韓国 けさのニュース(5月17日)
◇リビアで拉致された韓国人 315日ぶりに無事解放
韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は17日、記者会見を開き、昨年7月にリビア南西部で武装勢力に拉致された60代の韓国人が16日午後(日本時間)、315日ぶりに解放されたと発表した。解放された韓国人はアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに滞在しており、18日に帰国する予定だ。健康状態に問題はないという。
◇元法務部次官を逮捕 性的接待受けた容疑など
2013年に建設業者から性的な接待を受け、賄賂を受け取った疑いが持たれている金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官が16日夜、逮捕された。逮捕状を発付したソウル中央地裁は「証拠隠滅や逃亡の恐れなど、拘束する理由が認められる」と説明した。過去の事件の真相究明を行う「法務部検察過去事委員会捜査勧告関連捜査団」は、金容疑者が建設業者から1億3000万ウォン(現在のレートで約1200万円)相当の金品と100回を超える性的接待を受け、事業家から4000万ウォン相当の金品を受け取った容疑で13日に金容疑者の逮捕状を請求していた。
◇全国的に曇り 一部地域で粒子状物質濃度上昇
17日は全国的に曇りとなり、済州道は昼から、全羅南道は夜から雨が降る見通し。粒子用物質(PM)の濃度は京畿道南部、忠清南道で「悪い」(高い)、その他の地域は「良い」(低い)または「普通」と予想される。国立環境科学院によると、ソウル、仁川、世宗、忠清北道では午前中に一時「悪い」レベルに上昇する可能性がある。
◇業績悪化のサムスン電子 R&D投資は増加
サムスン電子の業績が昨年末から急激に悪化したが、研究開発(R&D)投資は過去最高水準まで増加したことが分かった。同社の報告書によると、今年1~3月期のR&D費用は計5兆372億ウォンと集計され、過去最高額だった昨年10~12月期(5兆3173億ウォン)からは多少減少したものの、2四半期連続で5兆ウォンを超えた。この流れが続けば、今年のR&D投資は昨年(18兆6620億ウォン)を上回り、初めて20兆ウォンを突破することになる。
◇北朝鮮のミサイル発射場「周辺で施設復旧の動き」 米サイト
米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は16日(現地時間)、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場で新たな活動は把握されていないが、周辺で施設復旧用と推定される動きがみられると明らかにした。同サイトは3月、撮影された衛星写真を基に、東倉里のミサイル基地「西海衛星発射場」が正常に稼働できる状態に戻ったとみられると伝えており、これを巡って北朝鮮が2回目の米朝首脳会談の決裂以降、米国に対する圧力を強めているとの観測が出ていた。