京都「おはりばこ」で伝統工芸体験!つまみ細工アクセサリー作りデートプラン

京都市北区にある「おはりばこ」でのつまみ細工作り体験をメインにしたデートプランを紹介します。

おはりばこは、江戸時代から続く伝統的手工芸「つまみ細工」の体験ができる場所です。色や形を自由に選べるため、自分らしい作品を作ることができます。さらに、職人が使用する本格的な生地や糊を使用するため、本物の技を体験できます。

今回は女将の北井さんに、おはりばこでの体験内容やその魅力について、詳しくお話を伺いました。

京都の伝統を感じる「おはりばこ」:改装京町家でのつまみ細工体験

おはりばこの店舗外観

つまみ細工が体験できるおはりばこでは、「離れ」の建物で作品作りを楽しむことができます。

離れは大正時代築の京町家を改装したもので、フローリングに改築されているため、椅子に座って快適に体験ができます。窓からは四季折々の美しい坪庭を眺めることができ、落ち着いた雰囲気の中で創作に没頭できます。

それでは、おはりばこの体験内容について詳しく聞いていきましょう。

編集部

おはりばこでワークショップを始めたきっかけを教えていただけますか?

北井さん

職人としてつまみ細工の楽しみを広めたく、ワークショップをはじめました。

近年はつまみ細工を知っている方も増えてきましたが、まだ体験したことがない方も多いのが現状です。今後も引き続き、この伝統工芸の魅力を多くの方に伝えていきたいと考えています。

ワークショップは、つまみ細工職人や職人から直接研修を受けたスタッフが担当しています。丁寧に指導し、困ったときにはすぐにサポートさせていただきますので、初心者の方も安心して参加いただけます。

おはりばこのつまみ細工体験風景

▲おはりばこの先生は丁寧に教えてくれると評判。安心して頼りながら作品を作ることができます

「おはりばこ」のつまみ細工体験:選べる形と色で自分だけの作品作り

つまみ細工のかんざし

それでは、おはりばこのワークショップについて、より詳しく体験内容をお聞きします。

編集部

おはりばこのワークショップでは、どのようなものが作れますか?

北井さん

当店では、江戸時代に起源を持つ伝統的手工芸「つまみ細工」の体験ワークショップを開催しています。店舗が工房と直結しているため、職人の技法を直接学べるワークショップになっているのが特徴です。

つまみ細工体験では、梅・菊・華の3種類のお花の形、10色の花びら、そしてかんざし・クリップ・バッグチャームの3種類の完成形から選択できます。これらの豊富な選択肢の中からお客様自身が選びながら作品を作ることができるので、世界に一つだけの自分だけのつまみ細工作品を作ることができます。

つまみ細工のクリップ

季節限定カラーで楽しむつまみ細工:毎月変わる2色の特別な花びら

つまみ細工に花芯を載せる様子

編集部

季節によって体験内容に変化はありますか?

北井さん

花びらの色を10色から選んでいただくのですが、毎月そのうち2色が月ごとの限定カラーとして入れ替わります。季節に合わせてご用意していますので、春なら桜を思わせる軽やかで可愛いお色など、その時ならではのお色を楽しんでいただけますよ。

つまみ細工制作の流れ:形・色・土台の選択から完成まで

つまみ細工を作る女性たち

編集部

つまみ細工体験の流れを詳しく教えてください。

北井さん

まずは、お花の形を梅・菊・華の3種類からお選びいただきます。

次に、10色の中からお好みの色を選んでいただきます。ここで悩まれる方が多いのですが、皆さん、悩みながらも楽しんで選んでいらっしゃいます

その後、土台を選びます。かんざし、クリップ、バッグチャームの3種類があり、それぞれに人気があります。

おはりばこで作れるかんざし

いよいよつまみ細工の制作に入ります。布を一枚一枚丁寧に摘んで花の形に組み上げ、2種類の花芯と14種類の下がり(房7色、藤下がり7色)からそれぞれ1つを選んで完成させます。

つまみ細工の花びら

かんざしとクリップをお選びの場合は、京都の銘木である北山杉の飾り台を添えてお渡しいたします。

編集部

つまみ細工を作ったことがない、初めての方でも問題なく参加できますか?

北井さん

はい、もちろんです。20年以上この体験を開催していますが、完成できなかった方は一人もいません。不器用な方や初心者の方も大歓迎です。スタッフが丁寧にサポートいたしますので、どうぞ気軽にご参加ください。

おはりばこの魅力:本格的な体験と四季を感じる離れの空間

着物でつまみ細工を作る女性

編集部

おはりばこならではの良さや魅力について、教えてください。

北井さん

まず、生地や糊など、実際の職人と同じ材料を妥協なく使用しているため、本格的な体験をしていただけることが魅力です。

そして、季節の移り変わりを楽しめる坪庭に面した「離れ」で体験できるのも京都らしさがあり、人気です。離れからは、春には桜、秋には紅葉をご観賞いただけます。

また、おはりばこがある周辺エリアは散策も楽しめるので、着物姿で体験に来られる方も多いんですよ。

カップルで楽しむおはりばこ:相手へのプレゼント作りや写真スポット

ここからは、カップルでの「おはりばこ」の楽しみ方について詳しく聞いていきましょう。

カップルでのプレゼント交換:相手の好みで作るつまみ細工の楽しみ

おはりばこでかんざしをさしてもらう女性

編集部

カップルでおはりばこのワークショップに参加する場合、おすすめの過ごし方を教えてください。

北井さん

カップルの場合、「彼女さんの好きな色で彼氏さんも作品を作り、プレゼントする」という方がいらっしゃいます。器用な男性も多く、細部までこだわって丁寧に作られ、楽しんでいただいています。

また、色によっては男性も楽しめる完成品になります。例えば、ジャケットの襟元につけても素敵な仕上がりになりますよ。

編集部

ワークショップデートの思い出に、写真撮影は可能でしょうか?

北井さん

写真撮影は基本的に自由に行っていただけます。ただし、他のお客様への配慮をお願いしています。

ワークショップが行われる"離れ"は坪庭に面しているので、完成品を持って庭で撮影される方もいらっしゃいます。

また、制作過程で花びらが並んでいる状態ができます。この時に撮影すると可愛らしい写真が撮れるのでおすすめです。

つまみ細工の花びらが並んでいる様子

▲花びらを形づくって並べていく過程。可愛らしく美しいシャッターチャンスです

人気のお土産:職人が作るつまみ細工アクセサリー

おはりばこの店舗内観

編集部

工房の職人さんが作った作品も購入できますか?

北井さん

はい、店内の商品は自由にご購入いただけます。成人式や七五三のお祝い向けのつまみ細工の髪飾りも取り揃えていますが、体験をされる方には特につまみ細工のピアスなどのアクセサリーが人気です。

季節感のあるお花のアクセサリーは繊細な作りで、和装だけでなく洋服にも合わせやすいのが特徴です。

おはりばこ周辺のデートスポット:今宮神社のあぶり餅や大徳寺の石庭

つまみ細工の制作過程

編集部

おはりばこの近くには、カップルで楽しめるような観光スポットやおすすめグルメはありますか?

北井さん

ぜひ訪れていただきたいのが、今宮神社のあぶり餅です。創業1,000年以上の歴史を持つ日本最古のカフェとして知られており、当店から徒歩圏内にあります。

また、有名な金閣寺も近くにありますが、特におすすめなのは目の前にある洛北の名刹・大徳寺です。石庭の静かな空間で非日常の時間を過ごせます。心が落ち着く素晴らしい体験ができるでしょう。

大徳寺では特別公開が不定期に行われていますので、ご来店前にぜひ確認してみてください。

おはりばこからカップルへのメッセージ:日本の美意識に触れる特別な体験

おはりばこのつまみ細工

編集部

おはりばこでデートをしようと考えているカップルやご夫婦へ、メッセージをお願いします。

北井さん

美しいお花が形作られていく瞬間の喜びを、ぜひ体験してください。一度体験すると、ご自宅にある布や和紙などでも作れるようになりますので、日常生活の中でも楽しんでいただけると嬉しいです。

スタッフが丁寧にサポートいたしますので、どうぞお気軽にお越しくださいませ。

編集部

日本の伝統的な美意識に触れられる、素敵なデートになりそうですね。作品が手元に残るので思い出にもなりますし、自宅でも楽しめるのが魅力的です。

本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

利用者の声:おはりばこのつまみ細工体験の評判

おはりばこでのつまみ細工体験のイメージ

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誰ともかぶらない、自分だけの作品ができてうれしい
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教えてくれる方が丁寧で、スムーズに作れた
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色や形を選ぶのが大変だったけど、出来上がりに満足

熟練の職人さんが丁寧に指導してくれたおかげで、初心者でも上手に作品を完成させることができたという声が多く聞かれました。伝統工芸を本格的に学べる機会は貴重なので、職人さんから直接指導を受けられるのは大変魅力的です。

また、色や形の豊富な選択肢についても多くの感想がありました。自分で選んだ組み合わせはもちろん、作る過程で生まれる個性的な癖によっても作品に独特の味わいが出るため、世界に一つだけの作品として強い愛着が湧くようです。

おはりばこの体験情報:料金・予約方法・持ち物

体験料金

おはりばこのつまみ細工体験 1名3,300円(税込)
予約 必要(希望日の前営業日まで)
公式サイト、電話、メールにて予約可能
持ち物 特になし
細かい作業があるため、眼鏡や老眼鏡が必要な方は持参をおすすめします

おはりばこの基本情報:アクセス・営業時間・駐車場

住所 〒603-8215
京都府京都市北区紫野下門前町25
連絡先 075-495-0119
アクセス 市バス「大徳寺」停留所前より徒歩約2分
営業時間・休業日 10:00〜17:00
定休日:水曜日
駐車場 提携駐車場あり(詳細は公式サイトでご確認ください)
持ち物 特になし
公式サイト https://www.oharibako.com/

※最新の情報は公式サイト等でご確認をお願いいたします。
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