避暑地
2018/07/31 Tue
(しんりょうじょ われもひしょちのむらのひと)
昨日の写真の続きです。
時刻はすでに午前6時40分。
待つことかれこれ3時間。
朝焼け富士にはならなかったが、晴れそうな予感。
富士山の写真を撮る人は「雲を撮る」のだと一様に言う。
雲のない晴れた富士山を撮ってもつまらないというのである。
その通りだと、このごろやっと私も実感するようになった。
富士山が全く見えないでは始まらないが。
一朝早起きして朝焼け富士を拝もうなどというのは安直すぎる考えのようだ。
絶景ポイントに行くと、何日も車に寝泊まりしてその場所で朝焼けを待っているカメラマンが大勢いる。
富士山に限らず、佳い写真を授かるにはそういう根気が必須のようである。
夏であれ、冬であれ。
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き /芭蕉
芭蕉の掲句の意味はそれとは少し異なろう。
が、富士山が見えなかったとしても、自然や四季を楽しませてくれるものは他にもいろいろとある。
霧でも、時雨でも。
不運にも眼福を得ることが出来なくても、「面白き」と言える心の余裕を大切にしたい。
今朝も3時半に起きて朝焼け富士を見に行ったが、昨日以上に曇っていて、空振りに終わった。
少しもがっかりはしていない。
それよりも、歯が痛い。
虫歯のようで、熱いもの冷たいものことごとく歯に沁みて痛む。
横須賀に帰った折に行きつけの歯科医院に行こうと思っていたが、行ったら、治療が終わるまで山中湖に帰れなくなるのは辛い。
午後、当地の歯科医院に行って治療してもらった。
また通院してしっかり治してもらうことにする。
…これで、当分は横須賀に帰れなくなるぞ。
(2018年7月31日 山中湖にて)
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