むつ市デートスポット5選!恐山・釜臥山展望台など絶景巡りカップルプラン

この記事では、むつ市観光協会事務局長の高野さんにお尋ねした情報を元に作成した、むつ市の“映え”スポットをめぐるデートプランをご紹介します。

むつ市は青森県東北部、自然豊かで「ジオパーク」にも認定された下北半島に位置します。むつ湾や下北半島最高峰の釜臥山などの大自然に恵まれながら、日本三大霊場の恐山や海上自衛隊基地、会津斗南藩史跡といった多彩な名所を有する魅力的なエリアです。

夏には、京都祇園祭の流れを汲むといわれる一大イベント「田名部神社例大祭」が開催されるなど、無形文化財も豊富。自然や歴史に触れるデートをお考えのカップルは、ぜひむつ市を訪れてはいかがでしょうか。

今回は、むつ市において特におすすめしたい“映え”スポットを巡るデートプランを考えました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

むつ市の絶景スポットを巡る1泊2日のデートプラン

今回は、マイカーやレンタカーといった車で巡る1泊2日のコースをご紹介します。

まずは、むつ市を代表する名所である「恐山」からスタート。もし新幹線で青森県外から訪れる場合は、下北駅前でレンタカーを借りて恐山へ向かうとよいでしょう。お腹を満たしてから向かいたい場合は、駅前にある「駅前食堂」の海自カレーがおすすめです。

公式:駅前食堂

恐山を見学したら、車を50分ほど走らせて「奥薬研修景公園レストハウス」へ。薬研温泉で足湯体験をしたり、いかすみラーメンやサーモン丼を味わったりした後は、車で約40分のところにある「ミルク工房ボン・サーブ」でソフトクリームやヤギとの触れ合いを楽しみましょう。

その後は宿へ移動し、18:00頃に「釜臥山展望台」へ移動してむつ市の夜景を堪能します。夕食は、ぜひむつ市内の居酒屋で新鮮な海の幸と地酒を味わいましょう。

2日目は、下北半島の観光地を巡ります。宿泊施設から東通村にある「尻屋崎灯台」へ移動し、本州最北端の絶景を堪能しましょう。

昼食は、大間崎でマグロ丼がおすすめです。時間があれば、日本の秘境百選にも選ばれた白緑色の奇岩群「仏ヶ浦」を見学するのもいいですね。

公式:仏ヶ浦観光遊覧船

それでは、各スポットの魅力について詳しく見ていきましょう。

日本三大霊場「恐山」で神秘的な景色を楽しむ

宇曽利湖の風景

「恐山」は、宇曽利湖を中心にそびえる釜臥山・大尽山・小尽山といった8つの山々の総称です。「比叡山」「高野山」と並ぶ日本三大霊場のひとつであり、地獄や極楽の風景が広がるパワースポットとして多くの参拝者で賑わっています。

記念撮影は、恐山の象徴とされる「太鼓橋」や「山門」の前がおすすめですよ。なお、恐山の敷地内には食事処の「蓮華庵(れんげあん)」があり、散策や撮影後の休憩にぴったりです。

太鼓橋と三途の川その2
▲恐山の入口付近にある「太鼓橋」。下には、俗に言われている”三途の川”が流れています

恐山大祭時の山門
▲荘厳な雰囲気の「山門」もおすすめの撮影スポット。特に夏と秋に行われる大祭時には多くの観光客で賑わいます

男性スタッフのアイコン
高野さん

恐山の開山期間は5/1~11/5まで(※)となっておりますのでご注意ください。気候的に過ごしやすい7月上旬の午前中がおすすめですよ。

(※)令和5年度の場合

恐山周辺の立ち寄りスポット:冷水と食事処なか川

恐山の参拝前後には、ぜひ以下のスポットもあわせて訪れてみてください。

健康・長寿祈願の湧水スポット「冷水(ひやみず)」

むつ市街から恐山へ向かう途中の恐山街道沿いに「冷水」と呼ばれる湧水スポットがあります。かつては”俗界と霊界の境界”といわれ、冷水で手を洗って口をゆすいでから恐山へ入る習わしがありました。

「冷水を飲めば長生きする」「若返る」といった言い伝え(※1)もある人気の場所なので、ぜひデートの記念に訪れてはいかがでしょうか。

※1参考:冷水|社団法人 むつ市観光協会

元祖みそ貝焼きが大人気!「食事処 なか川」

「食事処 なか川」は、むつ市の郷土料理であるみそ貝焼きを味わえる大人気のお店です。ホタテの貝殻を用いて調理・提供される”映え”メニューとなっており、旅の記念にぴったりですよ。

ホタテ料理のバリエーションも豊富なので、海鮮好きなカップルはぜひ立ち寄ってみてください。

食べログ公式:なか川

恐山の訪問ガイド:アクセスと基本情報

住所 〒035-0021
青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
電話番号 0175-22-3825
※電話が繋がるのは開山期間中のみ
最寄り駅
アクセス
JR下北駅から路線バスで約40分
開山期間 5月1日〜11月5日まで(令和5年度の場合)
開山時間 6:00〜17:00(入山受付は16:30まで)
※11月1日~11月5日は9:00〜16:00(入山受付は15:00まで)
公式サイト https://www.mutsu-kanko.jp/miru_01.html

奥薬研修景公園レストハウスで温泉と郷土料理を満喫

奥薬研修景公園の夫婦かっぱの湯モニュメント

「奥薬研修景公園レストハウス」は、奥薬研修景公園内にある総ヒバづくりの建物です。施設内には大畑川の渓谷を一望できる「夫婦かっぱの湯(有料)」があるほか、駐車場には「元祖かっぱの湯」と呼ばれる無料の足湯もあります。

また、レストハウス内にある、むつ産素材をふんだんに使用した料理を味わえるレストランもおすすめです。「いかすみラーメン」と「大畑海峡サーモン丼」が名物なので、ぜひカップルでひとつずつ注文してシェアして味わってはいかがでしょうか。お土産コーナー修景公園内には「夫婦かっぱの湯」があり、大畑川の渓谷を眺めながら入ることができます。

男性スタッフのアイコン
高野さん

撮影スポットとしては、「夫婦かっぱの湯」のモニュメント前が人気です。

奥薬研修景公園レストハウスの訪問ガイド:アクセスと利用情報

住所 〒039-4401
青森県むつ市大畑町赤滝山1-3
電話番号 0175-34-2008
最寄り駅
アクセス
JR下北駅から車で約50分
営業時間 【4月1日~4月30日】9:00~17:00
【5月1日~8月31日】9:00~18:00
【9月1日~10月31日】9:00~17:00
【11月1日~3月31日】10:00~17:00
定休日 ・12月29日~1月3日
・11月~4月末までの毎週火曜日
公式サイト https://oku-yagen.jp/resthouse/

ミルク工房ボン・サーブで絶景と動物との触れ合いを楽しむ

ミルク工房ボン・サーブの外観

「ミルク工房ボン・サーブ」は、下北最大の段丘面として下北ジオパークの見どころのひとつになっている斗南丘にあります。酪農家の有志が出資して設立された工房で、毎朝酪農家から集められた搾りたての生乳が、牛乳やヨーグルトといった乳製品へと加工・販売されています。

工房前の芝生広場からは広々とした斗南丘の景色を一望できるほか、春から秋にはポニーやヤギとの触れ合いも楽しめますよ。ぜひ工房内自慢のソフトクリームを味わいながら、絶景や動物たちに囲まれた癒しのひとときを満喫してくださいね。

ミルク工房ボン・サーブのヤギ
▲広場で飼育されている親子3頭のヤギは、地元の方や観光客のアイドル的存在です

男性スタッフのアイコン
高野さん

ヤギとの触れ合いや、カップルでソフトクリームを食べているところなど、ぜひ楽しいデートの様子を撮影くださいね。

八戸屋で南部せんべいの手焼き体験:カップルの思い出作り

「ミルク工房ボン・サーブ」を訪れる際は、南部せんべい本舗「八戸屋(はちのへや)」にも立ち寄ってみるとよいでしょう。店内では多彩な種類の南部せんべいが販売されているほか、事前に予約しておけば手焼きせんべい体験も楽しめます。

午前中は10:00~12:00、午後は14:00~15:00の2部制で、料金は1枚120円(1グループ10枚から)。むつ市でのデートのお土産にぴったりなので、ぜひカップルでチャレンジしてみてくださいね。

公式:八戸屋

ミルク工房ボン・サーブの訪問ガイド:アクセスと営業情報

住所 〒035-0021
青森県むつ市田名部内田42-606
電話番号 0120-496369
最寄り駅
アクセス
JR下北駅から車で約20分
営業時間 10:00~17:00
定休日 1~3月の毎週火曜日(その他の月は無休)
公式サイト http://www.tonamigaoka-farm.com/

釜臥山展望台から眺めるむつ市の絶景夜景

釜臥山展望台からの夜景

「釜臥山展望台」は、下北半島の最高峰・釜臥山に位置する展望台です。ここから見るむつ市の夜景は日本夜景遺産・日本夜景百選・日本百名月に選ばれており、アゲハ蝶の形をした魅力あふれる光景を堪能できます。

昼のむつ市街地
▲昼間は恐山の宇曾利山湖や北海道も見渡せます

男性スタッフのアイコン
高野さん

カップルでむつ市街の夜景をバックに撮影すれば、きっと心に残る思い出になると思います。

釜臥山展望台の訪問ガイド:利用案内とアクセス情報

住所 〒035-0074
青森県むつ市大平荒川
電話番号 0175-24-4790
最寄り駅
アクセス
JR下北駅から車で約40分
※展望台への道路は街灯がないため、運転には十分な注意が必要(駐車場あり)
営業期間 5月24日~11月3日まで(令和5年度の場合)
※積雪の状況によって変更あり
営業時間 8:30~21:30
公式サイト https://www.mutsu-kanko.jp/miru_02.html#tenboudai

本州最北端の尻屋埼灯台で絶景と寒立馬を楽しむ

尻屋埼灯台の風景

「尻屋埼灯台」は、本州最北端に建つレンガ造りの灯台です。日本の灯台50選にも選ばれた大人気のスポットで、天気の良い日には真っ白な灯台が映える美しい風景を写真に収められます。

灯台周辺の牧草地では寒立馬が放牧されているので、寒立馬と灯台をバックに撮影すると素敵な記念になるでしょう

海峡食堂 善で新鮮な海の幸を堪能:地元漁師のおすすめランチ

尻屋埼灯台を訪れたあとは、ぜひ地元の漁師さんが経営している食事処の「海峡食堂 善」にてランチを楽しんではいかがでしょうか。津軽海峡を一望できる店内では、旬の新鮮な魚貝類をリーズナブルに味わえます

男性スタッフのアイコン
高野さん

ネタが新鮮でボリュームたっぷりの漁師丼がおすすめです!

尻屋埼灯台の訪問ガイド:アクセスと見学情報

住所 〒035-0111
青森県下北郡東通村
電話番号 0175-27-2111(東通村商工観光室)
最寄り駅
アクセス
JR下北駅から車で約40分
営業期間 4月~11月頃
※年度によって異なるため要確認
営業時間 9:00~16:00
※時期によっては15:00まで
公式サイト https://shimokita-geopark.com/area/shiriyazaki/

取材協力:むつ市観光協会(https://www.mutsu-kanko.jp/