彦根市の文化に触れグルメスポットをめぐるおすすめデートプラン|滋賀県

この記事では、滋賀県は彦根市の観光協会で広報を務める清水さんにお伺いした情報をもとに作成した、彦根市いちおしの撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランを紹介します。

江戸時代に彦根藩35万石の城下町として栄えた彦根市には、国宝にもなっている彦根城天守をはじめ、貴重な歴史遺産や伝統的な街並みが数多く残っており、城下町の歴史を見て感じることができる都市です。

彦根市の誇りともいえる街の美しい景観が評価され、彦根城や隣接する名勝・玄宮園は、これまでに何度も映画やドラマの撮影に使われています。彦根城の眼下に広がる城下町エリアでは、食事や買い物ができるので、美しい街並みを散歩しながらゆっくりとお食事を楽しむのも良いでしょう。

彦根市の“映え”スポットをめぐりながら、しっかりと歴史や魅力・美味しいグルメも楽しめるデートコースを考えたので、彦根市を満喫したいカップルはぜひ参考にしてみてください。

彦根市の魅力:雄大な歴史的建造物と景観が望める街

彦根市は、彦根城や琵琶湖など全国的に知名度のある見どころが満載の街。その雄大な景観は、写真で眺めるだけよりも比較にならないほどの感動を与えてくれます。

また、彦根市はアクセスも良好。車でめぐるのも良いですが、今回ご紹介するデートコースは徒歩でもまわれるのがポイントです。せっかく訪れた街ですから、移動中もゆっくりと見てまわると、新たな発見も生まれより会話も盛り上がるかもしれません。

滋賀県彦根市のおすすめスポットを巡るルート

今回は以下のスポットを巡るデートプランをご提案します。散策や映えスポットでの記念撮影、グルメなど、ぜひいろいろと楽しんでみてくださいね。

  1. 「玄宮園」で園内を散策しながら彦根城をバックに写真撮影
  2. 「彦根城」で文化や歴史に触れ、定時登場するひこにゃんのゆる~い動きを楽しむ
  3. 「夢京橋キャッスルロード」で彦根グルメを堪能
  4. 「四番町スクエア」でお土産を選んでカフェでひと休み
  5. 「オーミマリン彦根港」で琵琶湖に沈む夕日を見ながら散歩

彦根市の人気"映え"デートスポット

ここからは、彦根市の“映え”デートスポットをそれぞれの魅力とともに詳しくご紹介します。撮影ポイントや見どころにも触れているので、彦根市を訪れる際はぜひ参考にしてください。

「玄宮園」(げんきゅうえん):前撮りにも使われる映えスポット

「玄宮園」内から彦根城を向いた風景(左)、冬の雪化粧した「玄宮園」(右)▲結婚式の前撮りの撮影スポットとしても人気のスポット。冬の雪化粧した景観も美しい。

彦根市に来たらまず足を運んでいただきたいのが、彦根城に隣接した大名庭園「玄宮園」(げんきゅうえん)です。

園内には池が広がり、水面が鏡のように美しい景観を映し出す様子が見られます。晴れた日の日中もきれいですが、夕刻どきに夕日が水面に映し出される様子は優雅さが増してより映えますよ。

園内最奥部にある「武蔵野」という芝生のエリアからは、園内を一望でき、彦根城をバックに撮影ができるのでおすすめ。「玄宮園」は結婚式の前撮りの撮影スポットとしても多くのカップルから高い評価を得ているようです。

豊かな自然にも恵まれた園内では、新緑から紅葉などどの季節に訪れても美しい景観が拝めます。「玄宮園」は紅葉の名所ともいわれ、見頃を迎える11月下旬には県内外から多くの観光客が訪れるそう。

また、冬は雪化粧した儚くも壮大で美しい姿も見られます。季節ごとに異なる表情が楽しめるのもポイントです。

彦根観光協会・清水さん

「錦秋の玄宮園ライトアップ」では大名庭園らしい趣をより感じられます!

「玄宮園」のすぐそばに乗り場がある「ひこね亀樂車」(人力車)は、彦根城界隈を案内してもらいながら風情ある景色がゆっくりと楽しめるので、より映える撮影スポットに出会えるかも。二人乗りなので、カップルでの利用にもぴったりです。

また、彦根城のお堀をめぐる屋形船もおすすめ。春には満開に咲き誇る桜をゆっくりと船に揺られながら眺めることもできますよ。気になる方は問い合わせてみてくださいね。

玄宮園へのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市金亀町3
電話番号 0749-22-2742(彦根城運営管理センター)
最寄り駅
アクセス
彦根駅より徒歩15分
名神彦根ICより約10分
営業時間 8:30~16:30
定休日 無休
公式サイト https://www.hikoneshi.com/sightseeing/article/genkyuen

「彦根城」:最上階からの絶景は見逃せない!

彦根市の象徴にもなっている「彦根城」は、やはり外せない観光スポット。国宝五城のひとつに数えられる天守は築城当時の姿を残していて、最上階の窓からは彦根市内と琵琶湖が一望できるなど見どころ満載です。

彦根城には、彦根市のご当地キャラクターでおなじみの「ひこにゃん」にも毎日会えるそう。ぜひ登場時間と場所を確認して会いに行ってみてください。

春の桜のシーズン・秋の紅葉シーズンはお堀周辺がライトアップされます。厳粛な雰囲気を持つ彦根城が鮮やかに彩られるデジタルアートも、いつもと違うお城の雰囲気が味わえておすすめです。ぜひゆっくりとカップルで散策してください。

彦根城へのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市金亀町1-1
電話番号 0749-22-2742(彦根城運営管理センター)
最寄り駅
アクセス
彦根駅より徒歩15分
名神彦根ICより約10分
営業時間 8:30~16:30
定休日 無休
公式サイト https://hikonecastle.com/

「夢京橋キャッスルロード」:風情感じる商店街はグルメも堪能できる

彦根市の夢京橋キャッスルロードのようす

彦根城を訪れたあとは「夢京橋キャッスルロード」に向かって歩いてみてください。「夢京橋キャッスルロード」は彦根城から南に伸びる約300mの商店街で、江戸時代の城下町をイメージして白壁と黒格子の町屋風に統一された風情があふれる街並みを楽しめます。

商店街には、彦根藩三十五万石にちなんだ米俵型の最中など名菓がいただける「菓心おおすが 夢京橋店」や日本茶の専門店でもある「政所園 夢京橋店」などといったお土産屋さんも数多く並んでいます。

また、伝統野菜の漬物バイキングが楽しめる「山上茶寮」など飲食ができるお店もあるので、ランチに立ち寄るのにもぴったりですよ。「夢京橋キャッスルロード」に並ぶお店は、火曜定休または夕方までのところが多いそう。訪れる際は営業状況を事前に確認しておくと安心です。

夢京橋キャッスルロードへのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市本町
電話番号
最寄り駅
アクセス
彦根駅より徒歩20分
名神彦根ICより約10分
営業時間 店舗による
定休日 店舗による(火曜定休が多)
公式サイト

「四番町スクエア」:食べ歩きやカフェでひと休み

四番町スクエア

「四番町スクエア」とは、夢京橋キャッスルロードに隣接する商店街エリアで、「大正ロマンあふれるまち」をキャッチコピーにつくられています。

モダンな外観で統一された建物をはじめ、広場に設置されたガス燈や各地に置かれたモニュメント、ひこにゃんの等身大パネルなど、彦根の魅力が伝わる撮影スポットが多く点在しています。

商店街には食材から土産物まで幅広くお買い物ができるお店が揃っているほか、近江牛がいただけるお店やカフェなど食事処も多く立ち並んでいて、ついつい長居したくなっちゃいますよ。

季節ごとにイベントも開催されているようなので、タイミングが合えば参加してみると、より思い出に残るデートになるでしょう。

公式:四番町スクエアのイベント情報

四番町スクエアへのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市本町
電話番号
最寄り駅
アクセス
彦根駅より徒歩20分
名神彦根ICより約10分
営業時間 店舗による
定休日 店舗による
公式サイト https://www.4bancho.com/

「オーミマリン彦根港」:夕暮れ時の絶景は必見

オーミマリン彦根港から出ている遊覧船(左)、彦根港の夕暮れ(右)
▲琵琶湖を遊覧できる「オーミマリン彦根港」夕暮れは特にムードたっぷり。

彦根市の風情ある街並みに触れたあとは、日本一大きな湖「琵琶湖」に訪れてみましょう。「オーミマリン彦根港」から雄大な水景を眺めるのも良いですが、せっかく訪れた際には、遊覧船に乗り琵琶湖に浮かぶ竹生島と多景島へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

本堂が重要文化財に指定されている宝厳寺や都久夫須麻神社(竹生島神社)などをほこり、昔から「神を斎(いつ)く島」として信仰されてきた竹生島。霊夢山見塔寺や誓いの御柱など見どころもあり、眺める方向によって島の表情が違って見える多景島。クルーズ中や島に上陸中も、映える撮影ポイントが多くありますよ。

冬場は風も強く非常に寒いので、訪れるなら春~秋がおすすめ。彦根港は琵琶湖の東側に位置しているので、夕暮れの琵琶湖を綺麗に撮影できます

また、夏に数日限定で開催される、特製弁当やアルコール類・ソフトドリンクの飲み放題が付いた「びわ湖ビアクルーズ」もデートにぴったり。大切なパートナーとともに湖に沈む夕日を眺めながら嗜むビールの味は格別ですよ。

彦根観光協会・清水さん

遊覧船でのクルーズは、時期によって便数が変わりますので、公式サイトから運航状況や時刻表をチェックしてください。乗船予約もおすすめです。

遊覧船での観光を楽しんだあとは、彦根港から3分ほど歩いた場所にある、約1kmにわたる砂浜と松並木が続く「湖岸緑地松原」をゆっくりと散歩するのもおすすめです。

波打ち際を歩きながら眺める水景もとても綺麗で絶好の映えスポットともいえます。

オーミマリン彦根港へのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市松原町3755
電話番号 0749-22-0619
最寄り駅
アクセス
観光船利用者に限り、彦根駅から無料シャトルバス有(予約制)
彦根ICより15分
営業時間 運行スケジュールによる
定休日 運行スケジュールによる
公式サイト https://www.ohmitetudo.co.jp/marine/

彦根市のおすすめグルメスポット

彦根市には近江牛をはじめとした絶品グルメが楽しめる街でもあります。今回は食べ歩きにもぴったりな絶品の甘味処と、近江牛が堪能できるレストランをご紹介します。

「芋処 芋ろう」:旬のメニューが楽しめる甘味処

「芋処 芋ろう」の外観

和スイーツ好きにはぜひ立ち寄っていただきたいのが、夢京橋キャッスルロードにある「芋処 芋ろう」。ぷるんとした白玉と芋餡ソース・小豆・焼き芋・アイスに自家製の蜜ソースが贅沢に絡み合った極みのあんみつなど、和スイーツ好きにはたまらないメニューがずらりと並びます

「お芋スイーツ=秋冬」というイメージをもつ方も少なくないかもしれませんが、「芋処 芋ろう」では「芋屋 黄金かき氷」など、和スイーツを夏仕様にアレンジした絶品メニューも用意されています。

ほかにも、芋ぱふぇや芋けんぴ、焼き芋・芋チップなど、とにかくお芋を味わい尽くせるお店です。お土産品の購入もできるので、夢京橋キャッスルロードに訪れた際はぜひ寄ってみてください。

将軍チップスと大学芋スムージー(左)、芋ぱふぇ(右)
▲芋を大満喫できるスイーツがたくさん。芋ぱふぇにはお店人気のメニューがふんだんに詰まっていて、これ一品で高い満足感が得られます。

「芋処 芋ろう」のメニューの中でカップルに特に人気が高いのは、大学芋スムージーと将軍チップスだそうです!どちらもイートインはもちろん、食べ歩きにもぴったりなのでテイクアウトして街の散策を続けられる方も多いのだとか。

スムージーは、ストローを2本差して2人でシェアもOK!美味しいものを2人でシェアすることで、より会話も弾み距離もぐっと縮まりそうですね。

芋処 芋ろうへのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市本町1丁目7-32
電話番号 050-8885-2884
最寄り駅
アクセス
彦根駅より徒歩20分
名神彦根ICより約10分
営業時間 10:30~18:00
定休日 火曜定休
※季節によって変動あり
公式サイト https://www.instagram.com/imodokoro_imoro/?hl=ja

「ひこにゃんダイニング 近江牛レストラン弥千代姫」:絶品近江牛を堪能できる

より“彦根感のご当地感”を感じられる食事処が、「ひこにゃんダイニング 近江牛レストラン弥千代姫」です。お店の名前のとおり、店内の装飾やカトラリー類・箸袋など、店内のいたるところがひこにゃんの意匠で統一されていてSNS映えもばっちりです。

「ひこにゃんダイニング 近江牛レストラン弥千代姫」店内の様子(左)、ローストビーフプレート(右)
ひこにゃんのオブジェや絵画がずらりと並んだ店内。近江牛の旨みを堪能できる「ローストビーフプレート」がおすすめ

もちろんお食事メニューも充実していて、近江牛を使ったハンバーグや牛すじカレー、ステーキなど彦根のグルメを気軽に堪能できるようになっています

近江牛がさまざまな調理方法で楽しめる「ひこにゃんダイニング 近江牛レストラン弥千代姫」ですが、中でもおすすめなのが、ローストビーフプレートだそうです。

香り高くより食欲をそそるガーリックライスに、品質の高い「認証近江牛」の厚切りローストビーフがふんだんに乗せられた大満足の逸品。

セットにはサラダやスープのほか、お土産でも購入できる「ひこにゃんの牛乳いちごサブレ」もついてきます。食後の優しい甘さのいちごサブレでほっと癒されますよ。

ひこにゃんダイニング 近江牛レストラン弥千代姫へのアクセスと基本情報

住所 滋賀県彦根市本町1丁目7-34
ひこね食賓館1F
電話番号 0749-21-0801
最寄り駅
アクセス
彦根駅より徒歩20分
名神彦根ICより約10分
営業時間 11:00~16:00頃まで
定休日 不定休
公式サイト https://www.instagram.com/hikoyachi0201/

取材協力:彦根観光協会(https://www.hikoneshi.com/