンプリートさせようという心を折ってしまったと思います。アームズマイクロンなども含めて「マイクロンは全て持っている!」という人いるのかなぁ。
マイクロンはミニサイズTFですが、ギミックや造形は
結構拘っていて感心する面も多く、楽しませてくれるTFですね。
ギアの連動アクションは子供受けが良さそうですし、
G1期のマイクロトランスフォーマーと比べると進化したなぁ、と思った物です。
>「マイクロンは全て持っている!」
これはかなり難易度が高いですね、懸賞抽選品は除くとしても
日本未発売品やボットコン等、敷居が高いマイクロンも多いので。
9割方のファンはデストラクションマイクロン・スペースギャラクシーエディションで
心が折れたかと思いますw あれのコンプは難易度ナンバーワンではないかと。
結構拘っていて感心する面も多く、楽しませてくれるTFですね。
ギアの連動アクションは子供受けが良さそうですし、
G1期のマイクロトランスフォーマーと比べると進化したなぁ、と思った物です。
>「マイクロンは全て持っている!」
これはかなり難易度が高いですね、懸賞抽選品は除くとしても
日本未発売品やボットコン等、敷居が高いマイクロンも多いので。
9割方のファンはデストラクションマイクロン・スペースギャラクシーエディションで
心が折れたかと思いますw あれのコンプは難易度ナンバーワンではないかと。