韓国のライキプロジェクトメンバーがJSCPを訪問 │ 調査・研究等 │ 厚生労働大臣指定法人・一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター

調査・研究等

韓国のライキプロジェクトメンバーがJSCPを訪問

2024年2月 5日

2024年1月17()に「韓国いのちの電話」と「サムスン金融ネットワーク」が共同で推進する「ライキプロジェクト(LIKEY Project、以下LP)の方々14名がJSCPを訪問しました。
LPは「青少年の生命尊重」を掲げ、韓国国内の学校で主に中高生の心の健康を守る活動をしています。

LPが開発したプログラム(Help Seeking Behavior Program)はタブレットを使ったグループ学習で、生徒同士の関係性の形成や、お互いに感情を理解する能力の向上、援助希求能力を高めること等を期待して開発されました。生徒たちは、『3段階の助けを求めるプロセス』(自分の感情を認知し 表現し 助けを求める)について、生徒同士でポイントを獲得するといったゲーム的な要素も取り入れながら学習します。

このプログラムのファシリテーターは学生の中から選抜されており、「LIKEY(ライキ)」(Life Key For Friends / Life keeperの略称)と呼ばれています。今回はこの「LIKEY」の中から特にプログラムの拡大に貢献した中高生と、大学生のメンター、スクールカウンセラーなどが日本の子ども・若者向けの自殺対策について学ぶ目的で、JSCPを訪問しました。

JSCP代表理事・清水が日本のこども・若者の自殺の現状や自殺対策について説明し、その後日本と韓国の共通点や相違点について活発に意見交換が行われました。