【福島県】相馬市の移住情報!まちの特徴や暮らしの情報・仕事・子育て環境
この記事では、相馬市への移住を検討している方に向けて、暮らしの特徴や移住支援についてご紹介します。
相馬市は、西に阿武隈の山並み、東に太平洋が望める自然豊かなまちです。東日本型の海洋性気候に属していることから、夏は涼しく、冬は温暖なため、一年を通して過ごしやすい点も魅力。市内には、スーパーやコンビニが点在しているので、便利な暮らしも実現します。
また、東日本大震災の復興ボランティアに来た方が、まちの人々と交流を深め、移住してきたというケースも多い相馬市は、人のあたたかさに触れられる人情深いまちともいえます。
サッカーやソフトボール、パークゴルフなど、スポーツ関係施設が充実していることから、スポーツ好きの移住希望者からも注目を集めているんですよ。
今回は、そうま移住定住総合窓口でコンシェルジュをつとめる斎藤明日香さんにインタビューを行い、まちの魅力や仕事、住まいについてお伺いしました。
相馬市の暮らしの特徴3つ
「相馬市へ移住したい!」と考えている方に向けて、とくにご紹介したいのが下記の3つです。
それではこれらの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴1:田舎過ぎない暮らしが実現!便利な生活環境と交通網がある
▲本土側の原釜(はらがま)地区と砂嘴側の鵜の尾崎地区をつなぐ松川浦大橋
相馬市には、福島県唯一の潟湖で、日本百景にも選定された「松川浦」があります。その松川浦を約7キロにわたって仕切っている大洲海岸沿いは、絶景ドライブができると有名で、県外からも多くの観光客が訪れます。
▲大洲海岸
海だけでなく阿武隈の山並みも見られる相馬市は、暮らしのすぐそばで自然を感じられる環境です。
一方で、東北で唯一の政令指定都市である仙台市まで、常磐自動車道を利用すると約1時間。福島県の県庁所在地である福島市まで、東北中央自動車道を利用すると約1時間でアクセスが可能。また、東北中央自動車道の相馬ICから桑折JCTまでは無料で利用できます。都市部へのアクセスがよく、気軽にお出かけしやすい点も魅力です。
また、相馬駅から常磐線の特急「ひたち」に乗れば、4時間と時間は要しますが、乗り換えなしで東京まで移動が可能。相馬駅から仙台駅まで常磐線を利用し、仙台駅で東北新幹線に乗り換えれば、約3時間で東京までアクセスできます。
市内にはスーパーやホームセンター、ドラッグストアが点在しており買い物環境も充実。内科や外科、小児科、皮膚科などを含む医療機関も点在しているので、生活利便性も十分に保てます。
日常的に自然に触れながらも、生活利便性が高い点や、思い立った時に仙台市や東京など、都会へのアクセスが便利な相馬市では「田舎過ぎない」暮らしが実現するでしょう。
特徴2:海のあるまち!新鮮で美味しい魚介類が手軽に食べられる
相馬市は「海のまち」として知られており、海水浴はもちろん、サーフィンや釣りなど、海のアクティビティが楽しめる点も魅力です。
なんといっても魚介類が新鮮で美味しく、それらが市内の直売所やスーパーなどで安く購入できることが最大のおすすめポイント!
また、近年相馬沖では「福島産天然トラフグ」の漁獲量が大幅に増加していることから、そのトラフグを「福とら」と命名し、相馬市の新たな冬の味覚としてブランド化しています。
サイズが35cm以上ある福とらの食べ方は多種多様です。ふぐ刺しやふぐ鍋のほか、から揚げに寿司、雑炊、さらにヒレ酒としても味わえます。
移住前の下見に訪れた際は、相馬市にある旅館や食事処で、福とらをはじめとする自慢の魚介類をぜひ堪能してください。
移住後は、新鮮で美味しい魚介類で食卓を彩れるので、グルメ通の方にぴったりです。
▲松川浦にある小島のなかで最も小さい「文字島」
特徴3:一年中過ごしやすい気候!夏は涼しく冬はあたたかい
▲カゲスカ海岸
福島県は、会津・中通り・浜通りの3つの地方に区分されています。その中でも相馬市は浜通りに位置しており、太平洋側の気候となります。
海に面しているために、ほかの地方と比べても夏はそれほど気温があがりません。浜風が吹くので、実際の気温よりも体感温度は涼しく感じるでしょう。また、冬は県内で一番あたたかく、雪も少ないです。
相馬市は、1年を通して過ごしやすい気候であるため、極端に寒がりの方や暑がりの方でも、心地よく過ごせる移住地といえます。
相馬市の暮らしに関する情報
▲鵜ノ尾埼灯台
つづいては相馬市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。
気候 | 1月:平均気温:2.2℃ 8月:平均気温:24.2℃ ※参考:気象庁 |
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人口 | 32,905人 (2024年7月1日時点) |
病院 | 一般診療所:21、病院:2、歯科:18 |
学校 | 小学校:9、中学校:4、高等学校:2、専修学校:1 |
交通 | 【バス】 ・生活路線バス ・高速バス ・おでかけミニバス 【電車】 相馬駅 日立木駅 |
交通アクセス | 【電車】 東京駅まで(常磐線+東北新幹線):約3時間 仙台駅まで(常磐線):約1時間 【車】 東京方面まで:約3.5時間 福島市まで:約1時間 仙台市まで:約1時間 |
医療・教育機関も十分にある相馬市は、スポーツ施設が点在している点でも注目を集めています。9コース・81ホールが設置されているパークゴルフ場は東日本最大級の規模を誇っています。
天然芝コートやFIFAツースターやJFA公認の人工芝コートなどを完備する光陽サッカー場のほか、テニスコートやソフトボール場も整備。どの施設も低料金で利用できるため、レジャーとして楽しむ方はもちろん、大会や合宿で利用する団体が県外からも多く訪れます。
スポーツツーリズムを推進している相馬市は、「体を動かすことが大好き」「子どもたちと本格的にスポーツをしたい」という移住希望者にも適しています。
また、1年を通して多彩なイベントを開催中!
▲相馬ふるさとの夏まつり「相馬盆踊り大会」
▲「福節祭」春を呼ぶ豆まき
【子育て】給食費や放課後児童クラブの利用料も無料!市内には遊び場もいっぱい
相馬市は子育て世帯の支援にも力を入れています。0歳から18歳までの医療費が無料であるほか、小学校・中学校の給食費も無料、さらに放課後児童クラブの利用料も無料です。
市内には、公園を含む子育て拠点が点在しており、休みの日に遊びに行く場所にも困りません。とくにおすすめしたい遊び場は、令和2年に復興のシンボルとして整備された「尾浜こども公園」です。
カラフルな大型遊具や芝生広場、フラワーパーク、ジョギングコースのほか、季節にまつわる展示がされています。また、併設している「尾浜交流館」には、子どもたちが雨の日でも身体を動かして遊べるアクティブエリアやキッチンセット、ジオラマテーブル、ベビーエリアなども整備しています。
尾浜こども公園は、小さな子どもから大人まで思い思いの時間が過ごせる市民の憩いの場となっています。
【仕事】市内に働き口多数!起業したい方や新規就農者向けの支援もあり
相馬市には工業団地があり、多くの企業が建ち並んでいます。市内での仕事を大手求人情報サイトで検索したところ、正社員が約300件以上、雇用形態を絞らずに探すと約1,000件以上が見つかりました。車で30分圏内で通えるエリアまで検索範囲を広げると、正社員だけでも約2,000件以上の求人がヒット!(2024年8月時点)
参考:求人情報の一例(相馬市のみ)
参考:求人情報の一例(相馬市から25キロ圏内)
また、アクセスの良さから仙台方面へ通勤している方も多くいるそうです。
相馬市では、起業したい方や農業をやってみたいという方に向けて多彩な支援も実施しています。「移住して新しいことにチャレンジしたい!」と考えている方は、下記URLより相馬市の支援をチェックしてみてください。
公式:おしごと
【住まい】空き家バンク実施中!住宅取得支援事業補助金あり
相馬市の物件を大手住宅情報サイトで検索すると、約800件がヒットしました。(2024年8月時点)※参考:物件情報の一例
また、相馬市では空き家バンク制度も実施しています。スタートしたばかりで登録はまだありませんが、空き家自体はたくさんあるそうなので、古い家をリノベーションしたいという希望をお持ちの方は、随時チェックすることをおすすめします。(2024年8月時点)
公式:空き家バンク
県外からの移住で最大180万円の補助金が交付される
相馬市には、市と県が共同で補助を行っている「住宅取得支援事業補助金」という制度があります。
相馬市の補助基本額が70万円、県の補助基本額が70万円ですが、下記の2つの要件を満たせば最大で180万円の補助金が交付されます。
- 配偶者や18歳未満のお子さんがいる場合
- 相馬市内の事業者にて住宅を建築する場合
要件などの詳細は下記URLをご確認ください。
相馬市へ移住した人のエピソードや口コミ
ここでは、実際に相馬市へ移住した方の口コミをご紹介します。
- 海があって自然豊か
- 夏は涼しく、冬はあたたかくて過ごしやすい
- まちの人たちが面白くてとても魅力的
- 魚や農産物がとてもおいしい
- 海も山も両方あって、景観が良い
- まちの人たちや漁業・農業の生産者たちと出会い、震災で大変な中でも、次のことに目を向けて考えている方が多く尊敬している
相馬市の移住者からは、自然環境の美しさに触れている声や、まちの方たちの人柄に魅力を感じている方が多くいました。
口コミでもあるように、相馬市にはあたたかい方が多いです。一年を通して過ごしやすく、海もとてもきれいなので、まずは一度足を運んでいただけると嬉しいです。相馬野馬追のイベント期間中はとくにまち全体が盛り上がっているのでぜひお越しください。
相馬市の移住に関するお問い合わせ
相馬市への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。
担当課 | そうま移住定住総合窓口(企画政策課内) |
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住所 | 〒976-8601 福島県相馬市中村字北町63-3 |
電話番号 | 0244-32-1337 |
公式サイト | https://www.city.soma.fukushima.jp/shinososhiki/kikakuseisakuka/izyutezyu/13331.html |