世界的に認知されたトランスフォーマーの
ラインナップも時代と共に変化し、
女性TFのトイも当たり前の様に
製品化される傾向になった事は喜ばしい。
『トランスフォーマー プライム』や
『トランスフォーマー アドベンチャー』では
メインキャラクターに女性型TFを
加えている事に加え、男性TFに引けを取らない
強さと個性を有している事も強調されている。
ストロングアームは体格や名前も
男性TFと同等という特徴を備え、
逞しい女性キャラクターという個性を
前面に出している事が興味深い。
トランスフォーマーは複数のシリーズが
同時進行している事が常となっており、
メインとなる子供向けシリーズの他にも、
大人やマニア向けシリーズや、
新規ファン獲得の為の
一般層を意識したシリーズ等、様々である。
シャープネルは、本来G1リメイクを
中心としたマニア向けシリーズの
『トランスフォーマー レジェンズ』の方が
相応しいキャラクターだが、子供向けシリーズの
『トランスフォーマー アドベンチャー』に
組み込まれているのは、子供のみならず
マニア層もTFアドベンチャーの購買層に
引き込む為の戦略と捉える事が出来る。
しかしコアなTFファンは
シリーズの垣根など問題にしない。
上質なアイテムと判断すれば、
自然と食指は伸びる物なのだ。
既出トイのリカラー版である事に加え、『食玩』という形態で
販売されたアイテムだけに、EZコレクションガムは
スルーすると判断したファンも多かったかもしれない。
しかしその実、EZコレクションガム版の仕様は、
既存のEZコレクションを遥かに上回る優れた物であった。
メタリック仕様というコンセプトの元、
大幅に塗装箇所が増え、コンボイに至っては、
ほぼ全面塗装に近い豪華な仕上がりのアイテムとなった。
恐竜型トランスフォーマー・ダイノボットの
リーダーであるグリムロックは、
恐竜モチーフというだけではなく、
その強力なキャラクター性で人気を博した。
G1グリムロックの個性は
揺るぎ無い物として定着し、
アニメイテッド・グリムロックにも
大部分が受け継がれている。
更にアニメイテッドでは単なる焼き直しではなく、
新たな解釈とアニメイテッドならではの
コミカルなイメージも追加され、
ファンを楽しませてくれた。