韓米高官が会談へ 対北朝鮮食糧支援など協議か
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2019.05.08 09:42
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る交渉で韓国首席代表を務める外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表が9~10日にソウルで会談し、北朝鮮の飛翔体発射など朝鮮半島情勢について意見を交換する一方、米朝対話再開に向けた方策を協議する見通しだ。
ビーガン氏は8日午後に韓国入りする予定。韓米はビーガン氏の来韓を機に対北朝鮮制裁問題などを調整する作業部会(ワーキンググループ)も開催する予定だ。作業部会では対北朝鮮支援に関する協議が行われるとみられる。
トランプ米大統領は前日の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で、「韓国が人道的な観点から北朝鮮に食糧を提供することは極めて時宜にかなうもので、肯定的な措置になる」と評価し、北朝鮮への食糧支援を支持する意向を示したため、作業部会での協議結果が注目される。
国連食糧農業機関(FAO)と国連世界食糧計画(WFP)は3日、北朝鮮で行った実地調査の結果を発表し、北朝鮮の食糧事情がここ10年で最も深刻な水準だと報告した。
ビーガン氏は青瓦台(大統領府)を表敬訪問する予定のほか、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官と会談する可能性もある。
hjc@yna.co.kr