プリアンプはメーカー品から自作まで様々です、自作できる技術をお持ちの方は羨ましい
限りです、私は、そういった事には全く出来ないので、使用した感じや、それに伴い思った
ことを発信しているだけなので、無責任極まりないかもしれませんが、あくまで
一人のエンドユーザーとしての感想と解釈して頂けたら幸いです。
以前のブログにも書きましたがプリアンプに関しては肯定派ですが、その扱いが難しいのも
確かです、私が初めて購入したプリアンプはエリート無線のキットでした、キットといっても
簡易な物なので、初心者でも簡単に作れるし割と安価だったので、それを使ってみました
直下に取り付けると、その効果は絶大で同軸などのロスを埋め無線機のNFを下げてくれます
なのでFMのノイズで聞こえるか聞こえないかの信号がプリアンプを介すとメリット5になります
ただ、付けたら飛びが弱くなりました、明らかに出力が落ちた感じがします、当時使用していた
IC970の1200MHzの出力は10Wでコネクター・同軸・コネクターでアンテナの下で測定すると
8W弱、これがプリアンプを介すと確か6W弱だったかな?、そりゃ余分にロスが増えるから
当然なので当時は、やっぱり余分なものを付けると出力が落ちるんだな~程度でした。
これは直下の送信アンプを入れると、問題なくなります、今販売してるのは、少し高価ですが
コスモウェーブに直下送受信アンプがあります、ただし受注生産品なのでお問い合わせ下さい。
最近、プリアンプロスを色々試したら、使っているリレーで出力が変わるのが、分かりました
ただ、これも高いリレーを使用すれば良いと言う訳だけでは無いようで、全体のバランスによって
変化します、つまり使用リレーや同軸の長さ、同軸の種類で微妙に変化があるようです。
少し話が反れますが昔のCQ誌に特集されていた「鹿嶋スペシャル研究グループ」という
自作プリアンプを作るチームの記事を読んでアンテナから無線機までの位相長の重要性には
感銘を受けました、ただ素人には、測定器など無いので、どうする事も出来なくて、せめてと
アンテナからプリアンプの同軸を幾つか作って相性の良い物を組み合わせて使ってみました
幸いIC9700には内蔵のSWR計があるので、これを参考に再開局後に色々試してみたら
アンテナ⇒同軸⇒プリアンプ⇒同軸⇒無線機、この同軸とプリアンプの組み合わせで
SWRが変わる事があり、最初は作った同軸でSWRが悪い場合、私はカット&トライを
繰り返し測定しました、しかし、これは、妥協を覚えないと泥沼化し丸1日を費やした事もあります
今SWR計で少し高いな~と思った方はアナログなやり方で邪道ですが短い同軸をバイパス
してみて下さい、面倒な方はL型変換コネクターなどでもOKです多少の変化は、あるかも?
ただ悪くなる場合もありますので、ご注意を、ちなみにSWR計内蔵無線機なら、それだけを気に
すれば良いのですが外付けのSWR計を取り付けている方は、その間の同軸の長さも影響して来ます
なので極力、アンテナから、無線機までは出来るだけシンプルな方が良いのでは?と思います。
あと、これを言ってしまうと台無しですが、結局、アンテナからプリアンプまで1番良かったのは
1200MHzのスタックケーブルでした、やっぱりメーカー品は素晴らしい(当たり前か)
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/J/JS3SMT/20250201/20250201120719.jpg)
私が使用しているのは、何のためにあるのか理解に苦しむN-Nの変換コネクターです
写真のN-Nの変換コネクターを入れる事によってSWRが改善しました、入れる前のSWRは
SSB・FM・FT8とも1.3程度でしたが、この変換コネクターを入れたら、かなり改善して
FT8とFM帯ではIC9700のSWR計は動かなくなりましたSSBでも1.1~3位かな?
受信感度に関しては20dB程度のプリアンプを入れていたら、まず問題ありません。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/J/JS3SMT/20250201/20250201120255.jpg)
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/J/JS3SMT/20250201/20250201120233.jpg)
IC9700の取説のSWR測定方法でも問題はありませんでした、未測定ですが、出力側も改善したのか?
無駄に飛んでるようです、まぁ~SWRって1.5程度ならOKなので自己満足なのかもしれませんが
無線機のSWRと家庭内SWRは低いと安心出来ます(笑) 中途半端なマニアックな話でスミマセン。