【#逃げ活 開催レポート】</br>淑徳大学 @千葉第二キャンパス │ 啓発・提言等 │ 厚生労働大臣指定法人・一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター

啓発・提言等

【#逃げ活 開催レポート】
淑徳大学 @千葉第二キャンパス

2024年10月28日

淑徳大学の看護栄養学部(千葉第二キャンパス)で#逃げ活を開催しました。(参照

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開催概要

shukutoku_IMG_0025.jpgのサムネイル画像

開催日時:2024年9月25日(水)~10月8日(火) 

参加人数:9名

参 加 者:大学生(1年生~4年生)

開催方法:9月25日のワークショップ後、10月8日まで掲示

<ワークショップ>

事前告知:あり

所要時間:1時間程度

当日の流れ

1.テーブルに台紙を置き、それを囲むように参加者に座ってもらう

2.ファシリテーターによる趣旨・書き方の説明(5分)

3.ファシリテーターの逃げてよかった体験談と他サンプルを紹介(5分)

4.2つのグループに分かれて参加者主体で自由に書き込み(30分)

5.各グループで書き込み内容について、分かち合う時間(30分)

書き込み内容の紹介(一部)

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#〇〇から逃げたい

「先の見えない将来」
「LINEの返信」
「SNS上の人間関係」
「人への執着」
「国試勉強」

#逃げたいきもちを吐き出そう

「疲れた、ナマケモノのように生きていきたい…。」
「眠たい、レポート作成が嫌、国試勉強が嫌、やることが多い」
「趣味のことですらめんどくさい」
「できない自分に嫌気がさす」

#逃げたいときのやり過ごし方shukutoku_IMG_0045.jpg

「人に話を伝えて聞いてもらう。共感してもらう」
「課題(自己学習も含む)、アルバイト、家事など、考える時間を自分に与えないようにする」
「好きなものを見る、おいしいものを食べる、たくさん寝る」
「嫌なことを文字に起こす」
「何も予定を入れずに好きなことだけをする日を作る」

#逃げてよかった体験談

「逃げている間に自分の力がパワーUPしているから、そのまま逃げても大丈夫!」
「逃げたことで選択肢が広がった」
「逃げることで新しく挑戦することができた」
「理想としていた人生じゃなくても思ったより良かった!」

主催者からのコメント

「参加する前に、話す内容について考えた方がよいのかとか身構えていたけど・・・」

「参加する前は、何を話せばいいんだろうと不安だったが・・・」

普段自分に与えられたことをしなければならないのが当たり前で、「逃げる」ことについてあまり考えたことがなく、書くことを迷っている学生もいました。しかし、他の人の書き込みを読みながら、自分の中で気づいたことを一つ一つ書き始めました。

書き込みの作成後、2つのグループに分かれて書き込みについて分かち合いの時間を設けました。各グループには1年生~4年生の先輩と後輩が混ざって参加しており、初対面の人もいましたが、一人ひとりの話を傾聴して共感してくれる様子が見られました。

「逃げる方法が人によって全然違って新鮮だった」

「共感できるものもあったが、自分では思いつかなかった視点や考え方があって参考にしようと思えるものもあった」

など、参加してよかったという意見が寄せられました。

「逃げることの罪悪感がさらに減った」

「逃げることに前向きになった」

「しんどい時は逃げてもいいんだと思えた」

など、今回の活動を通して逃げることへの考えが変化した方もいました。

「同じ学科の先輩がいたので、より自分の気持ちを出すことができた」

「他の人も同じように悩むことがあるということを知れて、友達などに相談することの大切さが分かった」

「思い切って自己開示をするのも、共感を得られる場合もあり良いと思った」

国家試験や実習など多くの課題に悩んでいる中、自分より先に同じ経験をした先輩や、今同じ経験をしている人と出会い、自分が抱えている悩みなどを一緒に分かち合えることは学生にとってこれから前向きに進んでいける大きな力になるのではないかと思いました。

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また、9月25()のワークショップ開催後、多くの学生たちが参加できるように新たにA0サイズの台紙を用意して、ワークショップで書き込まれた2つの台紙と一緒に10月8日()まで掲示しました。

今回は分かりにくい場所にあり、周知が行き渡らなかった課題もあり、新たに書き込まれた付箋は多くありませんでしたが、ワークショップに参加した学生にとても好評だったので、今度色々な研修などでも取り扱いたいと思っています。

ワークショップに参加した学生たちは、「逃げる」ことについて仲間とともに考える時間を持ちながら、その考え方の変化も見られました。今回の活動を通して学生たちはストレスや困難に追い込まれる前に逃げることの大切さを心から感じていたと思います。

これから「#逃げ活」プロジェクトが拡散され、より多くの学生たちに逃げることの大切さを伝えることができることを期待します。