ずっと観たかったんですが、なんとなく観る機会を逃してしまった[SUNNY 強い気持ち・強い愛]
2018年8月に公開された映画なので、もう6年前の作品ですね。
最近実家でもAmazon Prime Videoを契約したので、休みの日には気になっていた映画やドラマをまとめて鑑賞するのがルーティーンになっています。
そしてようやく(?)観ることができた本作。
[SUNNY 強い気持ち・強い愛](予告)
[SUNNY 強い気持ち・強い愛]
監督: 大根仁
脚本: 大根仁
原作: [サニー 永遠の仲間たち]
製作: 川村元気(企画・プロデュース) 市山竜次、馬場千晃
製作総指揮: 山内章弘
出演者: 篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、三浦春馬、リリー・フランキー、板谷由夏
音楽: 小室哲哉
撮影: 阿藤正一、橋本桂二
編集: 大関泰幸
制作会社: 東宝映画、オフィスクレッシェンド、[SUNNY]製作委員会
配給: 東宝
公開: 2018年8月31日
上映時間: 119分
製作国: 日本
YouTubeの予告動画の時点ですでに泣いていたんだけど、本編を観たらやはり号泣。
30代も半ばになると、ますます涙もろくなるんだなぁって実感しましたよ。
まず “愛や絆を取り戻す”とか “昔の想い出が蘇る” とか “大切な人との別れ” とかがテーマの映画やドラマは確実に号泣しますww
そしてこの映画、個人的に泣けるテーマが全部詰まっているのは明らかだったので、観るのにも結構な覚悟が必要でした。
そして観た感想‥
すごく感動した!!
ボキャブラリーが足りなくて申し訳ないんですが、とにかくその一言に尽きる!
あのね、若い人が使う「エモい」って言葉があるじゃん?
マジでそんな感じ。
(映画に影響を受けて当時のギャル風にww)
時代背景と舞台は1990年代後半と2018年の東京で、登場人物はSUNNY=高校の仲良しギャルグループのメンバーたち。
90年代後半と現代が交錯した青春ムービーで、充実した高校時代を過ごしていた彼女たちがある事件をきっかけに疎遠となってしまうも、メンバーの余命宣告を機に20年の時を経て再会、かつての友情を取り戻すという内容。
SUNNYのメンバーたちが輝いていた高校時代の回想シーン
余命わずかな友達の願いを叶えるために奔走する主人公
昔の仲間たちがそれぞれの悩みや苦しみを抱えながら葛藤する現在
ようやく取り戻した絆
ラストシーンのダンス‥
シビアでシリアスなのにポップでキャッチー、悲しく切ないのに明るいコメディータッチな作風、喜怒哀楽のすべてが詰まった青春映画。
「笑おう、あの頃みたいに」というセリフは大人だったら誰でも共感できるはず。
(心の底から笑ったのは10代が最後だったな‥)
本来なら悲しいはずのラストシーンも陰気な雰囲気にはならず、高校時代に踊れなかったダンスを披露して、 “あの頃”の想い出と現在がシンクロする演出には泣かされましたね。
安室奈美恵の大ヒット曲[Don't wanna cry][SWEET 19 BLUES]が劇中に登場していたことを考えると、時代設定は1996年以降だと思うんですが、映画の公開当時(2018年)に “20年前の仲間たち”と明言されていたので1997年〜1998年頃か?
1990年代後半といえば、ちょうどギャル文化が全盛期を迎えつつあった頃。
映画に出てくる登場人物が当時のギャルとしてはちょっとナチュラルすぎる部分も否めないんですが、まさかガングロメイクをそのまま再現するわけにもいかないと思うので、そのあたりは仕方ないかもww
俺自身は2000年代後半に高校を卒業しているのでSUNNYの主人公たちより年下だけど、ヤンキーやギャルが多い学校に通っていたので、当時の派手な雰囲気をすごく懐かしく感じるんですよね。
特に俺は男友達より女友達のほうが多かったから、昔の友達を思い出して「こういう子もいたなぁ」とか、楽しかった高校時代に映画を重ね合わせて感情移入しながら観ることができました。
もちろん俺が知らない女の子同士の友情とか絆があったはずだし、彼女たちだけにしか分からない悩みや秘密もあったと思います。
時にはケンカをして衝突しながらも仲を深めたり、逆に疎遠になってしまったり‥
男子と女子の仲が良い学校だったけど、「女子には男子の知らない悩みがあったんだろうな‥」と映画を観た後に改めて考えさせられました。
なんか1990年代〜2000年代の高校生って、今思い返すと本当に元気でパワフルだった気がする。
見た目も派手だったけど、内面もエネルギッシュで常にみんなポジティブでした。
不思議なくらい自信過剰で、“今日より明日はもっと楽しい” と希望に満ち溢れていた毎日。
当時の高校生は男女問わず茶髪 or 金髪が定番。
月2〜3回のペースで日焼けサロンに通って、ピアスやネックレス、シルバーリング、ブレスレットとかのゴテゴテしたアクセサリーは必須アイテム。
男子は腰パンにチェーン、ソフトモヒカン&襟足が長いヘアスタイル。
女子はミニスカートとルーズソックスにローファー、ロングの巻き髪、ギャルメイク。
携帯はガラケーで、音楽を聴くツールはMDウォークマンからiPodにシフトしていく過渡期だったかな。
2004年頃にガラケーで着うたや着うたフルがダウンロードできるようになったので、ガラケーで音楽を聴いてる人も多かったですね。
その携帯にはプリクラを何枚も貼って、ストラップを大量に付けていたヤンキー&ギャルたち。
放課後には制服のまま、みんなで渋谷へGO!
そして男子よりも女子のほうが強かったww
女子が輝いていて眩しかったから、男子も頑張って背伸びしてたんだよなー
1990年代〜2000年代に高校生だったギャルって、謎の無敵感と最強感が溢れてましたよね。
あの頃の女子高生は最先端の流行を先取りして、ブームを自分たちで作っていたのが同じ高校生として誇らしかった。
今の高校生は優等生って雰囲気で好印象だけど、少し地味なイメージ。
まぁそれも時代の流れで、今の若い子にも長所はたくさんあると思うけど‥
例によって自分語りが長くなってしまいましたww
名作なので、まだ観たことがない人はチェックしてみてください!