ウクライナで大規模サイバー攻撃、通信最大手 空襲警報ダウン
[キーウ 12日 ロイター] - ウクライナ最大の通信事業会社「キーウスター」が12日、大規模なサイバー攻撃を受け、 携帯電話やインターネットのサービスが停止した。
攻撃の規模はロシアによる全面侵攻開始以降で最大と見られ、首都キーウ(キエフ)があるキーウ州の75以上の集落で空襲警報システムが停止するなどの影響が出ている。ただキーウスター関係筋は、ウクライナ軍に影響は及んでいないとしている。
キーウスターはアムステルダム上場の移動通信事業者Veon(VON.AS)傘下にあり、携帯電話サービスの契約件数は2430万件と、ウクライナの人口の半数以上を占める。インターネットサービスの契約件数は110万件超。
キーウスターのオレクサンドル・コマロフ最高経営責任者(CEO)は国営テレビに対し、キーウスターのITインフラが部分的に破壊されたと明らかにし、「戦争はサイバースペースでも起きている」と述べた。今回のサイバー攻撃はロシアとの戦争の結果起きたとの認識を示したものの、背後にいると考えられるロシアの団体について具体的には語らなかった。
ウクライナ保安局(SBU)はロイターに対し、ロシアの治安機関によるサイバー攻撃の可能性も調査対象になっていると明らかにした。
この件に関してロシア外務省から現時点でコメントは得られていない。
ロシアのハッカー集団「キルネット」は、今回のサイバー攻撃を実施したと表明する声明を対話アプリ「テレグラム」に掲載。ただ証拠は示していない。
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